今をときめく若手俳優に夢中♡菅田、
山﨑、福士らが繰り出す絶対に押さえ
ておくべき胸キュン映画シーンBEST1
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【1位】おびキュッ『溺れるナイフ』(小松菜奈、菅田将暉 W主演)

人気キッズモデルの望月夏芽(小松菜奈)は、15歳の夏に浮雲町に引っ越してくる。東京から離れた退屈な町で飽き飽きしていた夏芽は、“神さんの海”で閃光のような同い年の少年・長谷川航一朗(菅田将暉)と出会い、恋をする。本作鑑賞中は、とにかく菅田演じるコウの圧倒的な存在感に、ひたすら息を飲み続けた。卓越した美少年であるコウの行動すべてが女子の憧れに満ちており、胸キュンならぬ始終“胸ギュンギュン”なのである。そんな本作の胸キュンベストシーンが、夏祭りの前の夏芽とコウのやり取りだ。まず、夏芽の浴衣の帯をコウが「んっ」と事もなげに結び直すのがたまらない。その後、世界はふたりのために、よろしくラブラブ感を楽しんでいる流れで、コウが夏芽を物陰に引っ張り込み「見つめ合うっちゅーのはよ(夏芽にキスをする)、こういうことけえの」。トキメキすぎて、思わず眩暈。胸キュンとは何か、が、ここにあった。

【2位】片割れ時『君の名は。』(神木隆之介 主演)

田舎に暮らす宮水三葉(上白石萌音)と東京に暮らす立花瀧(神木隆之介)は、なぜか夢の中で体が入れ替わるという、不思議な体験を重ねていく。それぞれの生活を過ごす中で、どんどんお互いがかけがえのない存在になっていくファンタジックラブストーリー。存在は知っているものの、設定上ふたりが出会うことはほとんどない。けれども、昼と夜の境目、“この世ならざる時間”である夕方=片割れ時に、ついにふたりはお互いを認め合う。夜になるまでのほんのひと時、貴重な時間。瀧が「名前を忘れないために、書いとこうぜ」と三葉の手にマジックで書くひと言が、これ以上ないほどシンプルで、また力強く、それでいて胸をかきむしるような切なさに満ちていて、心底泣けて胸キュンする。

【3位】スマホ取り上げ『オオカミ少女と黒王子』(二階堂ふみ、山﨑賢人 W主演)

彼氏いない歴=年齢だけど、友達の手前彼氏持ちのフリをしている篠原エリカ(二階堂ふみ)と、そんなエリカの嘘に絶対服従を命じて付き合う佐田恭也(山﨑賢人)のラブストーリー。この恭也という男、エリカのことはただのペットでしかないと思っているはずなのに、的確なセリフで付かず離れずの距離を保ってくる、非常に恐ろしい焦らし男なのである。恭也のパシリ状態になっているエリカが淡い恋心を抱く相手、神谷望(鈴木伸之)とスマホでやり取りしていると、それを見つけた恭也がスマホを取り上げ、「オレ以外の男にしっぽ振ってんじゃねーよ。今後一切神谷に関わるな。(デートの約束をしている)日曜も行くな」と吐き捨てる。それは嫉妬…!?それともオレ様がゆえの独占欲…!?あなたは一体何考えているのー!!??とエリカ共々手の平でぐるんぐるん転がされまくり、まんまと恭也の術中にハマりこむ。

【4位】耳カリ『黒崎くんの言いなりになんてならない』(中島健人 主演)

あらゆるセリフや仕草でとろけさせてくる、胸キュン波状攻撃型映画である。冴えない自分からおさらばすべく、転校デビューを果たした赤羽由宇(小松菜奈)が、黒悪魔こと黒崎晴人(中島健人)と、白王子こと白河タクミ(千葉雄大)の間で揺れ動く。基本的に始終トキメける映画なのだが、中でも手先がシビれだすほど胸キュンしたシーンがこちら。みんながいる中で、周りに見つからないようこっそりと由宇の手を繋いでくる白河。すると、雷が鳴って部屋は停電&暗がりに。灯りを探してくると白河が由宇の隣を離れた隙に黒崎が現れ、ふいに由宇を後ろから抱きしめて「シリガル」とささやく。さらに「お前が誰のものかわからせてやるよ」と耳をカリッ。こっそり手繋ぎを見ていた黒崎の、嫉妬が絡んだ欲望赴くままの行動に、ドッキーン!!エロキュン恐るべしである。

【5位】バッティングセンターの大友『溺れるナイフ』(小松菜奈、菅田将暉 W主演)

夏芽(小松菜奈)とコウ(菅田将暉)の、ヒリヒリする関係性には魅せられるが、コウとはまた違った等身大の愛情で夏芽を包み込む、大友勝利(重岡大毅)という男も、本作において欠かせない。落ち込んだ夏芽をバッティングセンターに連れてきた大友は、自分の言葉で夏芽を慰める。徐々に元気を取り戻していく夏芽だが、「ね、大友、私大友を好きにならないよ」とひと言。けれども大友はめげない。「俺、友達でええよ」とすぐに開き直り、なおかつ「明日映画でも行かへんか?」とポカポカした笑顔で夏芽を誘う。突き刺すような鋭い光を持ったコウとは対照的に、太陽のようなほがらかな光で夏芽を照らす大友。気負いのない言葉ひとつひとつにとてつもなく癒され、明日への活力すら湧くという、生ける天使みたいな男なのである。

【6位】「やばい…」『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(福士蒼汰 主演)

20歳の美大生・南山高寿(福士蒼汰)は、電車の中で福寿愛美(小松菜奈)を見かけてひと目ぼれ。勇気を出して声をかけ、ふたりの交流が始まってゆくのだが、そこには意外すぎる秘密があって…。恋をしたときのトキメキ、なんとも言えない照れくささを十分に堪能できる本作の胸キュンポイントは、「やばい…」と高寿がつぶやくシーン。家で映画を観終わった後、エンドロールが流れる中、なんとなくいい雰囲気になるふたり。「やばい…」と切り出した高寿が、さらに「抱きしめ…たい」と直球すぎるつぶやきを繰り出しノックアウト。初めてできた彼女へ、不器用ながらも愛しくてたまらない気持ちをぶつけるこの展開に、思わず悶絶。初恋っていいなと純粋に思え、ささくれだった心がピュア化される、名胸キュンシーンである。

【7位】介抱男子『ちはやふる 上の句』(広瀬すず 主演)

競技かるたに青春を懸ける綾瀬千早(広瀬すず)と、そんな彼女を中心とした高校かるた部を描く青春ストーリー。幼い頃に一緒に競技かるたをしていた仲間のひとり、真島太一(野村周平)は千早と同じかるた部、もうひとり綿谷新(真剣佑)は福井県へと引っ越したまま連絡も途切れていたのだが…。千早はかるたに打ち込みすぎて、試合後は眠ってしまうのがお約束。そんな彼女を介抱する太一の姿に、いじらしさを感じてキュン。大会の後に眠った千早を引きずり出し、ひざ枕をする太一。面倒臭そうに振る舞ってはいるけれど、ふとした瞬間、愛おしそうに千早を見つめる眼差しは、なんとも優しい。その後、新の登場で心揺さぶられる太一の姿にも、またたまらない気持ちにさせられる。

【8位】「前前前世(movie ver.)」『君の名は。』(神木隆之介主演)

2016年を代表する映画のひとつ『君の名は。』は、劇中に流れるRADWIMPSの主題歌も話題に。そんなRADWIMPS「前前前世(movie ver.)」の流れるシーンが8位だ。三葉(上白石萌音)と瀧(神木隆之介)が、どうやら夢の中で入れ替わっているらしいと気付いてから、「前前前世」の曲に合わせてふたりの日常をテンポ良く紡いでゆく。まだ“好き”という感情には目覚めていないかもしれないが、“好き”を意識する前の、何ともいえない高揚感や、相手をちょっと困らせたくなるようないたずら心などがぎゅっと詰め込まれ、キラキラしていて最高に胸が昂ぶる。お互いの顔に「あほ」「バカ」と書いてみたり、相手の行動にチクリと言ってみたり、苦甘いやり取りを観ているだけで胸キュンがどんどん加速する。

【9位】 引き金キス『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』(岩田剛典、高畑充希 W主演)

河野さやか(高畑充希)はある日、自転車置き場でお腹が減って倒れていた謎の青年・日下部樹(岩田剛典)と出会う。それが、不思議な同居生活の始まりで…。同居はしているけれど、彼氏・彼女という関係ではないと思い知ったさやかが、思わず樹に不満をぶちまけてしまう。すると、それまで穏やかだった樹が「引き金引いといて忘れるとか、都合いいこと言うなよ」と声を荒げる。その後さやかが「私はずっと…」と想いを打ち明けると、「引き金2回目」と強引キス…!ああ、たしかに“あとひと押し”の時の引き金の例えは抜群、と冷静に思いながらも、スクリーンに映った恋するふたりのやり取りに、ジリジリとした胸の高鳴りを感じた。

10位 ニコちゃんマーク『青空エール』(土屋太鳳 主演)

野球部の応援がしたいと吹奏楽部に入部した小野つばさ(土屋太鳳)は、甲子園を夢見る野球部員・山田大介(竹内涼真)に淡い恋心を抱いている。吹奏楽部と野球部、きらめきいっぱいの高校生活を描くピュアラブストーリー。登場人物がみんないい人で、高校を卒業しても幸あれ…!という気持ちにさせられる本作。自信がなく、ついつい下を見てしまうつばさに、大介が「小野、ペン貸して」と靴に何かをさらさらと描く。「よし、これで下を見ても大丈夫」と顔を上げた大介が靴に描いていたのは、小さなニコちゃんマーク。爽やかな笑顔とともに、こんなにもピュアで心尽しのなぐさめ方をしてもらったら、つばさならずとも“惚れてまうやろー!”は不可避である。

文/木村桂子

©ジョージ朝倉/講談社 ©2016「溺れるナイフ」製作委員

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