プロデュース能力が魅せる、UEBOのネ
オ・サーフミュージック

ルーツも愛として注ぎこんで

マイケル・ジャクソンにジミ・ヘンドリックス、レッド・ツェッペリンなどのアーティストが、後世に与えた影響は計り知れない。事実、“ネオ・サーフミュージック”を掲げるUEBOも、プリンスから多大な影響を受けている。彼の音楽棚には、メタルやロックといったジャンルに並び“プリンス”というカテゴライズが存在するほどなのだ。

こんなふうに書くと、幼少期から音楽に慣れ親しんできた少年を想像するかもしれないが、UEBOが音楽の道を目指したのは大学生の頃のこと。もともとやると決めたらやりきる性格ゆえに、そこからの加速は早かった。TBS『Sing!Sing!Sing!』ではトップ3にノミネートされ、ワンマンライブは軒並みソールドアウト。2018年には映画「たった一度の歌」で、主演も務めた。
そんな彼の強みは、作詞・作曲に加え、自らトラックメイクやアレンジも手掛けるところだろう。趣向としてアーティストの意志を強く注いだフルプロデュース作品を好むこともあり、自身の作品でも可能な限りは自分の手で音楽を作り上げていく。だからこそ、“ネオ・サーフミュージック”というコンセプトを掲げつつも、そこに引っ張られすぎることなく、彼の意志が音の端々にまで反映されているのだ。

先日配信が開始された「Veranda」は、12ヶ月連続リリースの第一弾になる作品。レイドバックなサウンドに寄り添う、柔らかく深い歌声が心地よいナンバーに仕上がった。目まぐるしい日々に疲れてしまったときは、ぜひ耳にしてほしい。

UEBO アーティストページ

提供:BIG UP!zine
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