西脇彩華、本間日陽(NGT48)、モト
冬樹ら出演 “STRAYDOG” 30th Ann
iversary Produce『夕凪の街 桜の国
』の上演が決定

2023年8月、広島県民文化センター 多目的ホール、9月、新国立劇場 小劇場にて、“STRAYDOG” 30th Anniversary Produce『夕凪の街 桜の国』が上演されること決定した。
原作は、映画『この世界の片隅に』のこうの史代による同名コミック(コアミックス刊)で、第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞し、映画化、テレビドラマ化もされた、戦争とは、原爆とは、そして平和とは何だったのかを問う名作。
『夕凪の街 桜の国【新装版】』(ゼノンコミックス/コアミックス) 著者:こうの史代  発売:コアミックス   (c)こうの史代/コアミックス
舞台としては、2017年初演、2019年再演、2021年に再々演され、いずれも脚本・演出を、“STRAYDOG”主宰で数々の舞台のみならず映画監督としても活躍する森岡利行が担当した。
そして今回、 脚本・演出は初演から変わらず森岡利行が担当し、再び上演する。キャストには、YouTubeやバラエティ番組、実姉でPerfumeのあ~ちゃんとラジオ番組でラジオパーソナリティを務めるなど幅広く活躍し、広島出身の西脇彩華、NGT48のメンバーとして活躍し、近年では女優としてもドラマや舞台に多く出演する本間日陽、アイドル活動を卒業後、舞台やバラエティ番組を中心に活動し、近年では声優としても人気の森田涼花、舞台を中心に、映像作品にも活躍の場を広げる林 勇輝、舞台、ドラマ、映画とこれまで数多くの作品に出演する中原和宏、そして、「ビジー・フォー」のメンバーで、 ものまねをはじめとしたバラエティ番組のみならず、ドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広く活躍するモト冬樹が出演する。
【あらすじ】
石川七波は、近頃の父の不審な行動をアヤシんでいた。
ある日、「散歩に出る」と家を出た父を尾行してたどり着いたのは、
東京から何百キロも離れた土地、広島だった!
父は、広島で様々な人を訪ねてまわる。
それは広島で被爆し、亡くなった姉・皆実を追悼する旅だった──
昭和30年、人々は日常を取り戻しつつあるが街にも人にもまだ傷跡が残っていた。
家族の多くを原爆で失った皆実は、淡々と日々を過ごす。
ささやかな暮らし……
淡い恋……
一歩を踏み出そうとする彼女を苦しめる“原爆の記憶”……。
現代と昭和を生きる二人の女性が、ヒロシマを舞台に魂を大きく震わせる。

脚本・演出:森岡利行(“STRAYDOG”主宰)コメント
本作品を広島で上演するのは初めてです。初演は2017年でコロナ禍の前でした。上演するにあたって制作スタッフと一緒に広島を訪れました。
最初、宮島を観光し、平和資料館として残っている被爆した小学校を回って平和記念公園へ向かいました。一度、中学生の時に、祖父が愛媛県大三島在住で、亡くなる前に広島の大きな病院に入院していたので訪ねたことがありましたが、それ以来でした。
以前、ドキュメンタリーで漫才師の喜味こいし師匠が平和記念公園でインタビューを受けていた映像を見ました。志願兵として広島市で新兵教育を受けていた際、陸軍兵舎にて被爆し、崩壊した建物の下敷きとなり、七時間後に助け出された話をされていました。なのでいまだにその思い出が蘇るので資料館には入れないと。わたしたちも資料館に入って涙が止まらなくなりました。楽しく広島観光するつもりでしたが、衝撃を受けたわたしたちは無言で東京へ戻ったものです。
初演は広島の方にも観て頂き、「是非、広島で上演を」のお声を頂いておりましたが、その後、コロナ禍となり断念致しました。今回、満を持しての広島公演です。キャストやスタッフの中には偶然、広島出身の方もいらっしゃいます。何か縁のようなものを感じつつ、語り続けなければならないこの物語を、魂込めて上演させて頂きたいと思っています。
西脇彩華 コメント
今回、広島が舞台の物語ということで、
広島出身のわたしにとってはとても意味のある作品の主演。
あまりにありがたいお話にいまだ実感が湧かず、演技経験も少ないので、不安や緊張も沢山ありますが、
自分の中の"広島愛"だったり、幼い頃から原爆や戦争について沢山のことを学び、
感じてきた自分にしか伝えられないものがあるはず。
とそれだけを信じて大切に表現したいと思います。
これまで物語を繋いできた歴代のキャストの皆さんからバトンを受け継いで、
またこの先も語り継がれることを願って、全力でお届けします!
本間日陽(NGT48)コメント
今回、舞台『夕凪の街桜の国』に出演させていただきます! 本間日陽です。
前回公演を観劇して、とても心に残っていた作品に次は参加することになるとは思ってもいなかったので、とても嬉しいです。
どんな時代も人は心を動かなしながら生活しているということを、たくさん考えながら作品に携われたらと思います。
精一杯頑張ります! よろしくお願いします!
モト冬樹 コメント
唯一の戦争被爆国として
広島と長崎に投下された原子爆弾により、
20万人以上ともいわれる尊い命が失われました。
78年たった今も苦しみ続けている方がたくさんいます
我々はこの悲惨な記憶を
若い人達、世界中の人達に伝えていかなくてはなりません。
そのために自分には何ができるかと考えた時、
私はこの舞台に参加させていただくことにいたしました。
真摯な気持ちで演じる覚悟です。
我々の願いが
観てくださったみなさんに、
少しでも届きますように。

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