今期アニメはマンガ原作が熱い　「【
推しの子】」など注目作6選…これを
読めば“見たい作品”が決まる！

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会　4月に入り、春アニメが続々スタートしています。アニメファンの間では豊作と言われている今期アニメですが、充実のラインナップのなかでも、「【推しの子】」「僕の心のヤバイやつ」など“マンガ原作アニメ”が特に熱いんです！

　本記事では、漫画原作アニメのなかからオススメのタイトル6作品をピックアップ。各作品の「原作のここがすごい（漫画賞の受賞歴など）」「アニメの注目ポイント（スタッフ、キャスト、音楽など）」をご紹介します。さらに記事後半では、今期放送される主な漫画原作アニメをまとめました。

　何を見るか迷っている方は、これを読めば見たい作品が決まるはず!!

＜漫画原作アニメ　オススメ6選＞

■「【推しの子】」

(c)赤坂アカ×横槍メンゴ／集英社・【推しの子】製作委員会　原作は、「週刊ヤングジャンプ」で連載中の話題作。地方都市で働く産婦人科医・ゴローの前に、ある日、“推し”のアイドル「B小町」のアイが現れるが、彼女はある秘密を抱えていた。2人が最悪の出会いを果たし、やがて運命が大きく動き出す……。

【原作はここがすごい！】
・「かぐや様は告らせたい」の赤坂アカ氏と「クズの本懐」の横槍メンゴ氏という豪華タッグが実現。

・近年増えてる「転生もの」という要素を盛り込みながら、新たな切り口で芸能界を描いた衝撃的なストーリー。転生、アイドル、サスペンス、芸能界の闇など、さまざまな要素が盛り込まれている。

【アニメはここに注目！】
・第1話は90分の拡大版という長尺。さらにテレビ放送に先がけて劇場で先行上映され、第1話から製作サイドが力を入れていることがうかがえる。

・「SELECTION PROJECT（セレプロ）」の平牧大輔が監督、「ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の田中仁がシリーズ構成を担当。アイドル作品を手がけたスタッフ陣が、“異色のアイドルアニメ”をどのように表現するか要注目。

■「僕の心のヤバイやつ」

(c)桜井のりお（秋田書店）／僕ヤバ製作委員会　原作は、「マンガクロス」（秋田書店）で連載中の桜井のりお氏によるラブコメ漫画。重度の中二病男子・市川京太郎が、クラスの美少女・山田杏奈の意外な一面を知ってしまったことからはじまる恋模様を描く。

【原作はここがすごい！】
・原作コミックスは累計発行部数300万部を突破。

・「このマンガがすごい！オトコ編」に2年連続ランクインを果たし、「次にくるマンガ大賞2020 Webマンガ部門」では1位を獲得。Anime Japan2021の第4回アニメ化してほしいマンガランキング第1位、第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞第1位にも輝き、TBSの情報バラエティ「王様のブランチ」でも紹介された。

【アニメはここに注目！】
・監督を務めるのはヒットアニメ「からかい上手の高木さん」の赤城博昭。さらにシリーズ構成＆脚本は「ラブライブ！」「響け！ユーフォニアム」の花田十輝、音楽は「チェンソーマン」「聲の形」「DEVILMAN crybaby」の牛尾憲輔という充実の布陣が手がける

■「天国大魔境」

(c)石黒正数・講談社／天国大魔境製作委員会　「それでも町は廻っている」の石黒正数氏が「アフタヌーン」（講談社刊）で連載中のSFアドベンチャー漫画のアニメ化。未曾有の大災害によって化け物が巣食う廃墟と化した未来の日本と、壁に囲まれた美しい学園という2つの世界を舞台に、少年少女が「天国探しの旅」を繰り広げる近未来SFアドベンチャー。

【原作はここがすごい！】
・2018年の連載開始直後から話題を集め、同年12月には異例の速さで「このマンガがすごい！」2019オトコ編第1位に選ばれている。

【アニメはここにも注目！】
・「PSYCHO-PASS サイコパス」「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」など、近未来SFのヒット作を手がけているProduction I.Gがアニメーション制作を担当する。

・オープニングテーマは「BiSH」の「innocent arrogance（イノセント アロガンス）」。「楽器を持たないパンクバンド」という独自のコンセプトの同グループが、「廃墟と化した未来の日本」という作品世界とどのような化学反応を起こすかは要注目。

■「スキップとローファー」

(c)高松美咲・講談社／「スキップとローファー」製作委員会　原作は、「月刊アフタヌーン」（講談社刊）で連載中のスクールライフコメディ。主人公は、過疎地から東京の高偏差値高校に首席入学した、ちょっと天然な15歳・岩倉美津未（みつみ）。同世代とのコミュニケーションに苦労しながらも、美津未のひたむきで真っすぐな姿は、次第に周囲を笑顔に変えていく。

【原作はここがすごい！】
・「このマンガがすごい！」オトコ編に2年連続ランクインし、「次にくるマンガ大賞」2020ウェブマンガ部門でも1位を獲得した。

【アニメはここに注目！】
・アニメーション制作を務めるのはP.A.WORKS。同スタジオは、近年のヒット作「パリピ孔明」のほか、「SHIROBAKO」「花咲くいろは」などのお仕事シリーズ、女子高生の青春を描いた「TARI TARI」などで知られる。

・主人公・みつみを演じるのは、「響け! ユーフォニアム」の黄前久美子役で知られる黒沢ともよ。さらに、みつみの友人役には潘めぐみ、内田真礼らが顔をそろえる。

■「マッシュル-MASHLE-」

(c)甲本 一／集英社・マッシュル製作委員会　甲本一氏による、異色の魔法ファンタジー漫画が原作。誰でも魔法が使える世界「魔法界」を舞台に、魔法が使えず“力がすべて”な筋トレ少年マッシュが、名門のイーストン魔法学校で、鍛え抜かれた肉体で魔法を粉砕していく姿を描く。

【原作はここがすごい！】
・アニメ化“常連”の「週刊少年ジャンプ」作品。

・「第5回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」（2021年）第8位、「次にくるマンガ大賞 2020」コミックス部門11位。

・アニメ化のみならず、今夏には舞台化も決定している（詳細はこちら：https://anime.eiga.com/news/117566/）。

【アニメはここに注目！】
・主人公マッシュを演じるのは、「ディズニー ツイステッドワンダーランド」「SK∞ エスケーエイト」「スプリガン」などで知られ、今期アニメ「地獄楽」でも主演を務めている小林千晃。さらに、石川界人、江口拓也、上田麗奈、梶裕貴、梅原裕一郎らも出演する。

・オープニングテーマは岡崎体育が歌う「Knock Out」。ジャンプ系アニメの主題歌を担当するのは初となる。

■「地獄楽」

(c)賀来ゆうじ／集英社・エイベックスピクチャーズ　原作は、「少年ジャンプ+」に連載された賀来ゆうじ氏の作品。最強の死罪人たちが、極楽浄土と噂される島から「不老不死の仙薬」を持ち帰れば無罪放免となると告げられ、打ち首執行人とともに謎の島で死闘を繰り広げる。

【原作はここがすごい！】

・「SPY×FAMILY」など近年の話題作を多数輩出している「ジャンププラス」作品

・「次にくるマンガ大賞2018」11位、「第14回（2019）全国書店員が選んだおすすめコミック」第4位。

・アニメに先がけて舞台化され、2月に上演された。

【アニメはここに注目！】
・アニメーション制作を担当するのは、「呪術廻戦」「チェンソーマン」のMAPPA

・オープニングテーマ「Ｗ●ＲＫ」は、常田大希率いる「millennium parade」と椎名林檎がタッグを組んだ「millennium parade × 椎名林檎」が担当。

▽春アニメの注目作「地獄楽」とは？　より詳しい記事はこちら
■「呪術廻戦」「チェンソーマン」の次はコレ　MAPPA制作「地獄楽」は見逃せない
https://anime.eiga.com/news/column/animehack_editors/118399/

＜春アニメ、その他のマンガ原作タイトルも一挙紹介！＞
※続編は除く

■「青のオーケストラ」

(c) 阿久井真／小学館／NHK・NEP・日本アニメーション　原作は、ウェブ漫画サイト「裏サンデー」と漫画アプリ「マンガワン」で連載中の、阿久井真氏による音楽青春漫画。演奏することをやめたバイオリンの元天才・青野一（あおの・はじめ）が、バイオリン初心者の秋音律子（あきね・りつこ）に出会い音楽への情熱を取り戻し、強豪オーケストラ部で部員たちとぶつかり合う姿を描く。

■「異世界ワンターンキル姉さん～姉同伴の異世界生活はじめました～」

(c)2023 このえ・田口ケンジ／小学館／「異世界ワンターンキル姉さん」製作委員会　漫画アプリ「サンデーうぇぶり」で連載されている、このえ氏が原作、田口ケンジ氏が作画を手がける異世界ファンタジー作品のアニメ化。村人レベルの最弱ステータスで異世界に転生した少年・軍場朝陽（いくさば・あさひ）と、最強のチートスキルを持って転生してきた重度のブラコン姉・真夜の異世界ライフストーリーを描く。

■「江戸前エルフ」

(c)樋口彰彦・講談社/「江戸前エルフ」製作委員会　「少年マガジンエッジ」（講談社刊）で連載されている、樋口彰彦氏の下町コメディ漫画のアニメ化。現代の東京都中央区月島を舞台に、異世界から召喚された不老不死のエルフのエルダと、彼女に仕える巫女の小金井小糸の日々をつづる。

■「おとなりに銀河」

(c)雨隠ギド・講談社／おとなりに銀河製作委員会　原作は、「甘々と稲妻」の雨隠ギド氏が、「good!アフタヌーン」（講談社刊）で連載中の漫画。売れない少女漫画家・久我一郎が、敏腕アシスタントの五色しおりに「わたくしは流れ星の民の姫。あなたと婚姻関係の契りが結ばれた」と宣言されたことからはじまる、恋愛初心者2人のハートフルなラブコメディ。

■「彼女が公爵邸に行った理由」

(c)Whale・Milcha 2017／D＆C WEBTOON Biz／「彼女が公爵邸に行った理由」製作委員会　韓国発のウェブコミックが原作の転生ラブストーリー。小説の世界の富豪の娘レリアナ・マクミランとして転生した主人公が、婚約者に殺害されるという死の運命を回避するため、王国の実力者である公爵に「6カ月の間だけ婚約者のふりをしてほしい」と取引を申し込む。

■「神無き世界のカミサマ活動」

(c)2023朱白あおい,半月板損傷／ヒーローズ／カミカツ製作委員会　原作は、朱白あおい氏（原作）と半月板損傷氏（作画）による異世界転生作品。怪しげな教団の教祖の息子・卜部征人（うらべゆきと）が異世界に転生し、とある村を敵から守るために、神を名乗る少女・ミタマの力を取り戻そうと信者集めに奔走する。征人役を榎木淳弥、ミタマ役を鬼頭明里が演じるほか、花澤香菜、上坂すみれ、緒方恵美らも出演する。

■「カワイスギクライシス」

(c)城戸みつる／集英社・カワイスギクライシス製作委員会　原作は、「ジャンプSQ.」と「少年ジャンプ＋」で連載されている、城戸みつる氏によるSFコメディ漫画。宇宙帝国・アザトスから地球に派遣された調査員リザ・ルーナは、文明レベルの低い地球を滅ぼそうと考えていたが、未知の生物である猫と遭遇し“異次元のかわいさ”の虜になってしまう。

■「君は放課後インソムニア」

(c)オジロマコト・小学館／アニメ「君ソム」製作委員会　「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連載されている、「富士山さんは思春期」のオジロマコト氏による青漫漫画のアニメ化。不眠で悩む高校生の男女が、放課後に秘密を共有する不思議な関係を描く。テレビアニメ化のみならず、6月には森七菜と奥平大兼が主演を務める実写映画版の公開も控えている。

■「久保さんは僕を許さない」

(c) 「久保さんは僕を許さない」製作委員会　「週刊ヤングジャンプ」（集英社刊）で連載されている、雪森寧々氏の思春期スイートコメディのアニメ化。クラスのヒロイン級・美少女の久保さん（CV：花澤香菜）が、存在感ゼロなモブ男子・白石純太（CV：河西健吾）が気になり、たびたびちょっかいを出すハートフルな日常を描く。
※1月から放送がはじまっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で7話以降の放送・配信が延期となったため、4月に1話からあらためて放送される。

■「事情を知らない転校生がグイグイくる。」

(c)川村 拓／SQUARE ENIX・事情を知らない製作委員会がグイグイくる。　「月刊ガンガン JOKER」で連載中、Twitterでも話題となったハートフル漫画のアニメ化。クラスメイトに「死神」と呼ばれてからかわれている、引っ込み思案な性格の小学5年生の女の子・西村さんに、クラスの事情を知らない転校生の高田くんが、周りを気にせず素直に思いを伝えていく姿を描く。

■「デッドマウント・デスプレイ」

(c)成田良悟・藤本新太／SQUARE ENIX・「デッドマウント・デスプレイ」製作委員会　原作は、「デュラララ!!」など知られる小説家・成田良悟氏が原作、藤本新太氏が作画を担当した異世界転生ノワールファンタジー。異世界から現代の東京・新宿へと転生してきた希代の死霊使い・屍神殿（かばねしんでん）が、平穏な生活を求めて異能力バトルを繰り広げる。

■「贄姫と獣の王」

(c)友藤 結・白泉社／「贄姫と獣の王」製作委員会　「花とゆめ」（白泉社刊）に2015～20年に連載された、友藤結氏による“人外×少女の異種ロマンス”作品。異形の眷属の王レオンハートの99番目の生贄として捧げられた少女が、王の真実を知り、妃として迎えられることになる。花澤香菜がサリフィ、日野聡がレオンハートを演じる。

■「マイホームヒーロー」

(c)山川直輝・朝基まさし・講談社／「マイホームヒーロー」製作委員会　「週刊ヤングマガジン」（講談社刊）で連載中の、山川直輝氏（原作）と朝基まさし氏（漫画）によるクライムサスペンス漫画が原作。娘の交際相手の半グレ男を殺害してしまった47歳の会社員が、裏社会と渡り合っていく。主演は諏訪部順一。

■「女神のカフェテラス」

(c)瀬尾公治・講談社／「女神のカフェテラス」製作委員会・MBS　原作は、「涼風」「君のいる町」「風夏」の瀬尾公治氏が「週刊少年マガジン」で連載中のラブコメ漫画。東大現役合格の秀才・粕壁隼（かすかべ・はやと）は、亡き祖母が営んでいたカフェを取り壊すために海辺の街に帰ってきたはずが、ひょんなことから美少女5人と共同生活をおくことになる。

■「山田くんとLv999の恋をする」

(c)ましろ／COMICSMART INC.／山田くんとLv999の製作委員会　原作は、マンガアプリ「GANMA!」で連載中、「第6回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で大賞を受賞したラブコメ作品。彼氏にネトゲで知り合った女性と浮気された女子大生・木之下茜が、超イケメンだが人とのコミュニケーションが苦手なプロゲーマーの高校生・山田秋人と運命的な出会いを果たす。茜役は水瀬いのり、山田役は内山昂輝が担当する。

■「勇者が死んだ！」

(c)スバルイチ・小学館／勇者が死んだ！製作委員会　原作は、小学館の漫画アプリ「マンガワン」に14年12月〜20年12月に連載された、ちょっとエッチな冒険ファンタジー。ちょっとスケベな農夫の少年トウカは、自作の落とし穴に勇者シオンを落とし、殺してしまう。その事実を隠すために勇者の死体を埋めると、翌朝、トウカの体に異変が生じていた。

■「六道の悪女（おんな）たち」

(c)中村勇志（秋田書店）／六道の悪女たち製作委員会　原作は、2016～21年に「週刊少年チャンピオン」（秋田書店刊）に連載された、中村勇志氏の学園漫画。不良ばかりの亞森高校に通う主人公が、「“悪女”にだけ無条件でモテる」という不思議な能力を手に入れ、ケンカやトラブルに巻き込まれるなかで情けなかった日々が一変していく。

■「私の百合はお仕事です！」

(c)未幡・一迅社／私の百合は製作委員会です！　「コミック百合姫」（一迅社刊）で連載されている、未幡氏によるガールズラブ漫画のアニメ化。女子高生・白木陽芽が、店員同士が姉妹（シュヴェスター）として給仕するコンセプトカフェ「リーベ女学園」の店員をすることになり、演技（ソトヅラ）と本音が入り混じったお給仕生活がはじまる。