天地真理インタビュー~CSで懐かしの
バラエティや主演映画を特集放送、独
占インタビュー特番も!

CS放送「ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ」では開局25周年記念企画として『【連続企画】天地真理特集』と題し、天地真理主演の懐かしのバラエティ番組や映画などを、2023年5月13日から長期にわたり特集放送する(「真理ちゃんとデイト」8作品セレクト放送、主演映画『虹をわたって』『愛ってなんだろ』等)。さらに、6月17日には天地真理本人の登場する独占インタビュー特番も放送される。TV出演自体が十数年ぶりとのことで大変貴重な番組となる(詳細は、下記「放送情報」をご参照のこと)。
デビュー50周年を迎えた永遠の国民的アイドル・天地真理の輝かしい活躍の数々を堪能できる最良の機会といえるだろう。そしてこのほど、そんな彼女へのインタビューがSPICEに届いた! ぜひお読みください。
『真理ちゃんとデイト』より  (c)渡辺プロダクション

■アイドル時代を振り返って
ーー ドラマ『時間ですよ』の2階のマリちゃん役で芸能界に入り、「水色の恋」で歌手デビューを飾り、国民的アイドルとしてご活躍されていましたが、当時はどのような生活を送っていらっしゃいましたか? 起床・就寝時間や1日の仕事の大まかなスケジュール、休日はどれくらいあって何をしていたのか…などを教えてください。
主に歌番組でテレビ局からテレビ局へと駆け回っていました。真理ちゃんシリーズ『真理ちゃんとデイト』他、自分の番組もありましたし、映画、ラジオ、そして1年ぐらい経ってからはコンサートも開催していました。とにかく寝る時間が3時間ほどで、食事は移動の車の中でサンドイッチだけとか、忙しかったですね。
朝早くから深夜3時頃まで分刻みで仕事をこなしていました。お休みはデビューしてから3年くらいは二か月に1日ほどだったと思います。その後は少し余裕が出てきたと思いますが。休みの日はタクシーで食事に出掛けたり、衣裳を買いに行っていました。
ーー アイドル時代の交友関係や収録現場やロケ先などでのハプニングetc.…今だから話せる印象的なエピソードをお聞かせください。
アイドル時代に交友関係は無かったです。とにかく仕事に追われていて、テレビ番組のリハーサルに入れない為、マネージャーが代わりにやっていたほどでした。男性女性関係なく全ての歌手がライバルでした。現場でのエピソードは、有楽町の日本劇場でのショーにゲスト出演した時に、好きな果物はメロンと話したところ、劇場に驚くほどたくさんのメロンが贈られてきました。下さったファンの皆様には申し訳なかったのですけれど、あまりにも多かったので、青果の業者さんに引き取っていただいたことがありました。大きなトラックで運んでいかれたそうです。
『真理ちゃんとデイト』より  (c)渡辺プロダクション

■『真理ちゃんとデイト』(1972年10月5日スタート)について
ーー 初の冠番組『真理ちゃんとデイト』は、真理さんの歌はもちろん、石ノ森章太郎さんがデザインした人形とのかけあいやゲストの歌などが楽しめる番組ですが、人形(声優さん)やスタジオセット、衣装など、収録時を振り返っての思い出を教えてください。
とにかく楽しくやらせていただきました。収録が夜中まで行われていたので、皆で励まし合いながらやっていました。特に「ニンジン君」の声をやられていた松島みのりさんとは、セリフを交わすことが多かったので、深夜の収録で私が疲れている時に、よく励ましていただきました。
『真理ちゃんとデイト』より  (c)渡辺プロダクション
ーー 番組には、ザ・ドリフターズ沢田研二さん、布施明さんなど豪華なゲストが大勢いらっしゃいました。印象深い共演エピソードをお聞かせください。
エピソードは特に無いのですが、夜中まで収録が延びた時に、遅くまでお付き合いいただいて、申し訳ないなと思っていました。
『真理ちゃんとデイト』<ゲスト:ザ・ドリフターズ>(1973年1月25日放送)
『真理ちゃんとデイト』<ゲスト:沢田研二>(1972年11月9日放送)
『真理ちゃんとデイト』<ゲスト:布施明>(1972年11月16日放送)

■『虹をわたって』(1972年9月30日公開)、『愛ってなんだろ』(1973年5月2日公開)について
ーー 『虹をわたって』の前田陽一監督、『愛ってなんだろ』の広瀬襄監督はどんな監督でしたか? 第一印象と、撮影を進めるにつれて感じたお人柄など教えてください。
前田陽一監督はとてもお優しい方で、特に厳しくされたことも無く、「真理ちゃん、いいよ」という感じで少しずつ自信を与えて頂きながら、次第に撮影に慣れていきました。
ーー 『愛ってなんだろ』で共演した森田健作さん、田中邦衛さん、小松政夫さん、井上順さんとのエピソードがありましたら教えてください。
撮影中のちょっとした時間でしたが、森田健作さんとたまたま二人になったことがあって、お話しをしていたのですが、その時森田健作さんが「僕は将来政治家になるんだ。」と仰ったので、そんな大切なお話しを聞いてしまって良かったのかと思ったことがあります。後にその言葉どおり実現されたので素晴らしいですね。
映画『愛ってなんだろ』より  (c)1973 松竹株式会社
ーー 映画『虹をわたって』と『愛ってなんだろ』を改めてご自身でご覧になっての感想をお願いします。また、それぞれ注目してほしいシーンを教えてください!
どちらの映画も私が忙しく活動していた時に撮影されました。今日も多くの方にご覧いただいていると思うと感無量です。スクリーンの中の私を見ると、頑張っていたなと思います。
『虹をわたって』の思い出のシーンは、沢田研二さんがヨットで現れて手を振られたシーンと、共演した様々なシーンが思い出深いです。人情に溢れた作品だと思います。
『愛ってなんだろ』は、始めは少しコミカルな感じがありますが、徐々に複雑な人間模様が展開していきます。最終的に失恋してしまいますが、清々しい映画です。可愛い衣裳も見どころだと思います。
劇中に私の歌もたくさん出てきますよ。
映画『虹をわたって』より  (c)1972 松竹株式会社

■最後に
ーー 昭和時代の文化がいまブームになっていて、若い世代の注目も集めています。昭和時代を振り返って、どのような時代だったなと思いますか? また、昭和時代のテレビはどのような楽しさがありましたか?
昭和の時代は人情がありましたね。私のLPやシングルのジャケットを見ても昭和を思い出しますね。母との思い出もあり、良い時代だったと思います。
ーー ファンの方々へ、視聴者の方々へメッセージをいただけますか? また、昭和時代に興味がある若い世代へのメッセージ、期待することなどもお願いします!
今の世の中は大変なことが多いように思いますけれど、負けないで生きていって欲しいです。それこそ私がよく言う「ファイト!」です。若い世代の皆様には、二度とない今という時間を大切にしてもらいたいですね。「愛」をもって、生きていって欲しいですね。「愛」がすべてです。
天地真理 (c)天地真理ファンクラブ事務局 撮影:松田民也/ヘアメイク:岡本佳織/スタイリスト:池谷幸江

【天地真理プロフィール】Mari Amachi 1951年11月5日生まれ、埼玉県出身。1971年に「水色の恋」で歌手デビュー。以後、「ひとりじゃないの」「恋する夏の日」など数々のヒット曲を発表し、一躍国民的アイドルに。歌手活動のほかにもドラマや映画、バラエティ番組など多方面で活躍。1972年10月からは初の冠番組「真理ちゃんとデイト」がスタートし、1975年3月まで5シリーズが放送された。2021年にデビュー50周年を迎え、現在も精力的に活動中。
天地真理オフィシャル ウェブサイト:https://www.amachimari.com
ファンクラブ会員募集中:天地真理ファンクラブ事務局 ☎080-7987-2574

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