【インタビュー】クレイジー・リックス「本当にクオリティが高くないと認めてもらえない」
スウェーデンのスリージーなロックバンド、クレイジー・リックスが初来日公演を行った。1980年代L.A.メタルを継承するスタイルとエネルギッシュなステージには定評があり、結成17年にして念願の来日を果たしたかたちだ。
フックのあるリフとキャッチーな楽曲、パワーヒッターのドラムに重厚なコーラスワーク、そしてしっかりと安定感あるダニー・レクソンの歌声は、ポップなメロディかつエキサイティングなステージを展開し、ライブバンドとしての真骨頂を発揮してみせた。最新アルバムからの選曲が一番盛り上がる様子は、彼らの作品毎の成長を物語るもので、来日公演は現ラインナップによる前作との2枚を軸に組み立てられていた。
ライブではアコースティックの見せ場もあり、1980年代サントラをモチーフにしたユニークな演出と終始シンガロングの連続で場内は高揚感と多幸感で満たされていく。立ち振る舞いも華やかに輝いた90分のステージは、はやくも再来日の期待を寄せるものとなっていた。
東京公演の前日、ダニー・レクソン(Vo)、クリッセ・オルソン(G)、イェンス・ルンドグレン(G)、ジョエル・シレラ(Dr)、イェンス・アンダーソン(B)のメンバー全員によるインタビューが実現した。