【B.O.L.T インタビュー】
ポップパンクでも
こんなふうに秋冬を表現できる

Misakiさんに「スマイルフラワー」（2021年5月発表のシングル）ぶりに曲を作っていただきました。自然からもらえるパワーだったりを感じることができ、「Accent」とはまた違う魅力がある曲です。仮歌のMisakiさんの歌がすごく良くて、“私もこんなふうに歌いたいなぁ”と思いながらレコーディングに臨んで、現場ではMisakiさんから直接アドバイスをいただきました。

何度か歌って、いつもだったら“喉を一回休めて、お水を飲んでからやってみよう”という感じなんですけど、Misakiさんは“じゃあ、一回ユラユラ揺れて力を抜いて、いい意味で何も考えずに楽しく歌ってみて”と言ってくださったんです。どうしても“よし、こんな感じで歌おう！”みたいな感じで、自分の中で計画を立てながら考えて歌うことが多かったんですけど、何も考えずにリラックスした状態で出す歌声がこの曲に合っていて、それがポイントなんだと気づかされました。レコーディングはとても貴重な時間になりましたし、Misakiさんからいただいた言葉を大切にして、これからも歌っていきたいと思いました。

SpecialThanksさんの曲を聴いていると自然のパワーだったり、楽器の音なのに草木が揺れている雰囲気が感じられたりして、そういうところが好きで、いただいたこの曲もそうなんです。曲自体は短くて、１番と２番の歌詞が対比になっていて、すごく分かりやすい曲なんですが、曲の世界観は大きくて広いんです。私も構えず、ナチュラルな感じで、この曲に溶け込んでいけたらいいなと思って歌いました。

私も基本的に力強く歌っちゃうタイプなんですけど（笑）、Misakiさんに“口ずさんでいる感じで、自然体で力が抜けているような歌い方ができたらいいんじゃない”と言っていただけたことで気持ちを切り替えることができました。レコーディングの時は草原にいるようなイメージで歌っていました（笑）。

私も具体的にアドバイスをいただいて、いつもとは違う歌い方ができたと思います。実際、プロデューサーさんから“すごくいいよ！”と言っていただけましたし。あと、Misakiさんにまたお会いできたのが嬉しくて、レコーディングの時はずっとニヤニヤしていました（笑）。

はい。B.O.L.Tらしさのあるウインターソングをいただけて嬉しかったです。Aメロ、Bメロは可愛い感じがあって、サビは重くて、強めの言い回しもあったりして、そういうところがB.O.L.Tらしいのかなって。

可愛さがあったり、ちょっと強気なところがあったり、この曲の主人公の成長と感情の変化がすごく感じられる曲ですね。同じようなフレーズでも最初のほうに出てくるものと最後のほうに出てくるのとでは、主人公の成長具合が違ったりするので、そういうところも気をつけて歌うようにしました。

自分的にはこういう曲調は好きで得意なんですけど、可愛さがありつつもカッコ良い曲なので、どんなふうに歌うのがいいのかを考えたりしました。この曲の主人公って最初は自分らしさを隠していて、徐々に自分らしさを出していくという感じだから、私もB.O.L.Tの活動の中で自分らしさをどんどん出せるようになってきていると思ったので、主人公の気持ちに重ねて歌ってみました。

最後のほうにオケが消えて、そこからバーッとまた盛り上がっていく展開があるんですけど、他のアイドルさんの曲を聴いていたりして、そういうところがあると“こんなふうにバーッと声が出せたら気持ち良いだろうなぁ”と思っていたから、そんな部分を歌えたのが嬉しかったです。自分的にすごくうまく表現できたと思っていて、気持ち良く歌っていたら、気づいた時には終わっていたっていう感じだったので、この曲のレコーディングは過去最短で終わったんじゃないかと思います。

これからライヴなどで歌う機会が増えていくと思いますので、楽しみです。

たくさんあるんですけど、その中でも特に印象的だったのは2回目のツアーですね。今回は仙台にも行けて、回れた場所も増えましたし、公演が終わるごとにメンバーで反省会をやるようになって、思ったことを言って、改善していって、１公演ごとにスキルアップしていったと思いました。それが自分の中で大きかったですね。“2023年もまたツアーをやりたい！”って気持ちになりました。

私はツアーもそうなんですけど、リリースイベントが印象的でした。リリイベはワンマンライヴとかとは違う自分が見せられるというか、ワンマンライヴは“ここ、成功して良かった！”というのを楽しむところがあるんですけど、リリイベはそこまで構えないほうがいい感じがしました。私も小さい頃にリリイベに行ったことがあって、好きなアーティストさんと握手したりとか、ライヴを観れたことが嬉しくて、そのことは今でも覚えています。B.O.L.Tのリリイベに来てくれた子も、そういうふうにいい思い出として残ってくれたらいいなと思いますね。

2022年は2021年の頃に“できたらいいなぁ”と思っていたリリイベができたり、“またやりたいなぁ”と思っていたツアーもすることができました。B.O.L.Tとしてもたくさん楽曲が増えましたし、そんな2022年の最後に『Luna FESTIVAL 2022』を12月23日にできるのが嬉しいです。

誕生日にライヴができるのってやっぱり嬉しいですね（笑）。私がセトリも組ませていただいているんですけど、このシングルのリリースもあったので“新曲が全部聴いてからセットリストを組みたいです”とお願いして、レコーディングなどが終わったあとに組み立てていきました。みなさんに楽しんでもらえるようなライヴになったらいいなと思っています。

はい。自分の誕生日が来ると“もう一年が終わるなぁ”という感じになりますね。11月は2本のライヴをさせていただいて、ひとつは以前からやってみたいと思っていた生バンドでのライヴ（11月12日に埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心 VJ-3にて開催した『Rock the B.O.L.T』）。これができたことで、メンバーから“もっとこういうことをやってみたい”とか先の目標みたいな思いが聞けたりして、すごく大きなライヴになったと思っています。そのあとに私の生誕を含めたライヴがあったので、プレッシャーだったんですけど（笑）、この一年間活動してきた中で、他のメンバー3人の良さを改めて感じることも多かったですし、それがB.O.L.Tとしての武器になっていると思ったので、みんなに助けてもらいながら生誕を楽しく行なうことができました。あと、この一年の中での印象的なものとして、3周年ライヴ（7月15日に東京・KANDA SQUARE HALLにて開催した『B.O.L.T 3rd ANNIVERSARY LIVE』）があります。結成日にライヴをやらせていただくことは本当にありがたいことだと思っています。4周年の時には“この会場じゃ収まりきらないよ”って言ってもらえるぐらいに成長していきたいですし、ファンの方と一緒にこれまでに見たことのないような景色を見たいので、2023年ももっともっと頑張りたいと思っています。