The Soap Girls、ASP

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The Soap Girls、
来日ツアーを開催中!
ASPとの対談を公開

私達が伝えたいのは
エロスではない、自由。

The Soap Girls、ASP

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――本当にその通りだよね。ASPのみんなは、“ANAL SEX PENiS”をどの様に自分の中で受け止めているのか訊いてもいい?

チッチチチーチーチー:私も新メンバーとして加入したんですけど、最初はその言葉に共感するというより、衝撃の方が大きかったんです。パフォーマンスの中で“ANAL SEX PENiS”という言葉を発したり、その言葉を主張することで、最初は、少し誤解を受けることもあるだろうなっていう、心配も正直あったんです。でも、ASPに入って、メンバーと一緒に“ANAL SEX PENiS”を掲げてパフォーマンスをする様になってから、自分自身がその言葉や意味を誤解していたんだなって気付いたところもあったんです。

――最初は少し恥ずかしいと思うことがあったってこと?

チッチチチーチーチー:はい。きっと普通、皆さんが思う様なことです。やっぱり恥ずかしいと思ってしまったり、ちょっと誤解をしてしまったり。

ミー:とても分かります。

――すごく正直な想いだと思う。モグ・ライアンは初期メンバーだけど、最初、そのスローガンを自分の中でどう受け止めたの?

モグ・ライアン:“ANAL SEX PENiS”という言葉に、私は最初からそんなに抵抗はなかったです。むしろ、どうして堂々と言っちゃいけないんだろう?っていう疑問の方が大きかったんです。ちゃんとそういうことを堂々と言っていきたいなって思ったんです。本当に“人間”という“平等”をちゃんと叫びたかったから。

ミリー:そう。本当にそうよね。それってとても大事なことだと思う。でも、みんな叫ぼうとしないの。そこを私達はとても疑問に思っています。

マチルダー・ツインズ:わたくしはですね、後から加入したメンバーでありまして、最初は公には言ってはいけない言葉だと思っておりました。しかしですね、そういう自分の凝り固まった概念を覆してくれたのがASPだったんです。なので、今、その言葉をスローガンに、自分が発信していく側になれたことがとても光栄で、幸せに思っています。Thank you。

ミリー&ミー:Thank you to you!

ウォンカー・ツインズ:わたくしは、『ANAL SEX PENiS』というタイトルのアルバムを最初に見たとき、こんな衝撃的なタイトルを掲げてパフォーマンスしているグループなんて他にいないぞ! と思ったんです。それが、女性グループということも、未だかつてない衝撃で。

ミリー:そうよね。普通アイドルには無い表現だと思うわ。

ミー:私達も昔アイドルをやっていた経験があったんだけど、そのときでは考えられなかったと思う。アイドルは普通の人よりも制限が厳しいからね。でも、アイドルだから言う必要があると私は思うの。アイドルだって“人間”なんだもん。

ウォンカー・ツインズ:I think so too!

ミー:同じね!

――リオンタウンはどう? 後から加入した中で、“もっと可愛いアイドルがやりたかったのに、、、”みたいなことってあったりしたの?

リオンタウン:私も後から加入して、加入から“ANAL SEX PENiS”という言葉を背負って活動するようになった訳ですけど、それに対して恥ずかしいとか後ろめたい気持ちみたいなのはなかったです。自分の殻を破る姿とか、自分の殻に閉じこまる姿を、みんなに見てもらいたいなって思う様になったんです。ASPになってから、本当にそう思う様になったんです。

ミリー:私達もアイドル時代にそれをより強く思う様になったの。それまで以上にね。とにかく表現の自由が制限され過ぎていて、より深く平等と表現の自由を唱えたくなったの。

ミー:抑圧があったからこそ、そこから逃れたいと思う様になったの。だから自分達だけでやる様になってからは、より発言や表現が自由になったわ。

――初期メンバーであるナ前ナ以は、先陣を切った1人でもあるけど、そこはどう感じているの? 怖さはあった?

ナ前ナ以:怖さというのとは少し違うかもしれないけど、自分自身がいろんな考え方に向き合うキッカケになったなと思うんです。私達が所属するWACKという会社の社是は『ちんこと言える世の中を。』なんです。私は、ASPというグループが出来るからこの事務所に入った訳ではなくて、この会社のそういう異端児な主張に興味を持ったというか、この事務所でパフォーマンスをしてみたいって思って今の事務所に入って、ASPのメンバーになったんです。そこから“ANAL SEX PENiS”を掲げて自分が活動することになって、今、本当にやりたいこと、言いたいことが叫べている状態なんです。

ミー:とても素敵なことね。

ミリー:私達もそういう事務所の考えだったら、アイドルをやり続けていたのかもしれないなって思います。とても素敵な環境ね。羨ましいです。

ユメカ・ナウカナ?:なんかそうやって言ってもらえるとすごく嬉しいです。私も、ミリーさんとミーさんが言っていた様に、人の想像を超えることをするのが本当に大好きなんです。

ミリー:そうよね。

ユメカ・ナウカナ?:“女の子だから可愛くなくちゃいけない”とかもそうだけど、“〜じゃなくちゃいけない”っていう殻を破りたいんです。私は、ファンの人たちが驚いてくれる顔を見るのが大好きだから、今、ASPでみんなを驚かせるパフォーマンスが出来ていることがとても気持ちいいんです!

ミー:人を驚かせるってことは、その人の考え方を変えるキッカケになることだったりするからね。

――本当にそうかもね。

ミリー:「The Emperor’s New Clothes」は、とても共感するメッセージを感じるわ。

ユメカ・ナウカナ?:The Soap Girlsさんは、型にはまらないスタイルを感じるから、同じですね。

ミリー:本当にそう思うわ。

ナ前ナ以:私は、ASPで歌っているとき、ASPになる前の、普通の女の子だったときの自分の想いを歌にぶつけていたりするんです。『ANAL SEX PENiS』という最初のアルバムには、“よし。やってやるぞ!”っていう想いが詰め込まれているんです。

ミー:社会が邪魔者とする者の主張というのもThe Soap Girlsの音楽の中には込められているの。ソサエティストリージェクトって言っているんだけど、そういう人達が主張出来る場所として、The Soap Girlsの音楽を届けられる場所が存在していてほしいの。

――それぞれ人はいろんな不満を持っていると思うけど、みんなはどんな不満を今、胸に抱いているの?

ミリー:先入観。

ミー:人は見かけで判断するでしょ。それが本当に嫌なの。例えて言うなら、乳首が戦争よりも怖い社会になってしまっている様な気がするの。表現の自由や、思っていることが言えない社会。でも、本当はそれが1番怖いことなのに、それを解ろうとしない。目を背ける社会になってしまっていることに、大きな不満を感じているわ。

ミリー:アイドルの頃は男性誌のグラビアの撮影が多かったの。そこでの露出は、今私達がステージで露出することと意味が全く違うの。そこが真っ直ぐに伝わって欲しいと思ってる。私達が伝えたいのはエロスでは無いの。自由なの。

ミー:伝わりづらいかもしれないけど、きっと伝わってくれると信じているわ。私達が歌詞にすることが多いのは、本当に人間としての素直な気持ち。失恋の歌詞もあるし、動物愛護の活動もしているから命の大切さを歌うことも、私達の中心にあるのよ。そこと同じメッセージとしては、自殺願望のある人達へのメッセージ。そこは私達がとても大切にしているところでもあるの。自分の命を守って欲しい。もっと自由になれば、絶対に幸せな時間を手に入れることが出来るから! 

ユメカ・ナウカナ?:すごく分かります! 共感出来る。本当に。私は、ASPの曲の中で「BE MY FRiEND」という曲の作詞をさせていただいたんですけど、そこに自分の思っているメッセージを詰め込んだんです。見た目とかで判断せずに、まずは手を繋いでみて、ときには手を離してみて、そうすることで、いろんなものが見えてくるから! そうすることで、本当の友達になろう! っていう意味を込めたんです。

ミー:そのメッセージは、寂しいと思っている人にとっては、すごく嬉しいメッセージになっていると思う。孤独が1番悲しいことだと思うから。「BE MY FRiEND」の歌詞は、きっとたくさんの人の心を救ってくれたと思うわ。

ユメカ・ナウカナ?:嬉しいです! ASPの曲は、嫌な自分を叩けるというか、過去の自分と戦えるんです。ASPのライヴに来たら、嫌な自分や、嫌な過去と戦えるって言ってくれてるお客さんがたくさん居てくれるんです。それがASPのライヴの醍醐味だと思うんです!

ミリー:そうね。ライヴって感情を分かち合える感じがありますよね。すごく共感出来ます。

ミー:ライヴではそういう人達を救えるスーパーヒーローになれる気がするの!

――なるほどね。そうかもしれないよね、実際に。お客さんもステージに立つ側も、お互いのパワーになってるもんね。

OKMusic編集部

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