Creepy Nuts、RHYMESTER・般若・Lib
eRty Doggsを迎えて熱狂のパフォーマ
ンス!『日本語ラップ紹介ライブ in
日比谷野音』

4月24日(土)、東京・日比谷野外大音楽堂にて『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0 presents 日本語ラップ紹介ライブ in日比谷野音』が開催された。
『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0 presents 日本語ラップ紹介ライブ in日比谷野音』は、2018年4月にスタートした『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0(ZERO)』の番組イベント。当日は、Creepy Nutsが、ゲストのRHYMESTER、般若、LibeRty Doggsとともに、ライブパフォーマンスはもちろん、トークでも会場を盛り上げ、集まったリスナーやHIPHOPファンを熱狂させた。
Creepy Nuts
オープニングは、若き漫才師の気持ちを書き下ろした「板の上の魔物」という、1曲目からテンション上がる楽曲からスタート。集まったリスナーは声を出さずに手拍子と体を大きく揺らすことで、盛り上がりを表現する。「声は出せないけど、手を挙げたり飛び跳ねるのは“合法”らしいぞ!」というR-指定の煽りで始まった2曲目は、「合法的トビ方ノススメ」。それに応えるように、リスナーの熱量も絶好調。「飛び跳ねろ!」という煽りに合わせて全力でジャンプするなど、会場を揺らしてみせた。
LibeRty Doggs
イベントのタイトル「日本語ラップ紹介」とは、ラジオ内の1コーナー「日本語ラップ紹介のコーナー」から付けられたもの。番組では曲を流すだけだが、この日は実際に本人が登場して楽曲を披露した。MCでは、まずR-指定による日本語ラップ紹介へ。「見た目も音楽的にもヤンチャ、なのに人懐っこい。それが彼らの魅力」との言葉をうけて登場したのは、LibeRty Doggs。神奈川県大船市を拠点に活動するヒップホップクルーだ。
LibeRty Doggs
「LIBERTY SIDE」、「Rolling stoners」、そして番組でも紹介された「柄悪いけど」の3曲を披露した。ラジオでR-指定が語った「“柄悪いけどいいやつら”っていうサビが1回聞いたら頭から離れません」というコメント通り、会場に集まったリスナーもこのフレーズには手を上下に振り、LibeRty Doggsの奏でる楽曲に夢中になっていた。
Creepy Nuts
「LibeRty Doggsありがとうございました!」とステージに登場したCreepy Nuts。2組はこの日が初対面だということだが、LibeRty Doggsが「高校生ラップ選手権で実は会っていた」とのエピソードを明かし、リスナーだけでなくCreepy Nutsをも驚かせる一幕も。ステージで「柄悪いけどいいやつら」との認識を得たLibeRty Doggsは、「ありがとうございました!」と丁寧に挨拶し、ステージを下りた。
般若
続いては、Creepy Nutsの大先輩である般若のステージ。Creepy Nutsは初めて野音のステージに立ったのが般若のライブでのゲスト出演だったことを回顧し、「ついに僕たちが般若さんを野音に呼ぶことができた」と感慨深い様子。そんな般若は、「INTRO」「あの頃じゃねえ」というドラマティックな楽曲や、今年1月にリリースした、新レーベル立ち上げの第1弾作品「覚えてる」、母親への想いを熱く歌った「シングルマザー」など、ソウルフルで、体だけでなく胸震わせる楽曲を次々と披露した。そして「たちがわるい feat. R-指定」では、R-指定とのコラボレーションが実現。それまでの曲調で包み込んだ会場の雰囲気が一変し、ファニーでクセのある歌詞にリスナーたちもノリノリで応えていた。また、MCでも“般若節”は健在。会場の爆笑を誘っていた。
左から、R-指定、般若
最後のゲストパートで登場したのは、RHYMESTER。DJ松永がHIPHOPを始めるきっかけであり、Creepy Nutsに様々な影響を与えたアーティストでもある。日が暮れ、RHYMESTERは夕闇に包まれた野音にぴったりな楽曲「Future Is Born」でステージをスタートさせた。クラブを彷彿とさせるような色とりどりなライトアップで、会場は一気にRHYMESTERの色へと染まっていく。
RHYMESTER
2曲目も、みんな一緒に盛り上がれるパーティーチューン「Back&Forth」へと続いていく。観客の前でライブをするのが1年以上ぶりだと話すRHYMESTERだが、「Creepy Nutsは公の場で『RHYMESTERに影響を受けた』と話してくれるから良い。他の人は公に話してくれない」といった話題でMCコーナーを盛り上げる。
そんな勢いを残したまま続く3曲目は、「K.U.F.U」。こちらもライブを盛り上げるブチアゲ曲だ。曲間に絶えず「ジャンプ!」「手を挙げろ!」という煽りを入れ、ステージ全体を歩き回って、リスナー1人1人をRHYMESTERの世界に惹き込んでいた。
RHYMESTER
最後に、代表曲「ONCE AGAIN」をCreepy Nutsとコラボレーション。このサプライズに、会場に集まったリスナーは大興奮。宇多丸もこのコラボに感激し、曲が終わるとR-指定に対し、「文脈を踏まえまくっている! “文脈魔”」という異名を与えていた。DJ松永もリハーサルでは見せなかったパフォーマンスを見せ、それに対しても「ニクい演出」と称賛。Creepy Nutsは「エモいことをしたかった」「上手くいった」とニヤケ顔が抑えきれない様子だった。
Creepy Nuts
そしていよいよ、Creepy Nutsのステージへ。「時間が許すまで楽しんでいきましょう!」とのR-指定の掛け声で始まったのは、「よふかしのうた」だ。会場を包む夕闇に合わせ、ステージの色もナイトカラーに染まり、DJ松永の超絶テクニックと、R-指定の巧みなラップにリスナーは酔いしれる。
続くは、『R-1グランプリ2021』のテーマソングとなった「バレる!」。ここでは、「今日、LibeRty Doggsの存在が世間にバレてしまった!」というマイクパフォーマンスで会場を沸かせる一幕も。さらに、3月にリリースしたばかりの「顔役」や「Bad Orangez」といった勢いのある楽曲に続き、最後に「かつて天才だった俺たちへ」を披露。ミニアルバムの表題曲となった同曲は、すべての人に贈る応援歌だ。集まったリスナーに「次のライブではマスクを外して、コール&レスポンスができるライブをやりましょう!」とメッセージを送った。
エンディングでは、ゲスト全員がステージに集結。それぞれがこのライブの感想を語り、『Creepy Nutsのオールナイトニッポン0』お馴染みの挨拶「ここまでのお相手は、Creepy NutsのR-指定と」「俺(DJ松永)」で、イベントは幕を閉じた。

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