【『J-ROCK EXPLOSION 2012 華麗なる
激情 ―Splendid Violent Emotion V
ol.3―』】D.I.D.、ALSDEAD、COPY L
OVINSON、DIV、カメレオ、DJ ダイノ
ジ、ユナイト、ギルガメッシュ、DCR
ALL STARS(出演順)2012年7月28日
at 恵比寿LIQUIDROOM
新世代バンドをいち早くチェックできるDANGER CRUE主催ライヴイベント『J-ROCK EXPLOSION 2012 華麗なる激情 ―Splendid Violent Emotion Vol.3―』。勝者はオープニングアクトとして同ライヴに参加できるスピンオフ企画“華麗なる登龍門”、オーディエンスの1票により出演順が決定する“ガチンコ投票バトル”とライヴ以外の内容も充実しており、お祭り騒ぎになることは間違いなく、開演前から期待に胸が膨らむ。
そんな中、口火を切ったのはD.I.D.だ。けたたましく鳴り響くギター、重低音を最大限に響かすリズム隊、そして追い打ちをかける連続シャウトで会場を制圧し、狂気を滲ませていった。2番手はALSDEADが登場。噛み付くように荒々しいバンドサウンドではあるものの、儚さや切なさを感じさせるメロディーが印象的で、その相反するものをひとつに重ね合わせていくさまに見入ってしまう。逹瑯率いるCOPY LOVINSONは、aie(Gu/the god and deathstars、highfashionparalyze)、hiro(Gu/te')、Lay(Ba/ex Fatima)、KENZO(Dr/AYABIE)、サカモト教授(Key)の豪華かつ異色なメンバーで吉井和哉のナンバーをカバー。艶やかに歌い上げる逹瑯に寄り添うように丁寧に紡がれていくサウンドが心地良かった。続いては、DIV。“前回から約3カ月経って、成長した自分たちを見てほしい”とさわやかな「夏の行方」ではキャッチーな一面を、『華麗なる激情』恒例のカバーではシドの「アリバイ」で色っぽさを、ラストの「毒彩ギーク」は逞しさを見せつけた。
ライヴも中盤戦へと差し掛かり、カメレオが登場。奇抜な衣装やメイク、コミカルな演出、ポップな楽曲のところどころに散りばめられた毒…今置かれている状況への問題定義や、なかなか言えない本音だったりが胸に突き刺さり、楽しいだけでは終わらせないカメレオワールドに引き込まれていく。
ここでDJ ダイノジが“音楽×笑い”の絶妙なコンビネーションでフロアを踊らせた後、ユナイトの出番である。ライヴハウスツアーを経たおかげか、よりエモーショナルなステージングで厚みのあるバンドサウンドを轟かせた。ステージに立つ意味、音楽への思いを込めて歌われた「U -smeh-」では、その熱演ぶりに感化され、拳を高く突き上げ応戦する観客たちに笑みがこぼれるメンバー。この日もユナイトと観客との絆を深く結び付けるライヴとなった。
いよいよ、得票数125,858票で1位を勝ち取ったギルガメッシュのステージ。貫禄ある面持ちで1曲目「お前に捧げる醜い声」を投下。“力づくで攻めに攻めて攻めまくってやろうと思うんで”と左迅(Vo)の宣言通り、新旧の中から選りすぐりのアッパーチューンを織り交ぜ、さまざまなアプローチでフロアを燃えたぎらせる。もともと技術力の高い楽器隊ではあるが、ライヴ三昧の日々がいっそうタフな演奏へとつながっているのも特筆すべき点だろう。
本編終了後、再びステージに登場したギルガメッシュは、自身のツアー中に行なっている何の曲が入っているか分からない箱から曲を決めるという“サディスティック”な曲決めで「蘭鋳」を引き当てプレイ。そして、今日登場したバンドのヴォーカルを招き入れ「evolution」で盛大に締め括った。
そんな中、口火を切ったのはD.I.D.だ。けたたましく鳴り響くギター、重低音を最大限に響かすリズム隊、そして追い打ちをかける連続シャウトで会場を制圧し、狂気を滲ませていった。2番手はALSDEADが登場。噛み付くように荒々しいバンドサウンドではあるものの、儚さや切なさを感じさせるメロディーが印象的で、その相反するものをひとつに重ね合わせていくさまに見入ってしまう。逹瑯率いるCOPY LOVINSONは、aie(Gu/the god and deathstars、highfashionparalyze)、hiro(Gu/te')、Lay(Ba/ex Fatima)、KENZO(Dr/AYABIE)、サカモト教授(Key)の豪華かつ異色なメンバーで吉井和哉のナンバーをカバー。艶やかに歌い上げる逹瑯に寄り添うように丁寧に紡がれていくサウンドが心地良かった。続いては、DIV。“前回から約3カ月経って、成長した自分たちを見てほしい”とさわやかな「夏の行方」ではキャッチーな一面を、『華麗なる激情』恒例のカバーではシドの「アリバイ」で色っぽさを、ラストの「毒彩ギーク」は逞しさを見せつけた。
ライヴも中盤戦へと差し掛かり、カメレオが登場。奇抜な衣装やメイク、コミカルな演出、ポップな楽曲のところどころに散りばめられた毒…今置かれている状況への問題定義や、なかなか言えない本音だったりが胸に突き刺さり、楽しいだけでは終わらせないカメレオワールドに引き込まれていく。
ここでDJ ダイノジが“音楽×笑い”の絶妙なコンビネーションでフロアを踊らせた後、ユナイトの出番である。ライヴハウスツアーを経たおかげか、よりエモーショナルなステージングで厚みのあるバンドサウンドを轟かせた。ステージに立つ意味、音楽への思いを込めて歌われた「U -smeh-」では、その熱演ぶりに感化され、拳を高く突き上げ応戦する観客たちに笑みがこぼれるメンバー。この日もユナイトと観客との絆を深く結び付けるライヴとなった。
いよいよ、得票数125,858票で1位を勝ち取ったギルガメッシュのステージ。貫禄ある面持ちで1曲目「お前に捧げる醜い声」を投下。“力づくで攻めに攻めて攻めまくってやろうと思うんで”と左迅(Vo)の宣言通り、新旧の中から選りすぐりのアッパーチューンを織り交ぜ、さまざまなアプローチでフロアを燃えたぎらせる。もともと技術力の高い楽器隊ではあるが、ライヴ三昧の日々がいっそうタフな演奏へとつながっているのも特筆すべき点だろう。
本編終了後、再びステージに登場したギルガメッシュは、自身のツアー中に行なっている何の曲が入っているか分からない箱から曲を決めるという“サディスティック”な曲決めで「蘭鋳」を引き当てプレイ。そして、今日登場したバンドのヴォーカルを招き入れ「evolution」で盛大に締め括った。