「最後までととのってください!」R
an、サウナ好きならではのバースデー
ライブを開催
静かなSEとともに登場したRanは、アコースティックギターをかまえ「ご飯の食べ方」を演奏し始める。フロアからは自然と手拍子が沸き、Ranも楽し気な歌声と表情でリラックスした様子だ。「環」でも明るく弾むキーボードのフレーズに乗せて穏やかに歌詞を紡いでいく。無邪気な笑顔と明るくハリのある歌声がオーディエンスの心を弾ませる一方、一変して静かな声で歌い上げた「ビーナス」の、心に迫るような静かな感情表現も魅力的。柔らかいギターストロークが印象的な「17」に続くと、ゆるやかに上下するメロディに乗せて〈空虚な空こそわたしを羽ばたかせる〉というサビの言葉を、伸びやかな歌声で羽ばたかせるように歌った。
「おれんじ」、「夜逃げ」と続けると、「新曲やります!」と「ちょうどいい」へ。明るいピアノのフレーズが手拍子を巻き起こし、はつらつとした歌声がポジティブな歌詞を紡ぐ。「行方」ではAsucahによるピアニカが郷愁を呼び起こし、呼応するようにRanの歌声も柔らかく響いた。
アンコールの拍手に誘われステージに戻ってきたRanは「本編終わったんだね、早いね……」とどこか寂しそうな様子。改めてこの日の公演が完売したことに感激しながら感謝を伝えた。弾き語りで新曲「淘汰」を独白のように歌うと、再びAsucahをステージに飛び込むRan。グッズを身にまとって登場したAsucahは、おもむろにバースデーソングを披露。驚くRanの元にろうそくの点いたケーキが運ばれ、オーディエンスとともに誕生日を祝うバースデーライブらしい一幕で盛り上がった。
撮影:Bromide,inc.
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