やりたい舞台は『ヒロアカ』! 須賀
健太が2.5Dアンバサダーに就任 オフ
ィシャル番組の初回ゲストに鈴木弘樹
が決定

2.5次元ミュージカル・舞台のプロモーション活動を行う「2.5次元アンバサダー」に決定した須賀健太さんの就任式が行われた。
2.5次元とは、2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称。ミュージカル『テニスの王子様』や『セーラームーン』、『刀剣乱舞』などに代表されるこのジャンルは、多くの年月をかけてたくさんの名作や人気俳優を生み出してきた。
昨年アンバサダーを務めた加藤諒さんに続き、2018年のアンバサダーに決定したのは俳優の須賀健太さん。子役時代のTVドラマ『人にやさしく』を始め数々のTVドラマに出演、そしてハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の日向翔陽役など2.5次元舞台の経験もある実力派人気俳優だ。
4月18日に行われた就任式では、過去の出演作や就任にあたっての意気込みを語った。
2.5Dアンバサダー就任式の挨拶
松田誠、須賀健太
須賀健太(以下、須賀):須賀健太です。このたび2.5Dアンバサダーに就任させていただきました。よろしくお願いします。
ーー就任をお聞きになって、どういうお気持ちでしたか?
須賀:率直に思ったのは「僕でいいのかな?」ということです。前任者はすごく仲が良い加藤諒くんだったので、最初はその縁で呼ばれたんじゃないかなとも思いました。でも僕自身、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』や『NARUTO-ナルト-』という作品で2.5Dに携わらせていただいて、いつのまにか2.5Dとも深い関係になっております。僕や(加藤)諒くんが持っている一般的な部分と2.5Dの架け橋になれるような部分で起用していただけたのかなとも思っております。もともと2.5Dを知っている方にはより深く、そしてまだ知らない方には新しく魅力を知っていただけるような、そんな1年にしたいと思います。
ーーこの1年間のメインビジュアルがこちらになりますが、これはどういったものなんでしょうか。
須賀:僕が2.5Dの博士となって、一緒に2.5Dのことを研究していくというコンセプトです。
ーー衣装は白衣ですよね。
須賀:そうなんですよ! 僕は役でもまだ白衣を着る機会がないんです。今やりたい役1位は医者なんですが、まだ医者の役が来ないんです。なのでここで博士のイメージを1年間つけて、役につなげるという!
ーー着たことがない白衣での撮影は大変でしたか?
須賀:仕草や、全身で撮った時の白衣の長さだとか、見え方が難しかったです。この撮影の前日は緊張してましたね。喜怒哀楽や舞台を見ている感じなど他にも色々写真を撮らせていただいたので、そっちはスムーズに撮影ができました。
須賀健太
ーー2.5D博士が活躍する番組である「What’ s 2.5D」が4/25の2.5Dの日から配信されます。番組について教えてください。
須賀:僕が2.5D博士に扮しまして、気になるゲストをお招きしてお話を伺う「健太ラボ」というコーナーと、公演の近い作品のキャストを呼んで公演情報や役者の素顔に迫っていく「すっぴんキャスト」というコーナーがあります。あとは2.5Dのチケット、公演情報はもちろん、DVDやBlu-rayなど2.5Dに関わる全ての情報をぎゅっと凝縮してお届けしたいと思っております。第一回目の「健太ラボ」のゲストは人気俳優の鈴木拡樹さんで、2.5Dについてお話をたくさん伺いました。「すっぴんキャスト」の方には公演がすぐ近くに迫っている、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”から、僕(日向翔陽役)と影山達也くん(影山飛雄役)と小坂涼太郎くん(月島蛍役)と三浦海里くん(山口忠役)が初回のゲストで登場します。
ーーすでに一回目の収録を終えてますが、初めての番組収録はいかがですか?
須賀:今までMCになったことがあまりなく、普段はゲストで自分の作品のことを伝える立場が多いです。番組では司会の人が持つファイルも持ってます。あれを持つのは結構夢だったんです〜! ゲストからお話を伺うというのがすごく新鮮で、聞きながらも2.5Dの魅力を感じる瞬間がありました。特に鈴木拡樹さんは、2.5Dで長く活躍されている方なので、お話していて発見がたくさんあり、僕自身もすごく有意義な収録でした。
ーー番組の予告編がありますが、こちらを見ていかがですか?
須賀:おしゃれですね! 「すっぴんキャスト」のゲストである『ハイキュー!!』のメンバー3人は普段公演で一緒なので、ちょっとむず痒い感じがありながらの収録だったのを思い出しました。番組配信が始まって皆様からどんな反応をしていただけるのかも楽しみですし、配信があるから今日は25日だ! って広まっていけばいいなって思っています。
須賀「生まれて初めて名詞を持ちました!」

松田誠、須賀健太

ここで、代表理事の松田氏が登場。就任式へ
松田誠(以下、松田):『ハイキュー!! 』ももう3年。『NARUTO-ナルト-』の我愛羅もすごく演技力が必要な役でしたね。メイクがっつりで!
須賀:そうですね~、100公演近くやりましたね。海外もマカオ、マレーシア、シンガポールで公演させていただきました。
松田:2.5フレンズの会員が10万人を突破し、またミュージカル『刀剣乱舞』と『セーラームーン』が初めてパリで公演を行います。海外に向けてもどんどんこれからより多くやっていきたいですし、日本でもまだ未体験の人もいますので。
須賀:2.5Dっていうと、演劇や舞台を普段から見られている方からすると、ちょっと入りづらい印象を持たれがちですが、すごくかっこよさなどを追求している作品でもあります。
松田:2.5Dだからこそできる表現もたくさんあるし。『ハイキュー!!』も大変でしょ? この前「ハイキュー!!展」というものがあって、舞台のセットがそのまま置いてあって、お客さんが乗れるという展示があったんです。僕も乗ってみたんですが、もうびっくりするくらい傾斜が激しくて! 
須賀:意外と乗ってもらわないとわからないんですよね。
松田:でも、あの上で飛んだり踊ったりしていると思うと役者さんは本当にすごいなって。
須賀:絶賛通し稽古中です! 4月28日から公演が始まります。
松田:座長としてカンパニー担いでたりするんですか?
須賀:最初は僕自身もどうやっていいかわからなかったんですが、6作目になると徐々に変わってくるというか。
松田:劇団のようなものだもんね。
須賀:そうですね〜! 2.5Dの中でも『ハイキュー!!』はある種、特殊というか。演劇的な要素もすごく大事にしているので、役者として試される部分が多いです。劇団のような感じはありますね。
松田:この1年間2.5D博士としてやっていただいて、さらにいろんな人に知ってもらって劇場に来てもらえたらと思います。
ーー(記者からの質問)前任は加藤諒さんだったんですが、2.5Dアンバサダー就任について加藤さんとお話をしたりはありましたか?
須賀:具体的に何をするのかっていうところもありますし、「2.5Dの作品見た?」っていう話もしました。結構(加藤)諒くんは個人的に見に行ってたりするみたいです。僕も負けないように見に行かないと! 諒くんは基本的に何言ってるかわからないところもあるので(笑)、見た感想は去年よりしっかり伝えていきたいですね。
ーー(記者からの質問)1年間通してのお役目だと思うんですが、心がけていることは?
須賀:アンバサダーというような、何かを広めていくという役目をやらせていただくことはあまり多くないので、これから知っていくのかなって思っています。2.5D作品に出演させていただいているという強みはすごくあると思っていて、その内側からの視点と、映画やドラマなどの外からの視点も出していけたらと。
松田:映像にもあったけど、生まれて初めて名刺を持ったっていう話があったね。
須賀:名刺を渡すって慣れないですね〜!
松田:でもそうやって広めていってくれるんでしょ?
須賀:はい! 2.5Dの作品の会場で僕を見かけたら、名刺をあげようかなって……。
松田:そんなこと言ったらみんな来て、大変なことになるよ‼︎(笑)
ーー(記者からの質問)松田さんにお聞きします。須賀さんに期待することは?
松田:須賀さんって2.5Dだけをやられているわけではありません。さっき芸歴を聞いてびっくりしました。(いま23歳で)もうすぐ20周年! 芸能の第一線で活躍されていて、テレビやドラマ映画などに出られている方が、あえて2.5Dをやってくださっているという意味ってすごくあるなと思っています。こうして2.5Dをバックアップしてくださるのはとてもありがたいなと思っています。あとはトークですね! めちゃくちゃ回しがうまいです! 番組を見てください! 多分そっちの仕事も来ますよね!
須賀:そこ太字で書いてください!(笑)
ーー(記者からの質問)須賀さんが感じていて、伝えたい2.5次元の魅力とは?
須賀:「原作を大切にしている」ということは間違いないと思います。どうやって舞台上で表現するか、演出するかということをファンの皆さんはもちろん、2.5Dを知らない方でもこんな世界観があるのかって楽しんでもらえると思います。日常とかけ離れた部分が大きいのも2.5Dの魅力ではあると思うのでそこを伝えていきたいです。また、2.5Dという一つのくくりではありますが、世界観は一つひとつの作品で独立してしっかりあるものなので、そういったことも大切にしていければと思います。
ーー(記者からの質問)先ほどお医者さんの役をやりたいと言っておりましたが、2.5D化して演じたい作品などはありますか?
須賀:2つ言ってもいいですか! 『僕のヒーローアカデミア』と『とんかつDJアゲ太郎』、できたら主役やりたいです。ここも太字で書いてください!(笑)
「健太ラボ」のコーナーでゲストが書くボード。今の須賀さんの気持ちは?

須賀さんが書いたのは「夢の場所」
須賀:原作のあるものが非常に多いジャンルなので、元々の原作ファンの皆さんを夢の場所に連れていくということがすごく大きな意味があるでしょうし、出演させていただいている役者としては、その夢の時間をどう過ごしていただけるか日々試行錯誤しながら作っていくのが2.5Dだと思っています。また番組内で鈴木拡樹さんとお話しさせていただいてすごく感じたのが、今は若い役者からすると「2.5Dに出ることも一つの夢」になっているということ。そういった二つの意味を込めて、この言葉をパネルに書きました。

須賀さんが実際にもつ名刺の拡大版! 松田さんにこの名刺を入れるための名刺入れを公開おねだり
素敵な衣装で登場した須賀さん。松田さんに言われて一回転! 貴重な後ろ姿、いただきました
最後は、メインビジュアルと同じポーズ。
取材・文・写真:松本裕美

【須賀健太プロフィール】

10月19日生まれ東京都出身
1999年子役デビュー
第30回日本アカデミー賞 新人俳優賞受賞
第17回日本映画批評家大賞審査員特別演技賞受賞
【舞台】
『鉈切り丸』 『タンブリング FINAL』 ライブスペクタクル『NARUTO-ナルト-』 『七人ぐらいの兵士』 ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』 劇団☆新幹線『髑髏城の七人』Season 月“上弦の月
【ドラマ】
『人に優しく』 『喰いタン』 『学校のカイダン』 『嘘なんてひとつもないの』 『隣の家族は青く見える』
【TV】
ABC「世界の村で発見!こんなところに日本人」レギュラー出演 TOKYO MX・BS11アニメ「俺たちゃ妖怪人間」ベロ役 レギュラー出演
【映画】
『ALWAYS 三丁目の夕日』 『花田少年史』 『釣りキチ三平』 『スイートプールサイド』 『シマウマ』 『獣道』 『ちょっと待て野球部!』(2018年) 『サイモン&タダタカシ』(2018年)

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