【irienchy インタビュー】
夏の流星群をモチーフにした
片想いソング
今年4月にミニアルバム『AMPLITUDE』で全国デビューを果たしたirienchyが、早くも配信シングル「ヒトミシリ流星群」を発表。バンドの近況や新曲が生まれた背景について、メンバー全員に話を訊いた。
今のirienchyを生で観てほしい
前回のインタビューから約半年が経ちましたが、初の全国流通盤となったミニアルバム『AMPLITUDE』リリース以降の活動はどうですか?
宮原
この半年はライヴをたくさんやれて、自信がついたのが大きかったですね。回数を重ねるごとにバンドの状態が良くなっていくのをまざまざと実感できていて、今のirienchyを生で観てほしいっていう気持ちが本当に強いんです。音源も全力で作っているんですけど、僕らが大切にしているのはやっぱりライヴなので。
井口
結成から2年半が経って、メンバーの視野がより広くなってきたというか。今まで見えていなかった部分が見えてきたり、それをライヴや楽曲制作に活かせている感覚があります。
諒孟
リリース後のリアクションとしては、「メイビー」のMVに海外の方からコメントがあったりとか、ストリーミングで意外な国からの反応があったのも嬉しかったです。
本多
ライヴを通して友達も増えました!(笑) 前作のリリースツアーで初めて対バンしたバンドから、今度は僕らが誘ってもらえることがあったり、颯くんの地元である福岡のFSM(福岡スクールオブミュージック&ダンス専門学校)で行なわれたイベントに出させていただいて、学生さんたちとの交流ができたり。コロナ禍でも生身で人と接している感じがありましたね。
9月には『TOKYO CALLING』、10月には『MINAMI WHEEL』への出演が決まり、サーキットイベントに呼ばれる機会も多くなってきていますね。
諒孟
そうですね。活動するうちに自信が生まれて、どこにでも出ていけるようなバンドになってきているのかなと思います。ライヴと並行して新曲のレコーディングもやっていたので、意欲的なモードはどんどん加速していて。
宮原
音楽をがっつり楽しめている感じだよね。未発表の新曲もライヴで強気にやれていますし、イベントだったら“今日の出演者で一番良かったと言わせたい!”という想いでいつも臨んでます。
irienchyは対バン相手にも好かれそうですよね。
宮原
この前もライヴ中にちょっとしたトラブルがあったんですけど、周りのバンドマンから“どうやったらあんなにうまく対処できるんですか?”みたいなことを訊かれました(笑)。
井口
「ドリームキラー」の途中で僕のベース音が急に出なくなっちゃって、さすがにダメだと思って曲を止めたんです。
諒孟
自ら止めたよね(笑)。で、急遽3人がわちゃわちゃと間をつないだ感じで。
本多
諒孟さんがドラムを叩いたり、俺がドラムセットの前に出てきてしゃべったりね。
宮原
僕らとしてはかなり荒っぽいライヴだと思ったんですけど、あとでなぜかすごく褒められて驚きました。各々が好き勝手にやっていただけなのに(笑)。