【Girls² インタビュー】
メンバーそれぞれの
個性がすごく出た曲になった
9人が力を合わせながら歌唱とダンスで多彩な楽曲を表現するGirls²。7枚目のEP『Shangri-la』は彼女たちの魅力が満載だ。切れ味の良いダンスパフォーマンス、絶妙な歌のコンビネーションが幅広い層を魅了するに違いない。収録されている3曲について鶴屋美咲、小川桜花、増田來亜が語ってくれた。
さまざまな夏の風景、物語を描いた3曲
豊かな表現力を示す一枚
どのようなEPになったと感じていますか?
鶴屋
“夏っぽい”という統一感はありますけど、歌い方、ダンス、ビジュアルも3曲ならではのものが詰まったEPになりました。
小川
全曲それぞれでテイストが違うので、この一枚でいろいろな楽しみ方をしていただけると思います。
鶴屋
今までよりもヴォーカル、ダンス、ラップの役割が分かれているので、楽曲ごとに“メンバーそれぞれに役割があるんだな”とか、“全員が輝けるようになってきているな”と感じてもらえるんじゃないかな。
増田
「Shangri-la」は最初に楽曲をいただいた時に、おとぎ話のような不思議な印象だったので、振り付けはやさしい系になると思っていたんです。でも、実際はしっかり踊る系になりました。そういう点も楽しんでいただきたいですね。
小川
コレオグラファーさんに振り付けをしていただいた時、“この曲、しっかり踊るんだ!?”って、私も驚きました。でも、踊り込んでいき、完成してみるとそれがすごく曲にぴったりでしたね。
鶴屋
ヴォーカルは柚葉、百花、來亜がメインで、柔らかめの声がガーリーな雰囲気を出していると思います。レコーディングの時にヴォーカルのディレクションをしてくださったのは、普段私たちのレッスンをお願いしている方なので、私たちの魅力が出るポイントをご存知なんですよね。だからこそ、Girls²の個性がすごく出た曲になりました。
ユニゾンの歌の良さももちろんありますけど、Girls²の曲は個々の歌がすごく活かされていますよね。
鶴屋
最近、そうなってきましたね。振り分けがすごくはっきりしてきたところがあるので。
増田
メインヴォーカル、サブヴォーカル、ラップチームって分かれることによって、そのメンバーが歌う1フレーズが増えるんです。だから、私たちも歌に気持ちがより入りますし、みなさんにとっても聴きやすくなっているのかなと思います。
歌やラップの連携、コンビネーションがどんどん進化していると思います。
小川
そうですね。曲で言うと「80’s Lover」(2022年1月発表のアルバム『We are Girls²』収録曲)くらいから綺羅、都愛、蘭がラップチームというイメージがついてきたんです。楽曲にラップパートが入ることによって、一曲の中でさまざまなテイストを楽しめるようになってきたのかもしれないですね。
Girls²はカッコ良いグループだと、「Shangri-la」を聴いて改めて感じましたよ。
小川
女の子からも憧れられる存在になるのが夢なので、その目標にもっともっと近づいていきたいですね。
鶴屋
「80’s Lover」以降、そういう目線で観てくださる方が増えたように感じています。これからもそういうグループになっていきたいですね。
みなさんがGirls²のメンバーではなかったとしても、おそらくリスナーとして好きになっていましたよね?
鶴屋
“誰推しになってたかな?”って考えることがあるよ(笑)。
増田
衣装を真似してライヴに来てくださる女の子もいるんですよ。で、“どういう音楽が好きですか?” “どういう服を買いますか?”という質問をいただくこともあって。そういうのはすごく嬉しいんですよね。
私服も注目されていますよね?
増田
はい。特に桜花はファッションリーダーですから。
小川
インスタグラムにメンバーの私服とかの写真を載せるようになってからは、そういう点に注目してくださる方々が増えてきていると思います。だから、服も気をつけないと(笑)。
小川さんは普通のラフなスウェットを着てもカッコ良くなると思いますけど。
(笑)。「Shangri-la」はラブソングとしての可愛さもすごく入っていますよね。
小川
はい。歌声もそういう雰囲気を感じさせてくれるんです。
相手へ想いを伝える直前のドキドキ感が描かれていますが、主人公の女の子を応援したくなります。
鶴屋
恋愛はこういう時期が一番楽しいってよく言いますよね。
歌っているみなさんの中でも、物語がイメージできているんじゃないですか?
小川
そうですね。歌詞を台詞として一回言ってみてからレコーディングをしたんです。その結果、1フレーズずつに気持ちをちゃんと乗せて歌えています。
増田
私はもともと“Shangri-la”という言葉を知らなかったので、検索をかけて“空想の理想の世界”という意味を知ったんですよ。空にある紫色がベースのお城を思い浮かべて、そのお城に住んでいるお姫様をイメージしながら歌いました。
鶴屋
私の中でも空想の世界みたいなイメージがありますね。レコーディングの時にディレクションをしてくださった方も、“ピンク、水色、キラキラしたラメとかをイメージして歌ってみて”とおっしゃっていました。でも、MVはそれとはまた違ったシチュエーションになっています。
増田
メンバーのみんなが外で遊ぶさわやか系のMVになっています。
小川
今作の3曲はMVもかなり違うテイストなんです。「Seventeen’s Summer」はイラストと実写をミックスしていて、「Swipe Up」は色味がビビッドっぽいやんちゃ系になっています。
YouTubeにアップロードされているMVには海外からのコメントもかなり寄せられていますよね?
小川
そうなんです。海外の方からのコメントも「80’s Lover」から増えた気がしますね。メンバーの間でも“最近、海外からのコメントが多いよね?”という話をしています。
今の状況が落ち着いたら、海外でライヴをする機会もあるかもしれないですよ。
増田
パスポートは用意してあるので、いつでも行けます!
(笑)。「Shangri-la」のMVの観どころはどこでしょうか?
増田
ラップの部分のダンスブレイクは音をはめることを意識した振り付けになっています。私たちも踊っていて楽しいですし、観ていても面白いと思いますね。
Girls²のダンスや歌は進化し続けていますね。
鶴屋
ありがとうございます。最初の頃は小中学生のメンバーが多かったので、その頃よりは変わったと思っています。映像などで昔のいろいろな姿がメディアに残っているから、たまに恥ずかしいことがあるんですけど(笑)。でも、そういうことを繰り返しながら、もっと素敵になっていきたいです。