Bruce Dickinson

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    Bruce Dickinsonブルース・ディッキンソン

    トリプル・ギターの6人編成と、変則的なメンバー構成になって、最強のへヴィ・メタル・アンサンブルを聴かせてくれるアイアン・メイデン。そのフロントマンとして活躍しているブルース・ディッキンソンがシーンに登場したのは、80年代初期のブリティッシュ・へヴィ・メタル・ムーヴメントのくくりに入れられていたサムソンというバンドのヴォーカリストとしてだった。
    当時、ブルース・ブルースと名乗っていた彼だが、82年の3rdアルバム『魔力の刻印』から、アイアン・メイデンに参加。ブリティッシュ・へヴィ・メタルを代表するヴォーカリストとして、80年代から90年代にかけて絶大な人気を集めていた。
    90年に、初のソロ・アルバム『タトゥード・ミリオネア』をリリース。当時のL.A.を闊歩していたへヴィ・メタル・ミュージシャンたちを皮肉ったこのタイトルと、シニカルな内容の楽曲で、アイアン・メイデンとは違った魅力を披露。しかし、このソロ活動が引き金となって、93年3月にはアイアン・メイデンから脱退を表明。完全にソロ活動へとシフトを切り替えたのだった。トライブ・オブ・ジプシーズのギタリストであるロイZをプロデューサーに迎えて、2ndアルバム『ボール・トゥ・ザ・ピカソ』をリリースした後に、元ガンのアレックス・ディクソンを迎えたアルバム『スカンクワークス』を96年にリリース。スカンクワークスというバンド名でツアーも行った。
    97年には、当時やはりI.メイデンを離れていたエイドリアン・スミスとロイZのコンビを迎えて4作目の『アクシデント・オブ・バース』をリリースして、昔からのファンでも納得できるようなへヴィ・メタル・サウンドを作り上げている。
    98年のアルバム『ザ・ケミカル・ウェディング』を発表後の99年にはアイアン・メイデンに復帰して、傑作アルバム『ブレイヴ・ニュー・ワールド』をリリース。01年9月には、これまでのソロ活動の集大成ともいえるベスト・アルバムを発表している。 (大野祥之)

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