渡辺満里奈がデビュー30周年記念CD発売で26年ぶりに生歌を披露
30周年記念企画盤『MY FAVOURITE POP』を9月20日に発売する渡辺満里奈が9月15日、東京・タワーレコード渋谷B1F CUTUP STUDIOで開催された<『エース2』『エースep』発売記念スペシャルDJパーティー ~金曜の夜何かが起こる~>のスペシャル・オープニング・ゲストとして登場し、26年ぶりに生の歌声を披露した。
『MY FAVOURITE POP』は、1986年10月に発売したデビュー曲「深呼吸して」を筆頭に「ホワイトラビットからのメッセージ」「マリーナの夏」「ちいさな Breakin’ my heart」「虹の少年」など、キャリアを代表するナンバーからアルバムやシングルのカップリングのみに収められていた隠れた名曲など、活動年数と同じ全「30」曲を収録。豪華ブックレットには、山本はるきち、山川恵津子、岸正之、上田知華、外間隆史、大江千里、鈴木祥子、佐野元春、小沢健二など豪華作家陣による名曲の数々を渡辺満里奈自身が解説するライナーノーツを掲載。初回生産限定盤は、野宮真貴とデュエットした最新録音曲や、大瀧詠一、小沢健二、Double “K.O.” Corporation等による提供曲の初商品化のお宝音源など話題は目白押しだ。音楽アーティストとしても再び注目が集まるなか、渡辺満里奈がステージに立って26年ぶりの歌声を披露した。
渡辺満里奈がスペシャル・オープニング・ゲストとして登場した<『エース2』『エースep』発売記念スペシャルDJパーティー ~金曜の夜何かが起こる~>は、7インチDJ小西康陽が“今クラブで回したい”ソニーミュージックの有名楽曲を1枚にコンパイルしたCD『エース2』『エースep』の発売を記念したリリース・パーティーで、渡辺満里奈の「バースデイ・ボーイ」が『エースep』と、シリーズから派生したアナログ盤にも収録されている。「渡辺満里奈が26年ぶりに生歌を披露!」という事前アナウンスもあって会場には往年のファンも集結し、200人満員のオーディエンスが見守る中、オープニング・プレイする主宰DJ小西康陽に誘われるように渡辺満里奈がステージに登場した。3rdシングル『マリーナの夏』(1987年4月8日発売 / オリコン初登場1位)のイントロが流れると会場は大歓声に包まれた。久しぶりのマイク歌唱とあって最初は少し照れながらも、30年前の夏を想起させるかのような胸キュンなメロディを懐かしい歌詞と共にたどっていく。サビの部分ではフロアから「まりなー!!」と掛け声も飛び出すと、手を振って応えていた。「今日は素敵なイベントにお招き頂きありがとうございました。『バースデイ・ボーイ』じゃなくて、『マリーナの夏』を歌っちゃいました。こんなふうに皆さんに応援してもらいながら今日は聴いてもらえると思っていなかったので、もう感激です。嬉しくて、懐かしくて涙が出そうになりました…」と話し、深くお辞儀をして笑顔でステージをあとにした。その大きな瞳にはキラリと光るものがあったようだ。