『グリーン&ブラックス』#46、ミュ
ージックショー拡大版のラインナップ
が発表&出演者コメントも到着

WOWOWオリジナルミュージカルコメディ福田雄一✕井上芳雄『グリーン&ブラックス』(以下、『グリブラ』)。2021年の初回放送である1月27日(水)#46、豪華出演者を迎えてのミュージックショー拡大版のラインナップが発表された。
まず井上芳雄がミュージカル『プロデューサーズ』より「裏切り者」、中川晃教がミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』より「サパータイム」を披露。グリブラスペシャルヴァージョンとして井上芳雄もチャーリー・ブラウン役として友情出演する。さらに浦井健治と濱田めぐみが『デスノート THE MUSICAL』より「哀れな人間」、加藤和樹がミュージカル『フランケンシュタイン』より「傷」、昆夏美がミュージカル『ミス・サイゴン』より「命をあげよう」を歌唱。そしてソニンが、放送日翌日の1月28日(木)に開幕を迎えるミュージカル『マリー・アントワネット』より「もう許さない」を披露する。収録を終えたばかりの出演者からコメントも到着した。
ラインナップ&キャストコメント
▼「裏切り者」(ミュージカル『プロデューサーズ』より)
【井上芳雄】
こんなに劇中のナンバーをダイジェストに、メドレーにして、ギュッと濃縮させたものはないと思います。本当はもっと歌のあいだにセリフがあるんですが、今回は歌唱部分だけを披露しました。途中、休憩するところはバンドやスタッフの皆さんが協力してくれてアドリブがあって、やっと「グリブラでのミュージカルナンバーのふざけ方」が4年目にしてわかってきたかな〜と感じられて楽しかったです。また、このナンバーをグリブラで歌えたことが嬉しかったですね。『プロデューサーズ』での僕のマックスがどんな風だったのか、この一曲で感じ取っていただけたら嬉しいです。
▼「サパータイム」(ミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』より)
【中川晃教】
僕がこれまで演じてきた役の中でも、犬を演じるのは特別なこと(笑)。スヌーピーくんが大好きなご飯について歌っているナンバーです。今の時代、美味しいご飯を食べるとか、楽しい映画を観るとか、素敵なものに触れるとか、そうしたことから英気を養って「明日からまた頑張ろう!」と思えるんだなって実感する日々ですよね。その中で、ゴハンについてここまで歌い上げなくてもええんちゃう?ってくらい(笑)歌い上げるナンバーなので、最高に楽しかったです。また、芳雄さんがチャーリー・ブラウンをやってくれたことがすごく嬉しくて。だから僕もかなり素の表情が出てしまって、スヌーピーからかけ離れている感じですけど、ぜひ僕と芳雄さんの関係性を、愛犬スヌーピーと飼い主チャーリー・ブラウンに置き換えて観ていただけたら嬉しいです。
【井上芳雄】
僕、歌ってないんですけど(笑)。アッキーと大貫さんから「台詞だけでいいから参加してくれ」と頼まれて、軽い気持ちで「いいよ〜」って言ったんですが、意外に衣装や髪型をスタッフの方々が作り込んでくださいました(笑)。他の人のナンバーに入るのって緊張するし、どこまでふざけていいんだろう?邪魔しちゃ悪いな…なんて考えましたけど、アッキーが自由に楽しそうに歌っていたし、僕もアドリブで正解のツッコミが出来たと思うのでよかったです(笑)。アッキーの素晴らしいエンターテイナーぶりと、僕の「意外とチャーリー・ブラウンが似合うんじゃないか!?」ぶりをぜひ観てください。今年の再演キャストはもう決まっているから、その次あたりにはもしかしたら僕が出ているかもしれません……ってわかりませんけど(笑)、楽しかったです。
▼「哀れな人間」(『デスノート THE MUSICAL』より)
【浦井健治✕濱田めぐみ】
浦井:『デスノート』の夜神月(浦井が演じた主人公)がリュークになりました。
濱田:いつも間近で見ていたしね。
浦井:これまでリュークを演じた、いろんな人の声が聞こえてきました。今回の楽曲はレム役を演じた濱田めぐみさんと一緒に、死神の歌をうたいたいとお願いしました。
濱田:曲名、二度見しましたよ。ん? どういうこと!?って(笑)。
浦井:最後のOKテイクの時に、二人のあいだに「あ、これだね」っていう空気があったよね。それが得られたからすごく楽しかったです。
濱田:本番の舞台でも、一緒にやってみたいなと思いましたよ。健治のリュークとやってみたらどんな感じになるんだろうなって。今までのリュークとレムの関係性ってだいたい流れがあるんですけど、そうじゃないパターンが生まれそうな気がして。
浦井:僕はこの曲、歌ではない感じがしていて。死神が「退屈だぜ」と言いながら楽しいことを探している、語るように、叫ぶように…といったことをリュークは求められているなと思っていて。
濱田:この曲、本編では歌い出しがすごく緊張するんですよ。オーケストラピットにもぐっていて、はしごを上って、手が見えるところから始まるので。この手が勝負なんですよ。
浦井:今回は本当に「濱田めぐみさんとこの曲を、死神同士として歌う」という僕の夢が一つ叶ったなと。そしてメグさんからいただいたギフトがたくさんありました。このギフトを糧に、これからいろいろな事に挑戦できるのが楽しみです。
濱田:皆さんが見たいと思っていた浦井健治くんのある部分が、この曲に反映されているんじゃないかなと思います。歌っていて、やっぱりフィーリングが合うので、目が一瞬合っただけでもパッとドアが開いて世界が広がっていく感覚がありました。
▼「傷」(ミュージカル『フランケンシュタイン』より)
【加藤和樹】
『フランケンシュタイン』はコロナ禍で自粛に入る前の、一番最後にやったミュージカルなので、意外にそれほど前の舞台じゃないんですよね。だからまだ余韻が残っていて、収録の本番になって、気持ちがカチッと入った感じはありました。この『傷』、なかなか舞台以外の場所で歌うことはなかったので、ある意味、新鮮な気持ちでもありました。今回の歌が、少しでも皆さんの気持ちを高めるものになればいいなと。今後、ステージでも出来ること、出来ないことが選別されていくと思いますが、そんな中でも「やれない」ではなく、「何が出来るだろう?」と考えていきたいですね。
▼「もう許さない」(ミュージカル『マリー・アントワネット』より)
【ソニン】
この歌はこれから戦う民衆が勢いづく歌なので、劇場だとすごく臨場感が出せるんですけど、映像で1人で伝えるのはなかなか難しくて。周りに民衆がいる気持ちで、舞台で歌うのとは少し違う、アレンジした表現で歌ってみました。
『マリー・アントワネット』はフランス革命時代の話ですが、今の私たちが感じていることがすごく詰まっていると思うんです。特にこの曲は「国民を舐めているのか!私たちも黙っちゃいない、ちゃんと声を上げて自分たちで道を拓いていくんだ!」という気持ちは、おそらく多くの人が今感じていると思うので、一緒にその気持ちを共有できたらいいなと思います。今こそ惑わされず、自分の目で真実を見ていく……そうした大切なことがこの作品には描かれているので、ぜひこの歌を聴いて「私もマルグリットと一緒に戦いたい!」という気持ちになっていただけたら(笑)。ぜひ劇場にもいらしてください!
▼「命をあげよう」(ミュージカル『ミス・サイゴン』より)
【昆夏美】
今回グリブラで歌ってみて、『命をあげよう』って難しい!とあらためて思いました。これまでいろんな方がこの楽曲を歌っていらっしゃいますが、やっぱりサラッと歌える曲じゃないな…って痛感して。とくに自粛中ノドを使わない生活をしていたので、久しぶりに歌って、あ〜こんな難しい、大変な曲を歌っていたのか!って(笑)。
でも公演中止となったら、なかなか歌う機会はないですよね。だから今回、「『命をあげよう』を歌ってください」と任されたことがとても嬉しいし、光栄なことだなと。楽曲自体からこみ上げてくるエネルギーを自分自身も感じることが出来たので、それを少しでも視聴者の皆さんにお届けできていたらいいなと思います。

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