UVERworldの
デビューアルバム『Timeless』は、
あらゆる要素が高い熱量のままに
融合された傑作だ
最新先『30』も素晴らしい出来栄え
ただ、それにしても、今週のUVERworldに関しては、ニューアルバム『30』関連のページが表示される割合は高かったように思う。そうなると、簡単には見過ごせないもので、まずは『30』についてのページ、メンバーが『30』について語ったインタビュー記事などを見てみようということになる。そのいくつかを覗いてみると、この新作『30』はすこぶる評判がいい。メンバーの手応えも相当いいようだ(はっきりとそう言っているようなものは見つけられなかったけれども、ニュアンスは間違いなくそうだった)。そうなると、その新作を聴いてみたくなるのは、ライター稼業云々以前に、人の常だろう。で、早速、拝聴。こういう時はサブスクは便利である。…確かにこれは傑作だ。冒頭2曲からズシリと来た。ロックバンドとしてやるべきことに躊躇してないことが何よりも素晴らしい。堂々たるアルバムである。今これをやれるUVERworldの真っ直ぐさに、正直言って強く心を打たれた。当コラムは新作レビューではないので、『30』についてはこれ以上詳しく述べないが、筆者がズシリと来た冒頭2曲の歌詞を以下に載せておきたい。この短いフレーズだけで、UVERworldの性根、その太さが分かろうというものではなかろうか。
《俺達にとって音楽はビジネスなんかじゃねぇ!/これが人生の全て!》《見つけろ!/お前にとっての「全て」》(アルバム『30』収録「EN」)。
《もう売れなくても良い/自分自身の在り方を誇れるように/やり方なんてさ 売れるだけで良いならいくらでもあるからこそ/やってきたことの歴史と同じくらい 何をやらなかったかを大切にしたい》(アルバム『30』収録「One stroke for freedom」)。
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