イギー・ポップのお墨付き！インドア
・ペッツが本日デビュー・アルバムを
発売

UKケント出身の4人組パワーポップ・バンド、インドア・ペッツが本日世界デビューを果たした。


高校を中退し、当時地元の工場で働いていたというヴォーカル/ギターのジェイミー・グラス。現実逃避を求めていた彼は、友人でアマチュア・フォトグラファーのオリー・ナンを丸め込み、ほとんど弾けないベース担当に抜擢し、バンド結成へ至った。
「俺が楽曲制作担当になるなら、ルックス担当が必要だって思ったんだ。オリーは性格と外見を買われて選ばれたんだ。音楽的才能ではなくてね」。
続いて古くからの顔なじみロブ・シンプソンにもドラマーとしての白羽の矢が立った。「ロブは学校で俺のことをいじめてた」と話すジェイミーに対してロブは、「お前はいじめられてないよ。いじめられっ子達とつるんでいたんだ。...俺の知り合いによっていじめられていたね」と加えた。
その後ロブが自身の兄ジェームスにギターとプロデュースを依頼した。すると、結成からほんの数週間とは思えないその楽曲のクオリティに驚いたジェームスは、自らバンドメンバーの一員になることを志願したのだという。


物事が大きく動いたのはその頃だ。「YouTubeに犬のケツの画像と一緒に音源をアップしたんだ。そしたらその翌日BBCラジオの"レコード・オブ・ザ・ウィーク"に選ばれてさ！
『ヤバイ、早くあの犬のケツ写真を取り下げろ！』って焦ったよ」とジェームス。さらに彼は続ける。「その2週間後にはヒュー・スティーブンス（BBCの名物DJ）の番組で取り上げられた。オンエアから45分後には当時のマネジャーから『マネジメント契約はしているのか？』って問い合わせがあったんだ。正式なバンドでもなかった状態にだぜ！ 普通のバンドが5年かけてたどり着くようなところに、俺たちは3時間できてしまったようなもんだよ」。
しかし、何もかもが順風満帆とはいかなかった。当時、深く考えずに"ゲット・イントゥ・イット"を略した"ゲット・イヌイット"と名づけていたバンド名が、北米の先住民族イヌイットに対する文化の盗用と非難され、バンドは急遽改名へと追い込まれた。


と、紆余曲折ありながらも、その後＜Wichita Recordings＞と契約した彼らは、本日3月8日（金）に念願のデビュー・アルバム『ビー・コンテント』の発売を迎えた。アルバムのプロデュースはバンドのギタリストであるジェームスとクリストファー・ハリス、ミックスはクラウディウス・ミッテンドーファー（ミューズ、フランツ・フェルディナンド、ウィーザー、アッシュ）が担当。公開されたばかりのメイン・シングル「Mapping The Dandruff」をはじめ、すでにアルバムから4曲が公開となっている。

最新シングル「Mapping The Dandruff」ミュージック・ビデオ

その他、公開済みのミュージック・ビデオ一覧

「Pro Procrastinator」

「Being Strange」

「Hi」

「Teriyaki」

「Barbiturates」

「Mean Heart」

「Cutie Pie, I'm Bloated」

クラウド・ナッシングスやサーカ・ウェーヴスのようなノリの良いインドア・ペッツのサウンドは、あのイギー・ポップも自身がDJを務める英ラジオBBC Radio 6 Musicでも選曲するなど、今年大注目の新人バンド、インドア・ペッツ。是非この機会に彼らをチェックして欲しい！

Be Content by Indoor Pets
インドア・ペッツ「ビー・コンテント」海外発売日：発売中！Wichita Recordings / Hostess Entertainment

»アルバム『Be Content』配信中！