SHINee・MINHO「久しぶりに皆さんの
声を聴けて本当にうれしかったです」
 新曲「Chace」も初披露したソロフ
ァンミーティングの公式レポート到着

SHINee・MINHOが3月18日(土)・19日(日)にパシフィコ横浜 国立大ホールでソロファンミーティング『2023 BEST CHOI's MINHO - LUCKY CHOI's in JAPAN』を開催した。本記事では同公演のオフィシャルレポートをお届けする。

SHINeeのMINHOがソロファンミーティング『2023 BEST CHOI's MINHO - LUCKY CHOI's in JAPAN』を3月18日(土)・19日(日)の2日間、パシフィコ横浜 国立大ホールで開催した。
日本では昨年5月以来の単独イベント。この間にMINHOはアジア各国にてファンミーティングを行い、12月には韓国で自身初のソロミニ・アルバム『CHASE』もリリースするなど、活発な活動を展開。その成果も示すように、今回は昨年同様の楽しい雰囲気はそのままに、ソロアーティストとして一回り成長した姿も見せてくれた。
イベントはライプパートからスタート。暗転したステージにMINHOの姿がぼんやりと確認できると、その瞬間から歓声が上がる。1曲目は「Heartbreak」。ブラックのパンツにグレーのジャケット、ネクタイというフォーマルスタイルのMINHOは、ダンサーを引き連れ、ときに曲の情感を伝えるような苦しそうな表情も浮かべながら、華麗なパフォーマンスを見せる。そんなMINHOに観客も掛け声を合わせ、冒頭からステージを盛り上げる。
SHINee・MINHO
続く「Falling Free」は、昨年のイベントの際、MINHOがサプライズで用意した日本初のソロ曲。イントロが鳴った途端、観客からは喜びの歓声が沸く。昨年は状況的に難しかったものの、今回は観客も一緒に歌を口ずさむこともでき、より一層、MINHOがこの曲に込めたメッセージが胸に響く。
2曲を歌い終えると、MCにどりあんずの堤太輝、平井俊輔を迎えたトークコーナへ。一度、裏に下がっていたMINHOが再びステージに現れ、観客は大きな歓声で迎える。MINHOも久しぶりの歓声を存分に楽しむかのように、腕を広げてその場でくるくると回り、満面の笑み。直接歓声を聞くためにイヤモニを外し、「皆さんの声、きれいです。もっとお願いします!」とおねだりをする場面も。戻ってきた歓声に喜ぶ。
SHINee・MINHO
改めて、椅子に座ってのトークでは近況を報告。昨年のイベント際の企画で聖地を訪れていた『SLAM DUNK』の映画が韓国でも公開され、「一番好きな漫画」というMINHOは既に3回も鑑賞したことを告白。ネタバレを気にしつつも、「涙が出た」という名場面をどりあんずの二人も巻き込んで再現する。また11日(土)、12日(日)にはメンバーのKEYが大阪で、14日(火)、15日(水)にはONEWが東京でそれぞれソロコンサートを行ったことに触れつつ、その前に韓国で開催されたONEWのコンサートを、KEY、TAEMINともに訪れたことも明かす。「声も良かったけど、香りが良かった!」と、香りの演出に感動したことなどを伝えた。
続いてのVTRコーナーでは、打ち合わせと称してMINHOがプチドッキリにかけられた模様を公開。「ちょっと恥ずかしい」と照れていたMINHOだったが、素直で優しい一面が垣間見られ、ドッキリと気づいてもそれに乗ってあげるサービス精神も発揮するなど、MINHOの人柄が伝わってくるほっこりとしたひと時となった。
一方、観客へのプレゼントを掛けたコーナーでは、“炎の男・MINHO”の本領を発揮。平井を相手にした勝負では、一切手を抜くことなく全力で挑んでプレゼントの権利をゲット。また客席を巡ってパズルのピースを見つけ、それを完成させることでプレゼントができるというゲームでは、制限時間があるにもかかわらず、それよりも多くのファンと触れ合うことを優先して少々時間オーバーしてしまうことも。ルールの方はどりあんずの機転でなんとかおさめ、無事にプレゼントもできたMINHOはとてもうれしそうだった。
SHINee・MINHO
存分にファンとの楽しい時間を過ごしたあとは、再びライブコーナーへ。そのステージの準備をする間、インタビューに応じるMINHOの映像が流される。そこではこれまで支えてきてくれたファンへの想いや、年を重ねて感じていること、チャレンジしたいことなどを真摯に語り、メンバーに対する想いでは「一緒に人生を歩む同伴者。一緒にいないことが想像できない」と。そして、SHINeeの活動に関しては「もうすぐだ」と明言し、観客からは大きな拍手が沸き起こっていた。
全身ブラックのコーデでステージに戻ってきたMINHOは、なんと日本語カバー曲をメドレーで披露。SMAP「夜空ノムコウ」では優しい歌声を響かせ、久保田利伸「LA・LA・LA LOVE SONG」はダンサーと共に振り付きでパフォーマンス、GReeeeN「キセキ」はステージを歩きながら観客一人ひとりに語りかけるかのように歌を届けていた。
歌い終えると、それぞれの選曲理由も明かす。兵役による活動休止前に行われたソロイベントでも歌った「夜空ノムコウ」は、休止中もこの歌とともに夜空を見上げながらファンを想ったことを伝える。「キセキ」ではドーム公演の記憶をよみがえらせながら「皆さんとの出会いが、僕の人生にとって永遠に“キセキ”です」と語った。
SHINee・MINHO
さらに、SHINeeのダンスナンバーもメドレーでパフォーマンス。ダンサーとともにどの曲もMINHOがセンターというソロイベントならではのフォーメンションで、大いに会場を沸かせる。観客も大きくペンライト振り、掛け声を揃え、まもなく開催されるであろうメンバー全員でのSHINeeのコンサートへの期待も高めた。
先ほどのゲームコーナーでMINHOが必死になってゲットしたプレゼントの当選者発表を挟み、濃いベージュ色のセットアップで、上半身のインナーは透け感があり、鍛え抜かれた肉体美も見せる衣装に着替えたMINHOはライブパートを再開。自身初アルバムのリード曲「Chase」を日本で初パフォーマンスする。愛した人への忘れられない想いを歌うミディアムテンポのR&Bナンバーを、声、表情、ダンスで表現する姿は、SHINeeのMINHOとはまた違った雰囲気を纏い、新たな一面にドキリとする。続いて、MINHOが作詞に参加した「Runaway」も披露。観客を挑発するかのように上着の肩を下げて素肌を露わにしたり、誘うような笑顔を見せたり、大人の魅力で視線を引き付けた。
SHINee・MINHO
「久しぶりに皆さんの声を聴けて本当にうれしかったです」
この日に感じた想いを伝えると、最後は「I'm Home」。まさにイベントを締めくくるにはぴったりな1曲を笑顔いっぱいの観客とともに歌う。MINHOは改めて「皆さんの応援のおかげで力がいっぱいになりました」とメッセージを残し、大きく手を振りながらステージを後にした。
KEY、ONEW、MINHOと3人の公演が日本で行われたスペシャルな1週間となったが、3人ともにSHINeeとしての活動再開が近いことを予告してくれていた。次の公演がいつどのような形で行われるかはまだ何の発表もない状況だが、近く再会できることに期待を寄せても良さそうだ。

撮影=河村美貴(田中聖太郎写真事務所)

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