「生活は忘れて」ストーリーズ #05
“おでかけ”
「生活は忘れて」による連載。第6回。
この連載企画は、1記事ごとに1つの楽曲をピックアップし、楽曲の世界観や風景・背景などについて僕が考えた楽曲オリジナルのエピソード(ストーリー)を掲載・紹介してゆくというものになっています。
これから紹介してゆく楽曲たちにはそれぞれ 「風景に潜む音楽」と「今だけ生活は忘れて」 という2種類の映像作品があるんですが、特に「今だけ生活は忘れて」という作品はストーリー性のあるものになっているので、掲載されている文章と一緒に楽しんでもらえると嬉しいです。
また、楽曲の歌詞もリリース日には全文を掲載してしまう、というちょっと珍しい形で載せています。
言葉を目で追いながら、楽曲を聞いてみてもらえるとまた違った発見があるかもしれないと思います。
Text_生活は忘れて
Illustration_tabi
Edit:Yuta Kosugi
今回は#05 おでかけです。
この曲のもととなった曲は随分前に作っていて、ずっとあたためていたものです。
ただ、アレンジに関してはどうしたらベストか最後の最後までかなり粘りました。
他の曲のアレンジはそこそこ早く思いつくのですが、この曲のアレンジだけはなかなか良いものが思いつきませんでした。
ストーリーの中の「僕」が体験している中学生の時のエピソードは、生活は忘れての中の人の体験談です。
学校にある図書室の本を使って自分がなりたい職業について調べてまとめる…みたいなことをやっていたのですが、本当になりたいものが無くて困った記憶があります。
そのうち、なんでこんな決められたものの中からしか選べないんだと少しいらいらしていた気がします。
そこから今回の楽曲では、自分と考えが違うというだけで排他的な態度をとるのはやめろ。という、当たり前っぽいけど結構出来ている人がいない(と中の人は思っている)主張をしようと考えました。
曲調はのんびりしてるけど歌詞では少々きついこといってるかなと思います。
Episode #05 おでかけ
世間の人が思う「常識」のある人がとる言動っていうのはある程度決まっていて、それにあてはまらないことをやった瞬間排除しようとする人がいるが、そういう人は苦手だった。
中学生の時に読んだ職業紹介の本を読んだときや自分の将来の夢を見つける授業を受けたときにも同じような気持ち悪さ、違和感を覚えた。
「普通」の人ならこの中から選ぶよね。というような無言の圧力みたいなものを感じた。
別にその中から選んだ人が没個性的な人だとか言いたいわけではない。
その中になりたいものがない、大多数の人と違うというだけで白い目でみられるようなことはあってはならないはずだと思う。
2021.1.27 「おでかけ」リリースタイミングで、更に楽曲の歌詞や新たなムービーも公開予定です。
ぜひまたそのタイミングでもこの記事を見てもらえると嬉しいです。
次回は、#06です。ここからどんなストーリーが続いていくのか、お楽しみに。
<リリース情報>
2021.1.27 Release Digital Single「おでかけ」
その他楽曲、各サブスクリプションで配信中!
ご視聴はこちらから
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ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。