中川大志「杏奈ちゃんの作品に対する
覚悟を感じた」 石井杏奈、撮影後は
「抜け殻のような状態に」
本作は、どこにでもいる高校生の濱田清澄(中川)が、“学年一の嫌われ者”と呼ばれて孤立していた蔵本玻璃(石井)を、いじめの手から救い出そうと奮闘する物語。
中川は「清澄はすごく自然体で、学校という社会、周りの目がある中で、自分の思ったことを行動に移せる男。それってすごく勇気のいることだと思うんです」とコメント。
演じる上では、「とにかく玻璃の表情を一瞬たりとも見逃さないように集中した」といい、「初日に玻璃の姿を見たときにズーンと自分にくるものがあった。自分はここから玻璃のために強くならないといけないと思ったし、杏奈ちゃんの作品に対する覚悟を感じました」と振り返った。
一方、石井は「今改めて見ると大変だったなと思うけど、やっている当時は楽しくて、大変ささえも青春だったと思える撮影でした」と回顧。
続けて、「人間味あふれる玻璃がすごく好き。原作を読んだときに応援したいと共感して、肯定しながら演じたいと思った」といい「この作品が終わった後に、抜け殻のような状態になったのですが、それぐらい全力を尽くした作品です」とアピールした。
最後に中川は「自分が20歳になったばかりのときに撮影していた作品。年を重ねればきっと忘れてしまうであろう10代のときの気持ちだったり、大人と子どものはざまの瞬間、あのときにしかできなかったことを、監督にいっぱい切り取っていただけたと思う」と語った。
映画は4月9日から公開。
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