研磨のスイッチがここでオン!永田崇
人が演劇「ハイキュー!!」で好きなシ
ーンBEST3
【1位】〝烏野、復活!″での日向翔陽と孤爪研磨の約束
「ゴミ捨て場の決戦をやろう」「もう一回のない試合」。この言葉が研磨にとっての一番大きなテーマになっていくと思っているんです。なんとなくバレーボールをやっていた研磨のスイッチが入る瞬間というのが、ここですごく感じて。あとは、あの時ステージからはける時に毎公演、すごく寂しい気持ちになったんです。それはお芝居だけじゃない部分で、みんなで戦っていることだったり、公演が楽しいからだと思うんです。〝烏野、復活!″は、それを思い出しますね。
【2位】〝勝者と敗者″での日向翔陽と影山飛雄のフライング
〝勝者と敗者″で日向翔陽と影山飛雄が、普通のフライングではなくゴムに吊られて飛ぶシーンがあって、そのシーンがめちゃくちゃ好きです。終盤でのシーンなのですが、須賀健太と木村達成が必死な顔をしてやっていて。あれはもう、ある意味お芝居じゃないなと感じました。きっとバレーボールの長いラリーはこんな風になるだろうと思うと、舞台もスポーツなんだなと。そんなことを感じて、ずっと記憶に残っています。
【3位】初演の「影山!ここにいるぞ!」
「トスを上げた先に誰もいねぇのは心底怖ぇよ」って影山が言うと、映像で崖が崩れていくんですけど、日向が「影山!ここにいるぞ!」って手を掴んだらその崖が戻って、トスを上げてスパイクをするって言うシーンがあって。あれは映像とお芝居とのリンクがめちゃくちゃカッコ良い。映像で手が出て来るんですけど、それもすごくカッコよくて観ていて心が震えました。こういう表現は演劇「ハイキュー!!」にしか出来ないし、すごく印象的なシーンです。
■演劇「ハイキュー!!」〝東京の陣″への意気込み!
稽古場に来て、烏野高校のみんながいないことが、最初はすごく寂しかったです。あの人たちは、個が強いし、我も強いんですよ。本当に原作の烏野のようなチームで。でも、“烏野がいないんだ”という気持ちがあるからこそまとまっている現場でもあります。これまでは、各高校のまとまりが基本で、そのバチバチがメインだったんですけど、今回に関しては東京の3チームがひとつのチームになって稽古に取り組んでいるという感覚があります。演劇「ハイキュー!!」は、ストレートプレイとかミュージカルというように、演劇「ハイキュー!!」というカテゴリーだと思っていて。何かをなぞったり、真似をするのは簡単ですが、そうではないことに常に挑戦する姿勢を持ったお芝居。だからこそ常に新しいですし、輝ける作品だと思うんです。今回は、そのチャレンジ魂が一番強くて、すごく攻めた舞台になっているので、過去一番カッコいい舞台だと言ってもらえるように頑張ります!
文/えびさわなち
【公演情報】
■大阪公演
<ストーリー>
烏野高校は春高予選を勝ち上がり決勝で白鳥沢学園高校を制し、宮城県代表の座を掴んだ。一方、東京都代表決定戦は、音駒高校、梟谷学園高校、戸美学園高校などが代表枠を懸けて挑もうとしている。烏野と夏の東京合宿で切磋琢磨しあった音駒や梟谷、果たしてどんな戦いになるのか。音駒は春高全国大会へ駒を進め、烏野との念願の「ゴミ捨て場の決戦」を実現できるのか。
バレーボール 排球
燃ゆる東京――。
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