Editor's Talk Session

Editor's Talk Session

【Editor's Talk Session】
今月のテーマ:
“新潟発信”の
『ロクスタ.ためになる話』に懸ける
制作者の想い

ライヴハウスに行けない人も
配信だったら観られる

千々和
現役の若手の方で新潟を背負って活動しているアーティストっていらっしゃるんですか?
イチロウ
コロナ禍で結束が強くなったと感じますけどね。コロナで県外に出られないというところで。僕らの全盛期の頃は“新潟から関東で売れてやる!”という気持ちを持っていて、ゲンさんも“新潟発信”というのは意識していたと思うんです。
本間
まぁ、逆に言うとそれしかできなかったというかね。
イチロウ
今もその気持ちで配信をやっているところはありますよね。
本間
うん。いろんな若い人たちを引っ張ってきて、何かを築く場になったらいいですね。今はライヴハウスの人は出演バンドに対して“良かったですね! で、次はいつやりますか?”って当たり障りない話しかしないから、僕みたいに“何やってんだよ! 向いてないから辞めろ!”なんて言う人がいない。そうやって叱咤激励して育ててきたので。だから、先輩たちが頑張ってきたから今があると思えば、“もっと頑張れば、未来はもっと楽しいじゃん!”と思ってもらえるはずで。レジェンドとそうやって話すことができたら面白いと思うんです。
イチロウ
僕が個人的に思っていることでもあるんですけど、90年代のビジュアル系のライヴ映像を観るとものすごい数のお客さんが入っているんで、“この人たちは今は何をしているんだろう?”と考えてしまうんですよね。おそらく仕事とか家庭があってライヴハウスには行けなくなったけど、心の奥底にはアツいものが残ったまま歳をとっていると思うんです。だから、配信だったら観られるんじゃないかということで、いつもスタート時間を夜の8時からにしていて。僕はLUNA SEAのメンバーと同い年なんですが、その同い年の人が19歳とか二十歳くらいの時に作った曲を、あの頃と同じ黒服限定ライヴでやって(2022年12月17日&18日にさいたまスーパーアリーナにて開催された『黒服限定GIG 2022 LUNACY』)、あれだけ盛り上がっているのを観ると、“やっぱり歳を取っても変わらないんだなぁ”ってすごく感じるんですよ。なので、あの頃ライヴハウスに来てた人たちがちょっとでも楽しめる場を作りたいという気持ちもありますね。

OKMusic編集部

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