ソニー自社一貫生産アナログ・レコードの第一弾として、Billy Joelと大滝詠一作品がリリース
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)が、同社のグループ会社でありディスク製造工場である株式会社ソニーDADCジャパン(以下DADJ)において、アナログ・レコード用のスタンパー製造設備を導入したことを発表した。
これにより、およそ29年ぶりにカッティング・マスター制作からスタンパー製造、そしてプレスにおよぶアナログ・レコードの生産工程を全てソニーミュージックグループ内にて一貫で行うことが可能となり、アナログ・レコード自社生産復活第1弾として、洋楽はBilly Joel『ニューヨーク52番街(52nd Street)』が、邦楽は『EIICHI OHTAKI Song Book III 大瀧詠一作品集Vol.3「夢で逢えたら」』が3月21日(水)にリリースされることが明らかになった。
『ニューヨーク52番街』は、1978年10月に発表された通算6枚目のスタジオ・アルバムで、今年は記念すべきリリース40周年にあたる。本作は、1982年に世界初の商業用CDソフトとして当時のCBS・ソニー静岡工場(現DADJ)にて生産され、同年10月1日に発売された(当時のCD品番は35DP-1)ことも広く知られている。
奇しくも今年はBillyが1973年にCBS(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)より『Piano Man』でデビューを果たしてから45周年にあたる。そんな記念すべき年にリリース40周年を迎えるメモリアルな作品が、世界初のCDソフトとして生産されたのと同じ製造工場で、自社一貫生産アナログ盤の洋楽第一弾として復活するということになる。名盤は時代を超えて、そして形を変えて生き続けることに。