月間USEN HIT演歌/歌謡曲ランキング(1月)
演歌歌謡界の若手‟超世代歌手”、藤井香愛の「夢告鳥」が初登場1位を獲得
藤井香愛「夢告鳥」が、初登場で1位を獲得した。同作は、ヒットメーカー幸耕平が作曲、「残酷な天使のテーゼ」等の大ヒット曲を持つ及川眠子が作詞という前作と同じコンビが手掛けた作品で、女性の自立や、強さ、夢に向かって羽ばたいていく様などを歌った楽曲となっている。デビュー5年目を迎え、演歌歌謡界の若手‟超世代歌手”のひとりとして人気急上昇中の藤井香愛。昨年の日本レコード大賞では「日本作曲家協会選奨」を受賞するなど、今後の活躍に注目が集まっている。
2位は、同じく初登場の前川清「昭和から」が獲得した。芸能生活55周年の記念シングルとなる同作は、「長崎は今日も雨だった」でデビューした前川清にとって、同郷で長崎出身のさだまさしが作詞・作曲を手掛け、昭和を生きた人にとっては、懐かしいワードと情景を通して、令和に生きる主人公の心のありようを丁寧に描いている。2023年最初の月間ランキングは、ベテランと若手がしのぎを削る結果となった。