「薄桜鬼」10周年記念ベストアルバム
発売 ゲーム版の全OP主題歌網羅&ア
ニメ版2作品の楽曲も収録

 テレビアニメ化もされているゲーム「薄桜鬼」シリーズの10周年を記念するベストアルバムが発売された。
 ゲーム「薄桜鬼」シリーズは、幕末を舞台とした伝奇時代劇。父を探すために男装した雪村千鶴が、異形の化け物と戦う新撰組の隊士たちと出会い、自身の出生と新撰組の秘密が交錯する幕末の動乱へと巻き込まれていく。第1作が2008年に発売され、10年からはテレビシリーズやOVA、劇場版など、さまざまな形でアニメ化され、12年にはミュージカル版もスタートしている。
 ベストアルバム「ゲーム『薄桜鬼』 オープニングベスト ~歌響集~」には、吉岡亜衣加とmaoが歌った、ゲーム版の歴代オープニング主題歌全28曲をCD2枚組みで網羅。ボーナストラックとして、10年に放送されたテレビアニメ「薄桜鬼」と「薄桜鬼 碧血録」のオープニング主題歌も収録する。価格は3200円(税抜き)。収録曲とともに、シリーズの歴史を振り返るプロモーションムービーも公開中だ。
 アルバムに収録される全30曲のうち29曲を歌っている吉岡は「最初の『薄桜鬼~新選組奇譚~』での主題歌『はらり』を歌わせていただいた時は、始まりであるオープニング曲で作品の世界観を表現したい気持ちが強く、試行錯誤しながら時間をかけてレコーディングしたことを覚えているのですが、そこから『薄桜鬼』とのご縁が10年も続いていること、こうして長く関わらせていただいていることに、心から感謝の気持ちでいっぱいです」と往時を振り返りながら、10周年の感慨を語った。
 シリーズでは主にエンディング主題歌や挿入歌を歌い、同アルバムには「桜花の如く」が収録されているmaoは「『薄桜鬼』と私の関わりについては、アニメ『薄桜鬼』のエンディング主題歌『君ノ記憶』がはじめての関わりだったと思います。その後もたくさんの曲を歌わせていただきました。昨年、私自身も10周年を迎えさせていただきました。maoを語る上で『薄桜鬼』という作品は欠かせないです」とシリーズへの思いを明かしている。

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