【Scars Borough】『Stroke Tour』2
010年7月24日 at 渋谷CHELSEA HOTEL
鳴り止まないアンコールに応えての「ベッドスプリング シンフォニー」は、持ち曲全てをプレイしたということで本日2回目の演奏。MTV登場以前のロックが持っていた棘と毒、妖と艶、攻撃性と危険性…を受け継ぐサウンドを存分に味わったはずの観客だったが、そのテンションはさらに上昇し、フロアを大きく揺らした。ツアーファイナルであり、初のワンマンライヴ。1曲目からフルスロットルで飛ばし、客席のテンションを引き上げながらも、“明日は必ずいいことがある、そういう歌を一生懸命に歌ってる”とKyoko(Vo)が語ったように、ステージ上の面々は己の姿勢をメッセージに変えている。“ロック=生き様”というDNAも継承しているのだ。ダブルアンコールを終え、満足気な表情を浮かべるメンバー。もちろん、その表情は場内全体からも見受けられた。