フジロック、他のフェスにはない魅力
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フジロックは’’大人の遊び場’’だという認識はもう古い。
近年、ファミリーでの参加が増加傾向にあるフジロックだが、それもそのはず、毎年10万人が来場し、昨年は総来場者数200万人を突破した。20年も経過すれば、開催当初に10代、20代だった人は親になった人もいるだろうし、30代、40代だった人の中には孫が生まれた人もいるだろう。
1997年の初開催以来、フジロックは「自然との共生」をかかげ、「自然エネルギーへの転換」を考えるきっかけを提供していることをご存じだろうか。
フジロックでは、イベントで派生する環境負荷の軽減を試みると共に、未来に向けての様々な環境対策に毎年取り組んでいるのをご存じだろうか。
新潟県、湯沢町、苗場の人々と共に行っているプロジェクト。毎年無料で配布される冊子『フェスエコ』で使用されている「フジロックペーパー」の創出や「ボードウォーク」の整備など、もっと「森を楽しんでいただく」観点からさまざまな企画を検討し、フジロック会場周辺の森林の整備・保全を目指した活動をしている。
2005年から廃油リサイクルによるバイオディーゼル燃料や太陽光などのクリーン・エネルギーを積極的に導入し、「新たなる電力」でフェスティバルのさまざまな歯車を動かしている。ジプシーアヴァロンステージの裏手に位置するNGO VILLAGEでは体験できる多くのことが用意されている。詳しくは下記<NGO VILLAGE>を参照。
巨大なゴミ箱の中にお姉さんやお兄さんが「割り箸はこちらで〜す!」と案内してくれ、それに対してこちらがお礼を言わなければならないのに、なぜか笑顔で「ありがとうございまーす!」と言ってくれるのがフジロック。
iPledgeが中心となり、ボランティアと参加するすべての人々が協力して、ごみの散乱を防止するとともに、ごみを分別し資源にする「イベント内資源循環」を行っている。
国際環境団体「FUTURE FOREST」に参加し、世界各地で植林を行うことでイベントで排出する CO2の相殺への挑戦や、地球温暖化防止を目的として設立された国際環境基金グローバル・クールの立ち上げに参加するなど、グローバルな環境保全活動に参画。このような地球規模の活動だけでなく、私たちをとりまく様々な問題に取り組み、比較的小規模なNGO団体による活動紹介の場「NGO VILLAGE」をアヴァロン・フィールド内にて2000年にスタートした。
撮影=Yasuyuki Kasagi
こうしてみると、他ではやっていない多くの試みはすべて自然との共生に繋がっている。長年に及ぶ活動や最近開始されたもの、いずれもベースには「人に優しく、地球にやさしく」があるようだ。
今週末の7月8日(土)、9日(日)にはプレイベント「FUJI ROCK DAYS」が渋谷で開催されるので、そちらで入手も可能。すべての詳細は、オフィシャルサイト(http://www.fujirockfestival.com)で確認を。
文=早乙女‘dorami’ゆうこ
日時:2017年7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
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