ジョン・フルシアンテ、フリーと仲良
くボクシング観戦

2009年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを脱退して以来、元バンド・メイトと再会した様子はなく、2012年にバンドがロックの殿堂入りした際も式典に出席しなかったジョン・フルシアンテ(G)が、フリー(B)とボクシングの試合を観戦するところが目撃された。
ファンによるFacebookアカウント(Red Hot Chili Family)は、フルシアンテとフリーが笑顔を見せ合う2ショットを投稿した。2人は週末(7月28日)、LAで開かれた試合を観に訪れたそうだ。彼らが公の場に一緒に姿を見せるのは2007年のツアー以来だと言われる。

『Alternative Nation』によると、フルシアンテは昨年末、いつかレッド・ホット・チリ・ペッパーズに戻る日が来るかもしれないとファンに話したそうで、フリーとの再会だけに終わって欲しくないと期待する声も──。
フルシアンテ関連ニュースとして、彼が1度目にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを脱退したとき(1992年)、後を引き継いだデイヴ・ナヴァロは最近、ポッドキャストでフルシアンテとの間に起きたある出来事について明かしていた。

「これ話しても、彼は気にしないだろうって願うよ。何年も前、俺がレッチリにいたとき、リハビリ施設に入っていたジョンから連絡もらったんだ。“ギター持って来てくれないか? ここにはプレイするものがないんだ”って言われた。俺はそのとき、ガンズ・アンド・ローゼズへの加入を考えていて、サンバースト・レスポールを持ってたんだ。俺はガンズ・アンド・ローゼズに加入しないかって誘われてたんだよ。時期が良くなかったんだけどさ。で、俺は施設にギターを持っていき、(ジョンに)“このレスポールを貸してやる”って言ったんだ。以来、そのギターは目にしていない。彼とは音信不通になった」

「それから10年後、ジョンから電話があり、“家に行ってもいいか?”って訊かれた。“もちろん”って答えたよ。で、やって来た彼はギター・ケースを持っていた。ギター・プレイヤーがギターを持ってギター・プレイヤーの家に来るのは別に珍しいことじゃない。彼がケースを開けると、そこにはブラックのレスポールが入ってた。そして、彼はこう言ったんだ。“これ、君にあげたいんだ。君は何年か前、僕にレスポールをくれたからね。僕はあれを売って、ドラッグを買った。ちゃんとしておきたいんだ”って。“ワオ”だよ」

「俺ら、数時間じっくり話した。クールなモーメントだった。そのブラックのレスポールはいまでも俺の家にある。彼が埋め合わせしようとしてくれたことが嬉しいんだ。彼が代わりにくれたレスポールのほうが元々持っていたものより特別に感じる」

Ako Suzuki

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