【上月せれな インタビュー】
みんなを元気に支える
アイドルでありたい
ライヴができないつらさを
痛感した一年だった
ライヴを大事にしているからこそ、このコロナ禍の一年は大変だったのではないでしょうか?
ライヴができなくなることが、こんなにもつらいことなんだと痛感した一年でした。これまでステージに立つことでみんなと共有できていた気持ちもあったので、それがいきなりなくなると、本当に何もできなくなってしまったんですよ。突き詰めると“私なんていなくてもいいのかな?”って思ったりして…。その時に“私が支えたい”という想いと同時に、みなさんにすごく支えられていたことを再確認したんです。それに、毎日のようにインスタにDMを送ってくれるファンがいたり、Twitterでリプ送ってくれる人たちがいるおかげで、よりファンのみなさんが愛おしくなって、早くライヴをしたいと思うようになりました。
その大切さをより感じることができたんですね。
はい。その期間中に郵便でチェキを送るイベントをしたり、モーニングコールをするイベントをしたりしていたんです。そこでみなさんに喜んでもらえて、やっぱりみんなを笑顔にするアイドルでありたいと思ったんで、よりライヴへの想いが強くなりました。
より届けたい気持ちが生まれますよね。
最近はその気持ちをダイレクトに届けるために作詞をするようになりました。そこで言葉の意味をしっかりと調べるようになって、まだ難しくて悩むことのほうが多いのですが、いつかライヴで届けられたらいいなと思っています。
最初に作詞をした時、どんなことを書きたいと思いましたか?
応援してくれるみなさんへの感謝の気持ちでした。やっぱり根底はここにあるんだなと感じたんです。
お話を聞いていると、上月さんはすごく考えるタイプですよね。
実は私、すごくネガティブなんですよ。でも、それを表に出したくないんです。家に帰ると悩むことでいっぱいになるけど、そういう時はものすごく暗い曲を聴いたり、失恋の曲を聴いてどっぷりと入り込むんです。で、そのあとに好きなアイドルさんのライヴ映像を観て元気をもらったりしていて。だからこそ、私も見れば元気になれるアイドルになりたいんです。
そうだったんですね。プライベートではどんなことをしているんですか?
ものすごくインドアなんですよ。なので、いつもは漫画を読んだりアニメを観たりしています。
この曲はアニメ『爆丸ジオガンライジング』のエンディングテーマとして書き下ろされた曲ですが、となるとアニメのタイアップ曲を歌えるのはすごく嬉しいですよね。
すごく嬉しいです! この“爆丸”シリーズも幼い頃から大好きで、おもちゃも持っていたんですよ。兄がこのアニメをすごく好きだったので、エンディングテーマに決まった時は一番喜んでいました(笑)。
この曲もアニメを観た子供たちが歌ってくれたら嬉しいですね。
そうですね。世代を超えていろんな方に楽しんでもらえるようになりたいです。
取材:吉田可奈
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シングル「NEVER END」2021年6月29日発売
youthsource records
コウヅキセレナ:長野県出身のソロアイドル。観客と一体になるそのライヴパフォーマンスから“ライヴモンスター”と呼ばれている。2016年にアニメシリーズ『天地無用!魎皇鬼』第四期の主題歌を担当したことを皮切りに、数々のゲームやアニメの主題歌に起用。20年はテレビアニメ『デュエル・マスターズ キング!』のエンディングテーマに抜擢されるなど、アイドルとアニソンの垣根を越えて活動中。同年1月1日にはマイナビBLITZ赤坂にてワンマンライヴを開催。Twitterでハッシュタグがトレンド上位入りを果たすなど、注目を浴びた。上月せれな オフィシャルHP
「NEVER END」MV