「新しいシトナユイを見てほしい」音大出身のマルチアーティストが追い求める表現とは
昨年春、大阪音楽大学ミュージッククリエーション専攻を首席で卒業したシトナユイ。大学在学中に授業の一環でレーベルに送ったデモテープをキッカケに2021年にデビュー。クラシックやファンク、R&B、ヒップホップをルーツにした楽曲を、ハスキーかつソウルフルに歌い上げるマルチアーティストだ。卒業製作として作っていたEP『MUSEUM』はプロデューサーのヒャダインにもピックアップされるなど、今じわじわと注目を集めている。3月1日(金)、社会人になったシトナがリリースした2nd EP『TINY LAND』は、これまで見せようとしてきた「強くてカッコ良い女性」から離れた「等身大のシトナユイ」。なぜその方向性に至ったのか、新作EPについての話をたっぷり聞いた。アーティストとして表現する中で生まれた葛藤を乗り越えようと、現在進行形で進み続ける彼女の挑戦と変化を見届けたい。