『ナンバーワン ムービー・ヒッツ 1982-2015』

『ナンバーワン ムービー・ヒッツ 1982-2015』

映画女子が選んだNo.1口説き曲は『タ
イタニック』の「マイ・ハート・ウィ
ル・ゴー・オン」(セリーヌ・ディオ
ン)

1980年代から現在に至るまで、日本国内で大ヒットを記録した映画を中心に、主題歌やテーマ曲を厳選収録したコンピレーションCD『ナンバーワン ムービー・ヒッツ 1982-2015』。その発売を記念して、映画好き女子が集まる「トーキョー女子映画部」の部員(総投票数1,619票)を対象に、同CD収録36曲に関するアンケートが実施された。

●映画女子が選んだNo.1映画主題歌・テ
ーマ曲は『ミッション:インポッシブル
』のテーマ!

映画女子たちが選んだNo.1主題歌・テーマ曲は『ミッション:インポッシブル』のテーマに決定。10代~60代全体で62.9%、特に20代と30代の映画女子から高い支持を受け、公開からちょうど10周年となる2016年、幅広い層からの人気があることが分かる結果となった。シリーズ各作品の興行収入は『ミッション:インポッシブル』(1996)が70億円、『M:I-2』(2000)が90億円、『M:I-3』(2006)が50億円、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)が50億円、そして昨年の最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』も50億円を超える大ヒットとなっており、その認知度は絶大。
1位に支持された理由として、「吹奏楽で演奏した思い出の曲。自然とテンションが上がります」(10代)、「導火線の火がジリジリ進んでいく映像が想像できる」(20代)、「これからトム・クルーズが無茶な事をします。という合図になっている」(30代)、「大好すぎて携帯の着信音にしています」(30代)など、映画シーンと密接に結び付きながら映画好き女子の気分も上げてしまうそのリズムやテンポが支持された。

ちなみに2位にはベン・E・キングが歌う名曲「スタンド・バイ・ミー」 (映画『スタンド・バイ・ミー』/1987)で40代の映画女子からNo.1の支持を受けた。今でもリバー・フェニックスが生きていたら、と思わされてしまうスティーブン・キング原作の名作。3位にはディズニーアニメの名作『アラジン』(1993)からピーボ・ブライソン&レジーナ・ベルが歌う「ホール・ニュー・ワールド」が選ばれている。10代の映画女子からNo.1支持を受けたこの映画は当時40億円を超える大ヒットを記録している。全体の順位は以下の通り。
1位:ミッション:インポッシブルのテーマ/マイケル・ジアッキー二 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)
2位:スタンド・バイ・ミー/ベン・E・キング『スタンド・バイ・ミー』(1987)
3位:ホール・ニュー・ワールド/ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル 『アラジン』(1993)
4位:マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン/セリーヌ・ディオン 『タイタニック』(1997)
5位:オールウェイズ・ラヴ・ユー/ホイットニー・ヒューストン 『ボディガード』(1992)
6位:レット・イット・ゴー(エンド・ソング) /デミ・ロヴァート 『アナと雪の女王』(2014)
7位:オー、プリティ・ウーマン/ロイ・オービソン 『プリティ・ウーマン』(1990)
8位:THIS IS IT/マイケル・ジャクソン 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(2009)
9位:パワー・オブ・ラヴ/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
10位:アンチェインド・メロディー/ライチャス・ブラザース 『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)

●映画女子を口説くならやっぱりこの曲
「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」
セリーヌ・ディオン(映画『タイタニッ
ク』)

映画女子がロマンティックな気分になってしまうNo.1主題歌・テーマ曲は、今から約19年前に公開されアカデミー賞で11部門を受賞、日本国内でも興行収入260億円を超える大ヒットを記録した『タイタニック』(1997)の主題歌、セリーヌ・ディオンによる「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」。こちらは30代を中心に支持され、全体の27.7%を占めて第1位獲得となった。
全体の26.6%という僅差で2位を獲得したのは、1999年公開、ジュリア・ロバーツ主演の『ノッティング・ヒルの恋人』(1999)にてエルビス・コステロが歌う「She」。ロンドンの書店で働く冴えない男性とハリウッド女優が恋におちるという『ローマの休日』の現代版ともいえるストーリーに加えて、ジュリア・ロバーツとヒュー・グランドという2大スターの共演で、主題歌と共に興行収入15億円を超えるヒット作品となった。

3位にはこちらも僅差で全体の25.8%を占めた『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990)の主題歌ライチャス・ブラザースが歌う「アンチェインド・メロディー」。愛する人が幽霊になって目の前に現れたら? なんとも切ないテーマを描いたこの作品は興行収入50億円を超える大ヒットを記録し、日本中を涙で包んだ。ろくろを回しながら陶器を作るシーンは映画史に残る名シーン。全体の順位は以下の通り。
1位:マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン/セリーヌ・ディオン 『タイタニック』 (1997)
2位:She /エルビス・コステロ『ノッティング・ヒルの恋人』(1999)
3位:アンチェインド・メロディー/ライチャス・ブラザース 『ゴースト/ニューヨークの幻』 (1990)
4位:ホール・ニュー・ワールド/ピーボ・ブライソン&レジーナ・ベル 『アラジン』 (1993)
5位:オールウェイズ・ラヴ・ユー/ホイットニー・ヒューストン 『ボディガード』 (1992)
6位:愛と青春の旅だち/ジョー・コッカー&ジェニファー・ウォーンズ 『愛と青春の旅だち』 (1982)
7位:オー、プリティ・ウーマン/ロイ・オービソン 『プリティ・ウーマン』 (1990)
8位:レット・イット・ゴー(エンド・ソング) /デミ・ロヴァート 『アナと雪の女王』 (2014)
9位:スタンド・バイ・ミー/ベン・E.キング 『スタンド・バイ・ミー』 (1987)
10位:キッシング・ユー/デズリー 『ロミオ+ジュリエット』 (1997)

●映画女子おススメの気分上げ上げ主題
歌・テーマ曲は『ミッション:インポッ
シブル』のテーマ!

映画女子がおススする気分上げ上げのNo.1主題歌・テーマ曲第1位は、またしても『ミッション:インポッシブル』のテーマ曲が幅広い年齢層の映画女子から50.7%の支持を集めて1位に。「自分がスパイになったつもりになれてテンションが上がる」(20代後半)、「キタ━(゚∀゚)━!」って感じです。」(30代後半)、「何かに挑戦する時には自分の中で流れています。」(30代後半)、「危機感があってスリリングで素敵」(40代)、「上がる!」(50代)、「イントロにとてもインパクトがある」(60代)など、前向きになりたい/挑戦したい時にバッチリの音楽&映画と言えそうだ。
2位には全体の24.9%の支持を得た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが歌う「パワー・オブ・ラヴ」。こちらの興行収入は60億円超え、続く『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)は90億円、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990)は70億円を超える大ヒットシリーズで、30周年を迎えた2015年には世界的な話題にもなった。3位には2013年公開『怪盗グルーのミニオン危機一発』の主題歌でファレル・ウィリアムスが歌う「ハッピー」が全体の19.2%の支持を得てランクイン。曲名の通り「とにかくハッピーになれるアップテンポな曲」という意見が多い。この映画は興行収入25億円のヒットとなっている。全体の順位は以下の通り。
1位:ミッション:インポッシブルのテーマ/マイケル・ジアッキー二 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)
2位:パワー・オブ・ラヴ/ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
3位:ハッピー /ファレル・ウィリアムス 『怪盗グルーのミニオン危機一発』(2013)
4位:デンジャー・ゾーン/ケニー・ロギンス 『トップガン』(1986)
5位:フットルース/ケニー・ロギンス 『フットルース』(1984)
6位:レット・イット・ゴー(エンド・ソング) /デミ・ロヴァート 『アナと雪の女王』(2014)
7位:アイ・オブ・ザ・タイガー/サバイバー 『ロッキー3』(1982)
8位:フラッシュダンス...ホワット・ア・フィーリング/アイリーン・キャラ* 『フラッシュダンス』(1983)
9位:新・仁義なき戦いのテーマ /布袋寅泰 『キル・ビル』(2003)
9位:THIS IS IT/マイケル・ジャクソン 『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』(2009)
その他、アンケートの詳細については「トーキョー女子映画部」のページ(http://www.tst-movie.jp/voice01/vc65_160120001.html)を参照されたい。

なお、CD『ナンバーワン ムービー・ヒッツ 1982-2015』は株式会社ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルより1月20日に発売されており、あわせて洋画メジャー4社(20世紀フォックス ホーム エンターテイメントジャパン株式会社、NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社、ワーナー エンターテイメント ジャパン株式会社、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)も連動し、DVDとブルーレイ商品売り場で“MOVIE & MUSIC LIFE”企画を順次展開する。気になる人はチェックをお忘れなく。

■『ナンバーワン ムービー・ヒッツ 1982-2015』
2枚組全36曲収録 歌詞・対訳・解説付
SICP4742-3 定価¥2,700+税
2016年1月20日発売
URL⇒http://www.sonymusic.co.jp/no1moviehits
『ナンバーワン ムービー・ヒッツ 1982-2015』

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