窓から夜桜が見えるオシャレなダイニ
ングバーで聴きたい音楽
ミュージックソムリエ協会では、「こんな時に聴きたい音楽!」ということで、日常のヒトコマで、ふっと聴きたい音楽を選曲しました。選曲はすべて、ミュージックソムリエ(http://musicsommelier.jp)によるもの。
桜が咲くと、なぜ人間はこんなにも気持ちが浮き立つのでしょうか?昼に見る桜もいいけれど、夜桜もまたオツなもの。ということで、今回は窓から夜桜が見えるオシャレなダイニングバーで聴きたい曲を選びました。
1.「Angelo」/シャイ・マエストロ
ニューヨークのジャズシーンでは、数年前からイスラエル出身のピアニストが注目されていますが、夜桜に似合うピアノといえば、シャイ・マエストロではないでしょうか。
5歳からクラシックピアノをはじめ、2006年頃から、ベーシストのアヴィシャイ・コーエン・グループのレギュラー・ピアニストとなり、その名を一躍知らしめました。
静謐さの中に中東の哀愁を帯びたフレーズがセンス良く入り込み、聴くほどに惹かれていきます。
(選曲・文/コーリス)
2.「いくたびの櫻」/ふくい舞(福井舞
)
「さくら(櫻)は、散るからこそ、美しい。」と、誰が言い始めたかはわからない名言があります。
人生、一度しか耳にすることがない音楽もあれば、ふと耳に入ってきた音楽が、一生忘れられない音楽になることもあります。
桜も音楽も、人の出会いと、どこか共通しているような感じがしてなりません。
オシャレなバーで、夜桜を見、ゆったりと眺めながら、その流れていく音楽に、今宵浸ってみてはいかがでしょうか。素敵な人との出会いがこの春、訪れるかもしれませんネ。
(選曲・文/堀川将史)
3.「Cherry Blossom Girl」/Air
桜の淡い色合い、ふわりと春風に揺れる儚げな様子を独自のセンスで見事に表現しているこの曲は、一度耳にすると、切なくなって、愛おしくなって、つい何度も繰り返し聴いてしまいたくなります。
言葉が無くても、ほろ酔い気分で夜桜を眺めながら、優しい音に身をゆだねていると、
いつまでもずっとそこに長居したくなってしまいますね。。。
(選曲・文 高原千紘)
4.ディズニー・プリンセス・メドレー「
いつか王子様が」「夢はひそかに」/
映画「白雪姫」「シンデレラ」鈴木慶
江
そんな景色に合わせて聴きたいのは、ディズニープリンセス映画の楽曲達。それも日本語で歌われている物を。イタリアのベッリーニ国際声楽コンクールの最高位受賞者であるソプラノ歌手、鈴木慶江さんの美しい日本語で聴く楽曲達は、洋風なダイニングバーと日本の春を象徴する桜を調和し心地よさを与えてくれます。桜の花びらが舞う中で王子様と出会ったりして...と妄想しながらテーブルに向き直り彼と目を合わせ、微笑んでまた窓の外へと視線を外す。男性は女性の心の声など探ろうとせず、夜桜のように魅惑的な微笑みを素直に受け、自分が彼女の王子様なのだと微笑み返し日本の春をお楽しみ下さいませ。
(選曲・文/和久井直生子)
5.「夜桜お七」/坂本冬美
恋に狂う女の怪しくも美しい感じと、思わず引き寄せられるような夜桜の怪しさ。お酒の酔いも手伝って、オシャレなダイニングバーでお七に自分を重ね合わせて、夜桜を楽しんでみてはいかがでしょうか?
(選曲・文 石井由紀子)
著者:ミュージックソムリエ協会