2022年紅白、やっぱり気になる出場者5組!

2022年紅白、やっぱり気になる出場者5組!
毎年夏が終わって気付くと年末になっていて、大人の一年はつくづく過ぎるのが早いなと痛感している近年ですが、先日発表されましたね、第73回紅白歌合戦の出場歌手が。篠原涼子や工藤静香といった懐かしい顔ぶれや、いろいろと良くも悪くも(?)話題性のある発表だった感はあるけれど、それだけ注目されているということではないのでしょうか。そんな出場者の中から個人的に、どんなステージになるのか気になっている5組をご紹介! ちなみに私の推しは…まだ特別枠を諦めてないぞ(笑)。
シングル「ミチヲユケ」/緑黄色社会
シングル「プロポーズ」/純烈
シングル「限界突破×サバイバー」/氷川きよし
シングル「ツキヨミ」/King & Prince
「新時代」収録アルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』/Ado

「ミチヲユケ」(’22)/緑黄色社会

シングル「ミチヲユケ」/緑黄色社会

シングル「ミチヲユケ」/緑黄色社会

【初出場】今年は初出場が10組、その中でまず気になったのが緑黄色社会。え、野菜じゃなくて?というベタな疑問からだが(笑)、いやこれ大事、何も知らない人に気にさせるって。で、まんまと曲を聴いてみてびっくり! 初心者らしくMVを観てみたところ、なんて気持ち良さそうに歌っているのだろう。うまく歌おうという感じがなく天性の歌声とでもう言おうか。個人的には吐息の処理をせずそのまま残しているところが、そのあるがまま感を感じられるグッドポイント◎ これは一度聴いたらヤられるやつだ。そんな、日本テレビ系ドラマ『ファーストペンギン』の主題歌「ミチヲユケ」。元々ストックとしてあった曲をドラマ用にアレンジ、詞はストーリーからイメージを膨らませて書いたという。道無き道を「困難」とするか、まだ見ぬ自分に「わくわく」するか。あなたはどっち? 

「プロポーズ」(’18)/純烈

シングル「プロポーズ」/純烈

シングル「プロポーズ」/純烈

【5回出場】年内でメンバーの小田井涼平が脱退を表明している純烈。最近何度かテレビで観る機会があったのだけれど、改めてデカっ!(笑) 4人中3人が身長185cm以上ってよく集まったなぁ。しかもその面子で歌謡コーラスという隙間産業的な目の付け所が素晴らしい!…などと思いながら視聴。“親孝行、紅白歌合戦出場、全国47都道府県で唄うこと”が結成以来の目標とのことで、小田井にとってこんなにふさわしい締め括りはないんじゃないだろうか。2018年に夢の紅白初出場を果たした際に披露したのが「プロポーズ」。MVでは前半キメキメかと思いきや、後半で練習(妄想?)だったというオチが微笑ましくて印象的。先日NHK「うたコン」にて、ご両親が客席で見守る中、涙しながら歌ったのもこの曲でした。ということで、ここはやはり選んでほしいナンバーですね♪ 

「限界突破×サバイバー」(’17)/
氷川きよし

シングル「限界突破×サバイバー」/氷川きよし

シングル「限界突破×サバイバー」/氷川きよし

【特別企画】2000年のデビュー以来23年連続出場となる今年は、白組・紅組の枠を超えてのパフォーマンスとなる氷川きよし。元々アニメの大ファンだったということでオファーされた、フジテレビ系アニメ『ドラゴンボール超』のオープニングテーマ「限界突破×サバイバー」。《可能性のドアは施錠されたまま やれやれ…今度も壁をぶち破る》の歌詞のように、固定概念を解き放って“自分という人間”を素直に表現するきっかけになったという、氷川の人生を変えた曲だとも言えるだろう。2019年に参加した世界最大のアニメソングライヴイベント『アニサマ』では、アウェイかと思いきや本人も興奮するほどの盛り上がりをみせたのだとか。ロックなファッションやメイクを施し、まさにロックシンガーそのもの。というか、今の時代何ごとも区分すること自体がナンセンスで、それを素直に受け入れて評価できる状況、というものへの彼の貢献度は大きいように思う。12月31日で活動休止とのことなので、どうかありのままで素敵な時間を過ごしてほしいと切に願っています。

「ツキヨミ」(’22)/King & Prince

シングル「ツキヨミ」/King & Prince

シングル「ツキヨミ」/King & Prince

【5回出場】世代的には山下智久のイメージだったけれど、毎週楽しみに観ているTBS系ドラマ『クロサギ』。King & Princeの平野紫耀が主演を務め、主題歌もグループで担当している。ドラマのために書き下ろされたシングル「ツキヨミ」は、闇に潜む孤独を妖しく映し出す、まさにそのストーリーの世界が展開されたナンバー。曲はもちろんダンスやMVのメンバーの表情が、彼らの王道イメージとなるキラキラ感ではなく、カッコ良さとセクシーさにあふれた、それまでとは違った魅力を見せつけてくれる。来年2023年5月22日で、岸優太・平野紫耀・神宮寺勇太の3人が脱退、今回が5人での最後の出場ということになるので、ぜひ華やかなステージを期待したい。そして、いろいろな想いで今を過ごしているティアラ(ファンの呼称)たちはどうか、信じられるものを信じ、大切なものを大切にして、目の前にある時間を無駄にしないよう、悔いのないように過ごしてほしいと願います。未来がどう転ぶかなんて誰にも分からないんだから。

「新時代」(’22)/ウタ

「新時代」収録アルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』/Ado

「新時代」収録アルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』/Ado

【初出場】なんと、アニメのキャラクターが紅白に出場!人気アニメ『ONE PIECE』の劇場版『ONE PIECE FILM RED』のオリジナルキャラクターで、Adoが歌唱キャストを担当するウタ。二次元の世界から飛び出してきた世界の歌姫は「歌で世界を幸せにする」という。その歌声は三次元でも多くの人を魅了して、映画公開直後にはApple Musicグローバルチャートにて、日本の楽曲として初めて配信限定シングル「新時代」が全世界1位に!物語の中だけでなく、名実ともにその名を知らしめた。個人的には、怒っているようで深い哀しみを叫んでる「逆光」に惹かれたけれど、きっとこの世界に平和や平等なんて存在しないと知りながらも、世界中の平和と幸せを歌う紅白の髪をした彼女の、のびやかで力強いこの曲で新しい2023年という時代を向かえたいなと。ウタのもたらすものが無限のしあわせでありますように。

TEXT:K子。

K子。 プロフィール:神奈川・湘南育ち。“音楽=音を楽しむ”ことを知り、好きな音楽の仕事がしたい!とOLをやめてオリコン株式会社に9年所属。旅行業界に転職後、副業で旅・エンタメ関連のWEBで執筆するも、音楽への愛が止められず出戻り人に。愛情込めまくりのレビューやライヴレポを得意とし、ライヴシチュエーション(ライヴハウス、ホール、アリーナクラス、野外、フェス、海外)による魅え方の違いにやけに興味を示す、体感型邦楽ロック好き。最愛のバンドがついに復活してくれてもう泣くしかない。

OKMusic編集部

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