「魔法科高校の劣等生」10周年記念プ
ロジェクトで深雪が主役の「魔法科高
校の優等生」TVアニメ化

(c)2021 佐島 勤/森 夕/KADOKAWA/魔法科高校の優等生製作委員会 佐島勤氏の人気小説「魔法科高校の劣等生」のスピンオフ作品「魔法科高校の優等生」のテレビアニメ化が決定した。シリーズ10周年を記念するプロジェクトの一環として、2021年に放送される。
 「魔法科高校の劣等生」は、魔法が技術として確立された世界を舞台に、魔法科高校こと国立魔法大学付属第一高校に通う司波達也(CV:中村悠一)と、その妹・深雪(早見沙織)が繰り広げる波乱の日々を描く。「魔法科高校の優等生」は、兄を熱烈に慕う深雪を主人公に「劣等生」本編のエピソードを別視点から描くスピンオフ漫画で、2012~20年に「月刊コミック電撃大王」で連載され、単行本第11巻で完結した。アニメ化決定の発表と同時に、深雪の姿を描いたティザービジュアルと、深雪が自分が主役であることを宣言する特報CMも公開されている。
 原作者の佐島氏は、アニメ化決定に驚きながらも「『優等生』は原作小説をそのままコミカライズしたものではなく、原作のエピソードを別視点から再構成したものです。『魔法科高校の劣等生』のコミカライズとしては最初期に始まり、原作と歩調を合わせるように完結した、いろいろな意味で原作小説と二人三脚で展開された作品です。このように私にとっても思い出深い『優等生』は、主に深雪視点で第一高校入学直前からの学生生活が描かれます。いわば『魔法科高校の劣等生』・ガールズサイドでしょうか。無論達也をはじめとする男性陣の活躍が描かれないというわけではありませんが、少女の心情描写に重点が置かれています。雰囲気は『劣等生』よりもソフトで軽やかです。『優等生』は漫画ですが『劣等生』よりもライトノベル的で、もしかしたら『劣等生』よりもアニメ向きかもしれません」と同作を紹介した。また「優等生」の作画を担当した森夕氏からは、イラストコメントが寄せられている。
 「劣等生」から引き続き深雪役を務める早見は「ついに『優等生』がアニメ化です。いつもお兄様が軸にいる心強さを噛み締めながらアフレコしておりましたので、今から緊張いたしますが、一層気を引き締めて臨みたいと思います。深雪サイドから改めて物語をお楽しみくださいませ」とアニメ化決定を受けての心境を語った。
 なお10周年記念プロジェクトでは、このほかにもさまざまな展開が予定されているという。

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