センス光る選曲も、観客たちを声を上
げて大興奮?!城内彩花(コンビニ推
進アイドル(仮))陰極生誕祭公演レポ
ート!!

 6月25日(土)、渋谷camelotを舞台に、コンビニ推進アイドル(仮)のメンバー城内彩花の生誕祭「コンビニ推進アイドル(仮)城内彩花生誕ワンマンライブ」が行われた。

 いつもなら、テーマ曲『僕のヒーロー』から幕を開けるのがコンビニ推進アイドル(仮)の定番スタイル。でもこの日は,お馴染みの始まりを嬉しく裏切るように、城内彩花の歌いだしから始まる『暁の空』からスタート。曲が進むごとにメンバーらも、フロアに足を運んだ人たちの気持ちも走り出す。途中、メンバーらが描いた未来へ向かって駆けだすように舞台上を走る場面も登場。躍動を強める彼女たちの姿に合わせ、観客たちの感情も一緒にアガってゆく。心繋がりあうその関係性が嬉しいじゃない。
 メンバーらが扇子を手にしたのに合わせ歌ったのが『梅見月夜』。扇子を用いた艶やかなパフォーマンスは、その動きをずっと追い掛けていたくなるほど華やかだ。艶やかな曲調やパフォーマンスの中に力強さを覚えるのは、メンバーらの気迫の現れ。フロアでも、彼女たちの気持ちを鼓舞するように熱いクラップが起きていた。

この日のオープニングの演出には城内彩花のアイデアが反映していたことを、メンバーどうしがMCで語り合う。そのうえで、「次の曲何だっけ?」「忘れちゃった」「ヤバい、ヤバい」と慌てる様を見ながら、次のブロックへ繫いでゆく。流れ出した警告音…。
 先の流れを受けて歌ったのが、『ヤバいバル』。この日は、マスク越しなら声出しOKという理由もあり、主役の城内彩花が歌うたびに、彼女へ向けた熱いコールも飛び交っていた。熱情した楽曲や、オイオイ煽るパートも組み込んでいる理由もあり、フロアの熱気もヤバいくらいに上がりだす。
 激しく荒ぶる音がフロア中を包み込む。先に作り上げた熱情をもっと燃え盛る景色へ塗り上げるように、彼女たちは『chase the future』『revelation』と、ライブで熱狂を描き出す楽曲を連投。『chase the future』『revelation』を通して7人が観客たちへ挑みかかる姿を示せば、ときにヘドバンや拳振り上げ煽る姿も組み込み、観客たちと一緒に騒ぐ景色を作りあげていた。中でも『revelation』のコール飛び交うライブに触れていたときは、自然と気持ちも熱くなっていた。コロナ過以降に誕生したグループのように、世の中がコロナ過以前のライブ環境へ戻り出したのに合わせ、コンビニ推進アイドル(仮)のライブにも、声出し出来るからこそ作れる一体化という新しい景色がどんとん描き加えられている。

ここからは、城内彩花の生誕コーナーへ。ガーリーな衣装姿に着替えた城内彩花が歌ったのが、Girls Dead Monsterの『Alchemy』。アニソンやロックが好きな城内彩花らしい選曲だ。ライブでは、力強い歌声の中へ、歌詞に合わせ巧みに変化する感情の揺れも投影。改めて、シンガー城内彩花としての魅力を感じさせられた。
続いて、メンバーとファンたちによる、「プレゼント争奪じゃんけん大会」を開催。みんなでわちゃわちゃ楽しんだうえで、ライブは後半戦へ。

  流れだしたのが、お馴染み『僕のヒーロー』。でも、冒頭を歌ってすぐに楽曲は『君のモノガタリ』へ。城内彩花のアイデアによる思わせぶりなアプローチも、とても新鮮だ。ファンたちも、いつものテーマ曲を楽しもうとしていた中での急に楽曲が変化したのに合わせ、「おーっ!!」と思わず興奮。胸をキュンキュンときめかせる構成に、ファンたちの熱狂のレベルゲージもレッドゾーンへ向け一気に高まりだす。メンバーらの煽る姿に合わせ、一緒に「オイ!jオイ!」と声を上げ、腕を高く突きあげる様も、在りし日のライブらしい風景だ。 
 メンバーらがチャーミングな魅力を振りまきながら歌いだしたのが、『しゅきしゅき大正義』。甘えた素振りで歌うメンバーらの姿に、観ている側も熱い視線を注ぎながら、舞台の上で愛らしく歌い躍るメンバーらの姿を夢中になって追いかけていた。

MCでは、みんなが城内彩花の名前をどんな風に呼んでいるのかの話を、ファンたちも交えて交わし合っていた。次のブロックでは、生誕祭ではお馴染みの新曲の披露へ。
「朝に聞くと爽やかになる」歌として誕生したのが、『虹の歩道橋』。とても爽やかなでポップな、一度触れただけで気持ちがワクワクしてゆく楽曲だ。初見で触れても、自然と気持ちがアガッてゆく、その場を晴れた環境へ導けば、ときめきが次々と生まれる楽曲だ。この曲は城内彩花みずから作詞・作曲を担当。ぜひ、いつか音源化になったときには、朝からこの曲を聞いて、1日晴れた気分で過ごしていただきたい。
 生誕祭のライブと言えば、やはりこの歌は欠かせない。コンビニ推進アイドル(仮)が最後に歌ったのが『Birthday』。メンバーらの真心込めた歌声や、愛らしいパフォーマンスに触れているだけで、胸がジワジワと温かさに満たされてゆく。みんなで大好きな主役のことを、ときに身をギュッと寄せ合い祝福してゆく。落ちサビでは主役の城内彩花が歌えば、その後、他のメンバーたちが次々と城内彩花へ向けて担当コンビニに当たるファミリーマートで購入したプレゼントを手渡す。その微笑ましい姿は、本当に胸が温かくなる風景だ。最後に、城内彩花が、この日の生誕祭を開催できた喜びを涙声で語っていたことも報告しておこう。
 コンビニ推進アイドル(仮)は、7月8日に新宿ReNYでワンマン公演を行なう。この勢いを、ぜひ新宿ReNYへと繋げたい。

PHOTO:牧野健人
TEXT:長澤智典
★インフォメーション★
ライブ情報
7/8(金)新宿ReNY
ワンマンライブ
<会場チケット>
S前方自由席5,500円
A自由席3,500円
B立見席1,500円
配信 2,000円
新衣装お披露目&新曲披露します!
チケット
https://funity.jp/tickets/starman/showlist
コンビニ推進アイドル(仮)/『僕のヒーロー』【MV full】
コンビニ推進アイドル(仮)/『revelation』【MV full】

●SNS
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コンビニ推進アイドル(仮)TikTok
城内彩花
春沢リリな
中村冬香
絃ユリナ
百海咲希
里実みあ
『暁の空』
『梅見月夜』
『ヤバいバル』
『chase the future』
『revelation』
『Alchemy』(Girls Dead Monster)城内彩花
『僕のヒーロー』『君のモノガタリ』
『しゅきしゅき大正義』
『虹の歩道橋』(新曲)
『Birthday』

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