THE RAMPAGEが語る、個の力がグルー
プにもたらす可能性 —ー「芯の通っ
たエンターテイメントを貫きたい」

16人のメンバーが名を連ねるLDH随一の大所帯グループTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEが、近年、歌とダンスにとどまらないメンバー各々のマルチさを全面に発揮し、注目を集めている。振付、写真や映像の撮影、グッズのデザインなどグループに関わることだけではなく、ドラマや映画への出演、テレビ番組でのMC、ラジオパーソナリティとしても活躍するなど、彼らのフィールドは広がるばかりだ。グループとしては初めて、今年2月から5月にかけて全国のアリーナを巡るライブツアーを行い、先日ヤンマースタジアム長居で開催された『a-nation 2019』大阪公演では自身史上初のスタジアムでのパフォーマンスを経験。デビューから2年半あまりで早くもLDHの大きな一角を担う存在となったTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。今回のインタビューでは陣、神谷健太、川村壱馬、龍を迎え、最新シングル「WELCOME 2 PARADISE」、10月に控えるシングル「SWAG & PRIDE」とセカンドアルバム『THE RIOT』、そしてメンバー個々の活動について語ってもらった。

——先日、a-nationの大阪公演でTHE RAMPAGEとして初めてスタジアムでパフォーマンスをされましたね。ヤンマースタジアム長居での堂々たるステージ、安定感がありました。

川村 :『a-nation』大阪公演は、30分間のセットリストをどうするかすごく悩みましたよね。
陣 : 初めてのスタジアムでのパフォーマンスだったんですけど、もっと持ち時間があればもっとできることがあるなと考えましたね。どんなステージに立つときも他のアーティストにはないものを発信して、オリジナルのフィールドを作り続けたいという思いが強くなりました。
——そのステージでも披露された最新シングル「WELCOME 2 PARADISE」、ミュージックビデオでは煌びやかにドレスアップした16人が素敵です。
神谷 : 振付をしたヤマショウ(山本彰吾)が、「WELCOME 2 PARADISE」を聴いて「ジャケットを使いたいです」と発案して、衣装がセットアップになったんです。
龍 : ヤマショウさんが衣装はもちろん、ラフな部分と締める部分がある振付や、ステージを左右に大きく使ったり一列に並んで踊る構成まで、ライブ映えするパフォーマンスにしてくれたので、見応えのある曲だと思います。『a-nation』で披露したときも余裕をもってできるなと実感しました。
川村 : この曲はアウターありきの振付なのに、『a-nation』でこの曲をやるまでに衣装のアウターを脱いじゃったメンバーがたくさんいたよね。
陣 : いざサビが来て「タンクトップやけどどうしよう?」ってなってたよね(笑)。
神谷 :「やばい、どこ持つ?」って困ってた(笑)。
—— ははは(笑)。今日は「WELCOME 2 PARADISE」のカップリングについても伺いたいのですが、あと3曲収録されているうち龍さんのお気に入りはありますか?
龍 :「One More Kiss」が好きです。この曲のトラックは音サビがある構成で、アメリカのトレンドに近いものを感じます。海外にはDJでありトラックメーカーという立ち位置の人気アーティストがたくさんいますけど、そういう人たちが作りそうなサウンドですね。この曲の振付は陣さんです。
陣 : 初めてTHE RAMPAGEの曲の振付を一人で作ったのですが、難しかったです。HIROさんとお話しする機会があったときに、「ボーカルは歌ってくれているから、パフォーマーは踊るだけじゃなく振付をすることにもプライドを持って、自分たちで作ったものを踊るからこその説得力を出したいよね」とお言葉をいただきました。「最近振付をしていないけどこれを機に原点回帰して、僕自身に責任を課してグループのパフォーマンスを作ろう」と思って、この曲を任せていただきました。タイトル通りセクシーな曲なので、振付も前面に押し出すというよりは後ろに伸びているようなイメージなんです。特にアウトロの部分にこだわっていて、この曲のパフォーマンスを終えてステージから去ったあとに僕らの残像が残るような、観た人が余韻で楽しめるような振付を心がけました。
—— 歌のサビと音サビがある曲なので、ダンスの見せ場がたくさんありそうですね。『a-nation』で披露された中で印象的だったのが、「WELCOME 2 PARADISE」収録曲で唯一の英詞曲「Nobody」です。
川村 : これまで過去のシングルを英語バージョンで録り直すことはありましたが、最初からすべて英詞のオリジナル曲はこれが初めてです。今後ますます海外を視野に入れた活動をしていこうという意志に基づいた、新たな試みのひとつです。歌詞はセクシーな内容ですが、僕らは普段聴いている音楽もドープなので抵抗なく歌えました。ファンの皆さんにも意外と好評で嬉しいです。
神谷 : ボーカル3人の英語は普段日本語で歌っていると思えないほどの完成度なので、何も違和感がないですね。この曲はLIKIYAさんが振付をしてくださいました。流れるようなダンスがビートとフロウ(歌い回し)によく合います。特にフロウに関しては英語と日本語ではまったく違うんですが、僕がR&Bが好きなのもあるし、自分たちはダンスを習っていた頃から洋楽に合わせて踊る機会が多くて馴染みがあるので、自然に踊ることができました。
陣 : そうですね。僕のダンスはどちらかというとエネルギッシュなほうなのですが、この曲では大きくパワーを発散するというよりは、ぎゅっと凝縮して密度で魅せるような意識で踊っています。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
——「Nobody」のように海外を意識した作品が今後も楽しみですが、メンバーの皆さんが海外の音楽からインスピレーションを受けることはありますか?
神谷 : 韓国のダンスボーカルグループは振付が素晴らしいですし、人数が多くても誰か一人じゃなく全員の顔を目立たせる魅せかたが抜群に上手いと思います。
陣 : 日頃から海外のアーティストを参考にすることが多いのですが、韓国の同世代のアーティストが全米チャートに入っていたりするのは刺激になります。彼らは全員で一糸乱れぬダンスをするのが持ち味だったりしますが、THE RAMPAGEなら一人一人の個性を出しながらまとまったものを見せたいなと考えたり。そういったヒントを活かして国内のイベントに出ると「あのグループは面白いことをしてるな」と言ってもらえることが多いんです。
—— なるほど。早くも次なるシングル「SWAG & PRIDE」のリリースを10月2日(水)に控えていますが、この作品は川村壱馬さんや龍さんなどTHE RAMPAGEのメンバーが多く出演するドラマ『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0』と10月4日(金)公開の映画『HiGH&LOW THE WORST』の劇中歌ですね。
神谷 : そうです。僕もメンバーたちが出ている作品を観ているんですが、日頃素の彼らと接しているのでお芝居を観るとくすぐったく感じることがあります。『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0』の壱馬が演じる花岡楓士雄が病院に祖父を訪ねるシーンで、壱馬がほっとした表情を見せるんですけど、それを観て「おぉ、(芝居を)やってんなぁ!」と思いました(笑)。
川村 : ハハハ(笑)
神谷 : 龍は芝マンという、前田公輝さん演じる轟洋介と常に行動を共にする役どころなんですが、轟の背後から睨みをきかせながら人混みをかき分けて歩いているところを観て、ちょっと笑っちゃいました。でも、たくさんの人の目に触れるような環境で、歌とダンス以外の仕事も第一線で頑張っている彼らは純粋にすごいと思います。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
—— 川村さんは『PRINCE OF LEGEND』シリーズにも出演されましたが、俳優のお仕事とアーティストのお仕事が双方に活かされることはありますか?
川村 : 役者の仕事をしているときは芝居で、アーティストの仕事をしているときはパフォーマンスで得られるものをすべて吸収しようと意識しますが、「双方に活かさなければ」と気負うことはないです。ただ、どちらも僕の中に蓄積されるものなので、歌の感情表現などで不意に「あ、これは芝居の経験が活きているな」と感じることはあります。アリーナツアーをしているときには実感する機会が多くありました。
—— 川村さんと共に『HiGH&LOW THE WORST EPISODE.0』と『HiGH&LOW THE WORST』に出演されている龍さんが、劇中歌“SWAG & PRIDE”の振付を担当されたそうですね。
龍 : そうなんです。初めてTHE RAMPAGEの楽曲の振付をしたんですが、シングルの表題曲で『HiGH&LOW THE WORST』とのタイアップもあるというプレッシャーで、ずっと肩に岩が乗っかっているような感覚でした。家の鏡の前で踊って「疲れた…1回寝よう」という感じで夜な夜な振付を練るんですが、ミュージックビデオの撮影も迫ってきて「間に合わない!」と焦ってしまって。そんなときオフがあったので気持ちをリセットするためにも海に行きました。
川村 : 「生み」の苦しみの最中「海」に行ったんだね(笑)。
龍 : でも海に行く道中もやっぱり頭から離れなかったんです。かなり試行錯誤したのでミュージックビデオでぜひ観てください!
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
—— さらに10月30日(水)にはセカンドアルバム『THE RIOT』のリリースがアナウンスされました。これから制作に入られると思いますが、グループにとってどんな1枚になりそうですか?
川村 : ファーストアルバムを出してからの約1年間にアリーナツアーをはじめとする色んなことがありましたが、あらゆる面をトータルしても自分たちはいい意味で途中段階なので、セカンドアルバムもあくまで通過点のひとつだと思っています。
—— 10月末にアルバムのリリースがあり、少し先ではありますが年を跨ぐと、THE RAMPAGEが所属するLDHが掲げる『LDH PERFECT YEAR 2020』に突入します。たくさんのアーティストがいるLDHで、THE RAMPAGEはどのようなエンターテイメントを魅せていきたいですか?
陣 : 僕ら16人には一人一人にファンの皆さんがいてくださって、それぞれのメンバーに熱狂してくださいますが、メンバー個々の活動や時間の使いかたは最終的にTHE RAMPAGEを勢いづけるためのものであって、グループに所属していてそこに気づけるかどうかはすごく大きいと思います。僕らはデビュー前からグループにどれだけ気持ちをこめられるかを意識していますが、ありがたいことに各々の仕事が増えてメンバーと過ごす時間が以前より少なくなった今だからこそ、改めてその意識を全員で固めておきたい。そうすればTHE RAMPAGEとしてさらにかっこいい楽曲や映像、ライブを作れると思います。
神谷 : 16人という大所帯であることもボーカルが3人いることも、他にない強みだと思うのでそれを活かしつつ、観ている人をワクワクさせるような新しいことに常に挑戦したいです。どれだけ軌道に乗っていても、上辺だけじゃなくしっかりと芯の通ったエンターテイメントを貫くことを見失わないようにしたいです。
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
取材・文=Natsumi.K 撮影=渡邊一生

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