ミュージカル『オリバー!』子役キャ
ストたちに訊いた~(4)救貧院の子ど
もたち<ベルグレヴィア>チーム

19世紀英国の文豪ディケンズの小説「オリバー・ツイスト」を原作として、英国のソングライター、ライオネル・バートによって創り出されたミュージカル『オリバー!』の新演出版がいよいよ、東京・東急シアターオーブ(プレビュー公演:2021年9月30日~10月6日、本公演:10月7日~11月7日)と大阪・梅田芸術劇場メインホール(12月4日~12月14日)で上演される。
このミュージカルの最大の特徴は、子役俳優たちが多数出演することだ。難関のオーディションをくぐり抜けてきた優秀な少年少女たちが繰り広げる歌と踊りの光景は、息をのむほどの壮観を呈することとなるだろう。SPICEでは、そんな彼ら彼女ら一人ひとりを、Q&A形式でフィーチャーしていく。ラストの今回は、救貧院の子どもたち<ベルグレヴィア>のチームを紹介する。

■磯田虎太郎(いそだこたろう)
磯田虎太郎
2010年12月8日、東京都生まれ。主な過去出演作品:舞台『紅葉鬼』~童子奇譚~ いぶき役。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】イギリス人の担任の先生が、『オリバー!』はとても素敵な作品だ、と言っていたので、前から気になっていました。実際に映画を観たり音楽を聴いたら、大好きになり、出演したいと思いました。
【Q】磯田さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】貧しいながらも家族仲良く暮らしていましたが、お父さんが当時の流行り病に罹り、とうとうご飯をたべるお金がなくなってしまい、救貧院に入れられてしまったのだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】19世紀のイギリスのことや救貧院のことをインターネットで調べました。僕の役の人物設定を細かくノートにまとめて、鏡の前で表情などもチェックしながら練習しています。
【Q】気になる共演者は?
【A】濱田めぐみさんです。『レ・ミゼラブル』を観た時、濱田めぐみさんの歌と演技に鳥肌が立つほど感動したからです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】子どもたちがいっぱいなので、休憩中にみんなとお話しできるのが楽しいです。大人キャストの皆さんと一緒に踊るシーンの練習も楽しかったです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】お稽古で丁寧に教えてくださるので、苦労だと思うことはありません。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】街の子どもたちと大勢の大人たちが一緒に踊るところは、ワイワイして楽しいです。逆境でも希望を持って、前向きに生きるというエネルギーを感じてもらえれば、嬉しいです。

■市川裕貴(いちかわゆうき)
市川裕貴
2009年10月26日、東京都生まれ。主な過去出演作品:『スクール・オブ・ロック』ジェイムズ役(公演中止)。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】「オリバーのマーチ」(「信じてみなよ(Consider Yourself)」)をコンクールで歌った時、前向きな歌詞と元気な曲が大好きになったからです。
【Q】市川さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】子どもが沢山いる貧しい家で、末っ子だった赤ちゃんの僕を育てられず、捨てられてしまったのだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画のDVDを何度も観ています。そして、ご飯を食べる時、こんなおいしいご飯は救貧院では食べられないんだなぁ、と思いながら、沢山食べています。
【Q】気になる共演者は?
【A】濱田めぐみさんです。昨年『スクール・オブ・ロック』で共演できる予定だったのに、公演中止でご一緒することがかなわなくなったからです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】稽古の帰り道に友達と喋り、笑いながら歩くことです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】ダンスが得意でなく、振りを覚えるのに他のみんなよりも時間がかかってしまうことです。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】仲間のみんなが歌もダンスも上手くてビックリしています。全員の力を合わせた舞台を是非、観に来てください!

■石倉 雫(いしくらしずく)
石倉 雫
2008年8月1日、島根県生まれ。主な過去出演作品: ミュージカル『マリー・アントワネット』マリー・テレーズ役、『喜劇 有頂天団地』小学生役、ミュージカル『レディ・ベス』幼少期メアリー役。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】オーディションのお話をいただき、インターネットで調べてみると、子どもたちが沢山出演していて楽しそうなミュージカルだな、と思えたからです。
【Q】石倉さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】救貧院に来たのは家が貧しかったからですが、お父さんとお母さんには、早く一緒に暮らせるよう、私のために働いて、迎えに来てくれることを願っている、と思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】救貧院の子どもたちはいつもお腹を空かせているので、「ご飯をいっぱい食べたーい!」と思いながらお稽古するようにしてます。
【Q】気になる共演者は?
【A】小野寺昭さんです。『オリバー!』に出演できるとわかった時にホームページで大人キャストさんのところをみて、「かっこいい!」と思いました。小野寺さんのミスター・ブラウンロウ役が楽しみです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】お稽古場で、自分の出番じゃない時に他のキャストさんたちのお芝居を観ることが楽しみになっています。沢山の発見があり、とても勉強になります。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】子どもたちが多いので、役と名前を覚えるのが大変です。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】『オリバー!』はお客様をニッコニコにできて、元気を出させるミュージカルです。一生懸命頑張りますので楽しみにしていて下さい。

■木村 心(きむらこころ)
木村 心
2013年6月10日、東京都生まれ。大型公演への出演は今回が初めてです。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】大人も子どもも沢山出演する、大きな舞台だからです。
【Q】木村さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】親が病気で死んでしまい、兄も家を出ていってしまったからだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画を観ました。また、お菓子をガマンし、毎日、体重計に乗っています。
【Q】気になる共演者は?
【A】すごい方々ばかりなので、皆さんのことが気になります。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】これまでは大人の俳優の方々と一緒にやったことがなかったので、毎日が楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】高い音をきれいに出すことや動きを覚えることなどに苦労しています。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】『オリバー!』の一番の魅力は、悪役が本当の悪人でなかったりするところだと思います。どう演じたらそういう表現が上手くできるのか、実際にご覧いただきお楽しみください。

■黒川明美(くろかわめいみ)
黒川明美
2009年5月2日、千葉県生まれ。主な過去出演作品:児童劇団大きな夢『しあわせの青い鳥』主役ミチル。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】小学1年生の時から子どもミュージカルの劇団に所属して沢山のミュージカルの舞台に立たせていただいてきました。みんなで作り上げるミュージカルが大好きなので、大きなカンパニーで作る素晴らしいミュージカルの『オリバー!』に、私も「参加してみたい!」と思いました。
【Q】黒川さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】お父さんとお母さんに愛されて育った普通の女の子でしたが、1年前に交通事故で両親を亡くし、他に身寄りがなく救貧院に来ました。妹も同じ救貧院にいます。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】DVDを購入して何度も観ています。特に最初の救貧院のシーンを繰り返し観て、子役の子の表情を真似しています。上下巻の本も買ってもらいましたが、私には少し難しくて……。映画を観る時や台本を読む時には、先に本を読んだ母から説明を付け加えてもらって、シーンの理解を深めています。
【Q】気になる共演者は?
【A】伊東えりさんです。私が小さい時から一番大好きなディズニープリンセス、『美女と野獣』のベルの吹替を担当された声優さんでした! 声を聴くとドキドキします! それと、浦嶋りん子さん。母が高校時代からのファンで、私の出演が決まった時には大騒ぎしていました。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】今まで様々な舞台で客席から観ていた大人キャストの方々に私の名前を呼んでいただき、振付を直接教えていただけることがとても嬉しいです。あとは、休憩中の<ベルグレヴィア>チームの女子トークも楽しいです。みんな面白い子ばかりなんです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】海外スタッフの方の英語が聞き取れないことです(涙)。一度、エレベーターの中で2人だけになり、声をかけていただいたのですが、ほとんど何をおっしゃっているのかわかりませんでした。いつも日本のスタッフの方が話している時の真似をして「ヤー、ヤー」とごまかしていたら笑われてしまいました。英語勉強します!
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】悲しい生まれのオリバーが幸せを掴む物語です。辛い出来事がオリバーに沢山降りかかりますが、周りのとっても濃い〜キャラクターたちが物語を面白くします。私は救貧院の子どもですが、究極にお腹を減らした子の表情を上手く、面白く表現したいです!

■河本雪華(こうもとせっか)
河本雪華
2011年12月12日、東京都生まれ。主な過去出演作品:テレビ『ABCブロッコリ』、映画『舟を編む』、雑誌・CMモデル等。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】素晴らしい作品に少しでも関わりたいと思ったからです。
【Q】河本さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】お父さんとお母さんが10年間かけて宇宙と世界を隅々まで旅行をすることになって、その間だけ救貧院で待っているところです。もうすぐ10歳なので迎えに来てくれます!
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】救貧院の子どもなので、今年の夏は日焼けをしないようにしています。そして太らないようにアイスクリームは一日一個だけでガマンしています。
【Q】気になる共演者は?
【A】共演者全員です。オリバーのファミリーなので、大人も子どももみんなのことを何でも知りたいし、仲良くなりたいです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】休憩中に他のキャストの練習風景を間近で見ることができて、とても楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】稽古中にマスクをしていることです。もっと大きいお口で思いっきり歌いたい!
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】大勢で歌ったり踊ったりするシーンを、お客様も一緒に楽しんで欲しいです。

■鐘 美由希(しょうみゆき)
鐘 美由希
2010年9月30日、愛知県生まれ。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】ミュージカルを見て、とても感動しました。次は私が感動させる側になろうと思い、『オリバー!』に出演しようと決めました。
【Q】鐘さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】お父さんとお母さんが事故で亡くなってしまいました。おじいちゃん、おばあちゃんのところへ行ったけれどお金がないからと、救貧院に入れられました。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画を見ています。それから、救貧院にいるのでお腹を空かしていないとと思い、うっかりご飯をいっぱい食べてしまった時は運動をします。
【Q】気になる共演者は?
【A】濱田めぐみさんとソニンさんです。お二人の歌を聞いてとても感動しました。私もお二人のように色々なミュージカルに出演したいです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】お稽古が想像以上に楽しかったです。みんなと一緒に踊ったり、大人キャストの方々の歌を聞いたりすることが楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】毎日の振付変更についていくことです。「やっと覚えた!」と思ったら変わってしまうので、頭の中を整頓するのが大変です。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】大人キャストの皆さんが踊るところです。見ていると私も一緒に踊りたくなります!

■高澤悠斗(たかざわはると)
高澤悠斗
2009年2月10日、千葉県生まれ。主な過去出演作品:〈映画〉『兄友』『太陽の家』、〈特撮テレビドラマ〉『ミラクルちゃーんず』『マジマジョピュアーズ』『ファントミラージュ』、〈CM〉ビオレU。東京2020オリンピックPV『「ミライトワ」と「ソメイティ」がデビュー!』。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】2.5次元舞台俳優になるのが夢で、演劇やミュージカルなどの舞台に出てみたいと思いました。
【Q】高澤さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】12人兄弟の末っ子で、育てられなくなり、追い出されてしまったのだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画のDVDや本などを買い、色々と調べました。ハッピーエンドだけでは終わらない部分をどう表現すればいいのか、なかなか難しかったです。
【Q】気になる共演者は?
【A】spiさんです。『刀剣乱舞』の蜻蛉切の役がカッコ良かったからです。
【Q】稽古で面白かったことは?
【A】歌が好きな友達がほとんどなので、共通の話題も沢山あって面白かったです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】体調を崩さないように、いつも以上に手洗い・うがい・水分補給をしっかりと行なうこと。あとは、振付が変更になったりすることがあるので、忘れないように頑張りました。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】出演者が沢山いるので、一回の観劇だけでは全ての魅力が伝わりきれないかもしれません。ぜひ、色々な出演者の回を観てください。

■土屋飛鳥(つちやあすか)
土屋飛鳥
2012年11月10日、東京都生まれ。主な過去出演作品:NHK連続テレビ小説『半分、青い。』西園寺モカ役、ミュージカル『マリーアントワネット』ルイ・シャルル役。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】市村正親さん・武田真治さんを舞台で間近で感じたかったからです。また、僕はミュージカルのオーケストラが大好きで、生音に囲まれて歌いたいと願っていました。そして僕の歌と踊りを、観に来て下さる方々にお届けしたいという思いもありました。
【Q】土屋さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】僕の演じるチャールズは、お母さんが亡くなっていて、男手一つで僕を育ててくれてきたお父さんも事故で亡くなってしまったため、他に行く場所がない、そんな状況の子なのかなと、イメージしています。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】少しでも役に入り込めそうな服を選んで、それを稽古着にしています。おばあちゃんが縫ってくれた服を着ることが多いのですが、普通のTシャツよりも、気持ちを込めて歌い踊ることができている気がします。
【Q】気になる共演者は?
【A】市村正親さん。僕は、市村正親さんや駒田一さんの歌う、ミュージカル『ミス・サイゴン』の「アメリカン・ドリーム」という曲が大好きで、よくお風呂で聴いているのですが、そんな市村さんの歌声を生で聞くことが夢でした。そして、ソニンさん。役ごとに雰囲気も歌声もガラッと「全く!違う!」ソニンさん。命を燃やすように全力で歌う姿に衝撃を受けました。今回はどんな歌声なのかな、どんな役作りなのかなと、すごく楽しみです。もうひとり気になるのは、家塚敦子さんです。いつも優しく見守ってくれる家塚さんの、パワフルな歌声が大好きです。今回はどんな役なのかなと、お客様と同じ気持ちで楽しみにしています。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】毎日毎日、歌を歌えること! それが何より幸せです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】演出スタッフさんが、「こういう動きはどうかな? こうした方がいいかな」と良いものを探してくださり、本当に沢山のパターンを試してくださるのですが、そのどれもが素敵に思えて、最終的にどれに決まったのか分からなくなりそうなことがよくあります。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】皆さんが少しも妥協せず、毎日どんどん作り替えて、良いものを作ろうとしている姿は、8歳の僕にも毎日しっかりと伝わってきて、すごい舞台だなと思います。ぜひ観に来てください。

■寺﨑柚空(てらさきゆず)
寺﨑柚空
2009年7月17日、神奈川県生まれ。主な過去出演作品:十二月大歌舞伎(2019)『本朝白雪姫譚話』与四郎役、ミュージカル『マリー・アントワネット』ルイ・シャルル役、ミュージカル『1789−バスティーユの恋人たち』ルイ・ジョセフ役、『細雪』(秀雄役)。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】オリバーの映画やドラマを見て、主人公オリバーの強さに勇気をもらい感動しました。そんな作品なので僕も挑戦してみたいと思いました。
【Q】寺﨑さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】お金がなくて、お母さんに捨てられたから。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】映画やドラマを何度も観て、当時の救貧院の子どもたちがどんな所で生活をして、どんな気持ちだったかを研究しました。
【Q】気になる共演者は?
【A】武田真治さん。あんなにしっかりした方が、どんなフェイギンさんになるのか楽しみだからです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】街の子どもたちと行進したり、ダンスをすることが楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】ダンスの振りが変わったり、立ち位置が変わったりなど、求められることのレベルが高くて難しかったです。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】素敵な歌と、迫力あるダンスに注目して下さい。

■平賀 晴(ひらがはる)
平賀 晴
2010年9月23日、神奈川県生まれ。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】初めてミュージカルの舞台に出演します。素晴らしいキャストの皆さんから沢山のことを学ばせてもらえるいい機会だと思ったので、挑戦しました。
【Q】平賀さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】色んな理由で親から離れて暮らしているけど、愛されていないわけじゃないと思います。いつかきっと幸せになれるという希望を心の中にしまって頑張っているんじゃないかな。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】稽古が休みの時に、お昼ご飯を我慢してお腹がペコペコな状態を体験してみました。とても苦しくて寂しい気持ちになりました。そのあとのご飯は本当に美味しかったです。でも同時に救貧院の子どもたちは薄い味のお粥しか与えられずに辛くて悲しいだろうなと思いました。
【Q】気になる共演者は?
【A】中村海琉くんと河井慈杏くん。「ソプラノ♪7ボーイズ」というユニットで一緒の2人は、『ビリー・エリオット』でも素晴らしい歌とダンスで輝いていました。今回『オリバー!』で同じ舞台に立てるなんて夢のようです。また、「ソプラノ♪7ボーイズ」のプロデューサーでもあり、いつも優しくて愛に溢れた、伊東えりさんの歌もとても楽しみです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】新しい友だちがたくさん出来たことです!
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】難しい振付が沢山あるので覚えるのが大変ですが、ダンスがだんだん揃ってくると、みんなと一体感が出てきて、とても楽しいです。
【Q】『オリバー!』の見どころは?
【A】最初の美味しそうなごちそうを思い浮かべて歌って踊るシーンは、子どもたちと一緒にごちそうを想像して楽しんでもらえると嬉しいです。

■弘山真菜(ひろやままな)
弘山真菜
2011年5月9日、埼玉県生まれ。今回が初舞台です。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】DVDを観たり本を読んだ時に明るく前向きな少年達にひかれました。エネルギーあふれる『オリバー!』の世界に入りたいと思ったからです。
【Q】弘山さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】両親の記憶もないまま、気づいたら救貧院にいたと思います。ご飯や生活に不満はあるものの、生まれた時から側にいる本当の兄弟のような仲間たちと楽しく過ごしているのではないかと想像しています。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】「ロンドン路地裏の生活誌」という本を読んでみました。そして、「見た目だけまずそう」なお粥を作ってもらいました。わざとぐちゃぐちゃにしてもらったので見た目はひどかったけど、鳥肉と卵が入っていて美味しすぎて一口食べたら止まらなくなってしまいました。
【Q】気になる共演者は?
【A】ドジャー役の川口調くん。ダンスが上手すぎます! もうひとりは、ニッパー役の渡邉隼人くん。めちゃくちゃかわいいです!
【Q】稽古で面白かったことは?
【A】ある日のお稽古中、ニッパー役の渡邉隼人くんが立つシーンの時、オリバー役の高畑遼大くんがこっそり「ニッパー、ニッパー立って!」と教えていました。でもニッパーはすでに立っていたので私もこっそり「もう立ってるよ」と言ってあげたら、周りのみんながクスクス笑いだして面白かったです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】毎回勉強になることがたくさんあり苦労というよりも楽しくお稽古をしています! ただ、一つあげるとすれば、英語が分からないことです。英語がわかれば演出のJ.P(ジャン・ピエール・ヴァン・ダー・スプイ)さんたちの指示にすぐ従えるのになぁと思いました。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】オリバーとドジャーのお芝居が物語の世界へ引き込んでくれるところが魅力です! 本を読んだ時のワクワク感がそのまま舞台に飛び出してきます。オリバーたちの冒険と成長を楽しんで観てください! 救貧院のメンバーたちも頑張っているのでぜひ観てください!

■矢田陽輝(やだはるき)
矢田陽輝
2013年1月10日、愛知県生まれ。
【Q】『オリバー!』に出演したいと思った理由は?
【A】「オリバーのマーチ」(「信じてみなよ(Consider Yourself)」)は、歌うと元気が出る好きな曲でした。子どもが沢山出演する『オリバー!』に僕も出たいと思いました。
【Q】矢田さんの演じる子が救貧院に入っている理由を、想像でいいので教えてください。
【A】守ってくれる人もいなくて、お金もなく、腹ぺこで、働けなくて、どうしようもなくなり、救貧院に入っているのだと思います。
【Q】役作りのためにしていることは?
【A】お腹がペコペコな時に、「救貧院の子どもたちは、いつもこうなのかな」と考えたりします。
【Q】気になる共演者は?
【A】川口調くんです。『ビリー・エリオット』の舞台を観に行った時に、ビリー役を演じていて、歌もダンスもすごかったからです。
【Q】稽古で楽しかったことは?
【A】救貧院の暴動シーンのお芝居がすごく楽しいです。
【Q】稽古で苦労したことは?
【A】今まで踊ったことのないようなダンスが難しかったです。
【Q】『オリバー!』の魅力は?
【A】大人も子どもも沢山いるので、大迫力になるところです。

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

新着