嬉しい衝撃。ラヴェーゼの最新バラー
ド曲「白昼夢」の魅力を聖薇-serah-
と大和-yamato-が語る!!

 ラヴェーゼが通販&ライブ会場限定シングルとして発売した「Hallucinations」が、MV「白昼夢」(https://www.youtube.com/watch?v=9PgFernXve8)が時を経るごとジワジワと浸透してゆくのに合わせ、着実に支持を伸ばしている。ラヴェーゼにとって初のバラード・シングル「Hallucinations」には、とある秘密が隠されている。その提要を、聖薇-serah-&大和-yamato-チーム、紗弥-saya-&凪斗-nagito-チームに分け、インタビューという形でお届けしたい。
ラヴェーゼは、7月15日(木)に恵比寿club aimを舞台にラヴェーゼ5周年記念単独公演「Contractor’s thanksgiving Vol.4」を無料で開催する。同公演の話も含め、ここでは聖薇-serah-と大和-yamato-の言葉をお届けしよう。
「白昼夢」が誕生した一番の大きな理由は、ウッドベースを曲の中で弾きたかったから。
――ラヴェーゼと言えば、「深淵への契約~暗闇の底から見える世界を表現。ヘヴィなバンドサウンドに重厚な音色を重ね、耳に残る歌声を乗せた楽曲を展開」をバンドのコンセプトへ掲げるように、ダーク/ラウド/パンキッシュな楽曲を軸にした激しい音楽性を魅力にしています。でも、最新シングル「Hallucinations」のリード曲「白昼夢」で示したのが、切なさ/悲しみを全面に押し出した壮大なバラード曲。初めて聞いたときは衝撃でした。
大和-yamato- メンバー自身も、聖薇-serah-から届いたデモ音源を聞いたときには新鮮味を覚えましたからね。
聖薇-serah- 「次のシングルの表題曲はバラードにしよう」と最初に提案したのが、そもそも大和-yamato-なんだけどね(笑)。彼が、「ウッドベースを弾きたいから、バラードを作って欲しい」と言い出したことから、その想いに応えて生まれたのが「白昼夢」なんです。
大和-yamato- アルバムの中にバラードを収録することはあっても、シングルとしてバラードを出した経験がこれまでのラヴェーゼにはなかったし、バンドとしての新しい挑戦としてバラード曲のMVを作りたかった気持ちもあってのこと。でも一番大きな理由は、ウッドベースを曲の中で弾きたかったから。それに、ウッドベースを演奏することで、MVの映像面でもインパクトを与えられるじゃないですか。その時点でMVの映像も想像できていたことから、バンドに提案したのがきっかけでした。
――確かにインパクトはありました。ライブでもウッドベースを使ってるんですか?
大和-yamato- 理想を語るなら、ライブでもウッドベースを使いたいけど、楽器自体の大きさや、イベントや箱(ライブハウス)などのライブ環境も含め、それを弾ける公演が出来るときにと思っているように、まだライブでは弾けてない状態です。
――聖薇-serah-さん、「白昼夢」の作曲をするときは、どんなイメージを持っていました?
聖薇-serah- 先に、大和-yamato-から「こんなイメージで」というのを聞いたうえで作り始めました。音源が出来るたび大和-yamato-とデータのやりとりを交わしながら、細かく煮詰めたうえで今の形に仕上げています。
――大和-yamato-さんの頭の中には、楽曲の構成はもちろん。MVのイメージも描かれていたわけですよね。
大和-yamato- MVを廃墟と海を舞台に撮影したいことや、白い衣装姿で「白昼夢」を表現したい想いはありました。
聖薇-serah- 撮影は、雨が降らなくて良かったね。
大和-yamato- それは、本当に願っていたこと。というのも「白昼夢」の映像監督が、「もし野外撮影で雨が降っても、濡れた姿も絵になっていいんじゃない?」と事前に言うわけですよ。でも、楽器を濡らすなんて一番ヤバいじゃないですか。だから、それだけは絶対に避けたかった(笑)。でも、あのMVを公開したことで、ファンの方々からよく受けるのが、先程も聞かれたのと同じように「ライブでもウッドベースを弾くんですか?」という質問。もちろん弾きたいけど、今もまだ「弾きます」とは断言できてないのが正直なところです。
聖薇-serah- もちろん、弾いてる姿を見せてあげたいけど。その機会は、大きな会場でワンマン公演をやったときになるのかな?
大和-yamato– 7月15日にも、恵比寿club aimで結成5周年を記念したワンマン公演はあるけど、会場の環境面でちょっと厳しいことから、ウッドベースを弾きながら「白昼夢」を演奏する姿を観たい人たちには、「もうちょっと我慢しててね」と伝えておきます。
――「白昼夢」のMVは、モノクロの映像を中心に撮影。終盤でカラーに色づいてゆく場面は感動的でした。
聖薇-serah- 白い衣装姿の印象をより強調する理由もあってのモノクロ映像とはいえ、最初からカラーの映像で始まっていたら、あのインパクトは出なかったなと思う。
大和-yamato- 「白昼夢」自体が6分半くらいある長い曲のように、見ている人たちの気持ちをずっと惹きつけるうえでも、その演出は嬉しい効果を発揮していたなとは僕らも感じていること。撮影場所を廃墟(STUDIO VELONIKA)と海にしたのも、その理由があってですからね。
――ライブでの「白昼夢」の反響は、どんな風に返ってきているのかも教えてください。
大和-yamato- (取材時点では)「白昼夢」をライブで披露したのは、「白昼夢」のリリース記念となった主催イベントのときのみになるんですけど。この曲、ピアノの演奏に乗せ紗弥-saya-が歌う姿から始まるように、前半部分は楽器陣の演奏が入ってないんですよ。だから、心の中では「早く演奏部分に入らないかな」と思いながらも(笑)、世界観に浸りながら弾いていました。これは、紗弥-saya-の取材回で本人が詳しく話すと思うけど。「白昼夢」の歌詞って、「NIGHTMARE」の歌詞から続いた物語になっているんですね。だから主催ライブのときも、「NIGHTMARE」「白昼夢」という流れで演奏。ライブの最後を「白昼夢」で閉めたのも良い流れだったなと感じています。ただ、セトリに組み込むのがなかなか難しい楽曲だからこそ、演奏時間を長く取れる主催やワンマン公演のときに聞けるなど、ライブで聞けたらラッキーなレア曲にしていこうかなとも考えています。
聖薇-serah- むしろ、ラヴェーゼの中の変化球ナンバーとしていろんな使い道をしていきたいかな。通常のイベントの中、突然「白昼夢」をやってしまうのもインパクトがあって面白いかも知れないので。もちろん、音源として楽しむうえでも、「NIGHTMARE」「白昼夢」という流れで聞いてもらったら、より物語の世界観を楽しんでもらえるんじゃないかな。その変わり、曲調は間逆ですけど(笑)。
――C/Wには、ラヴェーゼらしい激しく攻めた「Autonomic imbalance」を収録しています。
聖薇-serah- 「白昼夢」がラヴェーゼの印象を嬉しく裏切る楽曲だからこそ、収録全曲で印象を変えてしまうのは良くないと思ったことから、C/Wには、今まで通りの黒いラヴェーゼの姿を収録しました。そうしたのも、僕自身が好きなバンドの、それまでの方向性からガラッと変わった曲ばかりを収録した作品を聞いたときに、あまり嬉しくなかった経験があったことから。だからこそ契約者(ファン)たちに安心感を届けたい意味も持って、そこのバランスは考えました。それに、今後のライブで武器として使える新しい曲も欲しいなという気持ちもありましたからね。
大和-yamato- 「Autonomic imbalance」は、すでにライブでもガンガン演奏していますから。
5周年のワンマン公演は、また新しいことへ挑戦してゆくラヴェーゼとしての新たなスタートの場。
――今年7月で、ラヴェーゼは結成5周年を迎えます。ここまであっと言う間でした?
聖薇-serah- 正直、コロナ禍の影響が出始めた昨年春時期から今まで、いや、今もそう。それまで構築していた計画がすべて流れてしまったし。今、ようやくコロナ禍前のようなライブ本数に近づき始めたとはいえ、ライブ自体もままならない環境をこの1年数カ月過ごしてきたように、5年経つんだという感慨深い気持ちは、正直薄いです。
大和-yamato- それよりも、どんな環境に置かれようと、バンドの歩みを止めてはいけない気持ちを強く持ちながら走り続けてきたし、今も走り続けています。むしろ、その気持ちを持ち続けるのが大事。地方公演に関しても、ようやく今年に入り、少しずつ各地に足を運べるようにはなってきたけど。コロナ禍に突入して以降は、ツアーさえもままならない環境が続いていましたからね。
聖薇-serah- 6月からは、PARAGUAS INC. TOUR 2021「MAKE an ERA」へ参加し、新潟・仙台・名古屋・大阪・東京とまわります。こういうツアーをきっかけに、なるべくコロナ禍以前の形に戻していきたい気持ちはありますけど。社会情勢の影響も反映していくように、こればかりは僕らの意志だけでは押し切れないこと。ただ、バンドとしてはいつだって積極的に攻めゆく意識はしっかりと持っています。
――7月15日に恵比寿club aimを舞台に行なう「ラヴェーゼ5周年記念単独公演~Contractor’s thanksgiving Vol.4~」。こちらは、どんな内容になりそうでしょうか?
大和-yamato- 僕自身は、5周年のワンマン公演をきっかけに、また新しいことへ挑戦してゆくラヴェーゼとしての新たなスタートの場という意識でいるかな。バンドとしては、すでに先の目標をしっかり見据えながら、そこへ向かっていこうとしているように、5周年公演でありながらも、今のラヴェーゼにとっては次なる目標へ向かうための通過点となる場。要は、新たな目標へ向かっていくうえでの新たなスタートの場という意識です。
聖薇-serah- 5周年公演も、今後の大きな展開へ向けた流れの中の一つの枠組みを成すライブにはなるんですけど。今だって緊急事態宣言の延長などで、先の活動が見えにくい状態へ陥ってるじゃないですか。だからラヴェーゼの未来も、僕らの意志だけでどうこう進めていけるものではないんですけど。いかなる環境の中へ置かれようとしっかり走り出せるよう、今は一つ一つの準備を予断なく進めているのが現状です。
――最後に、ひと言ずつメッセージをいただこうか。
大和-yamato- 我々は、どんな状況下に置かれようと変わらずに走り続けていくのみ。俺ら、そんな悪い奴らじゃないので、これからもよろしくお願いします。
――ヤバいバンドという印象も、世間的に持たれてるということ?
大和-yamato– ヴォーカルの紗弥-saya-が「ザ・ダーク」みたいなインパクトを与える存在でもあるように、そう思ってしまう人もいるのかなと感じてて。だけど、それはライブに於ける姿であって、演奏陣は、ステージを降りたら笑顔でのほほーんと過ごすような人たちのように、そこのギャップも楽しんでください。
聖薇-serah- まずば、通販&ライブ会場限定シングルの「Hallucinations」を手にしてください。よろしくお願いします。
TEXT:長澤智典
「白昼夢」MV

ラヴェーゼ 通販&ライブ会場限定シングル「Hallucinations」ティーザー

★音源情報★
通販&ライブ会場限定シングル「Hallucinations」
型番:GLLAD-7
レーベル:Glendia
価格:2,500円(税込)
限定:完全限定100枚
仕様:トールケース
※CD-R作品です。
CD 収録曲:
1. -Hallucination-(SE)
2. 白昼夢
3. Autonomic imbalance
オンラインショップ:
CDに関する問い合わせ先 E-MAIL: info@starwaverecords.jp
★LIVE情報★
GLENDIA presents
ラヴェーゼ5周年記念単独公演
「Contractor’s thanksgiving Vol.4」
2021年7月15日(木)
会場:恵比寿club aim
OPEN 17:00
START 17:30
プレミアムチケット \3,500-
ADV \0-
DAY \0-
(D代別)
【出演】
ラヴェーゼ
【プレイガイド詳細】
A:プレミアムチケットe+(2021年7月3日(土)より販売開始)
入場順:A→当日券
プレミアムチケット購入特典
・深淵LBS歌謡祭(メンバーによるカバー楽曲ライブとなります。)
・「深淵IPP〇Nグランプリ」収録DVD
※プレミアムチケット購入特典の深淵LBS歌謡祭(カバーライブ)は16:00より入場案内をいたします。
ライブ情報
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