ヴァイオリニスト・諏訪内晶子が芸術
監督を務める『国際音楽祭 NIPPON 2
020』 プログラムの一部を2021年2月
に開催 オンライン配信も

ヴァイオリニストの諏訪内晶子が芸術監督を務める、『国際音楽祭 NIPPON 2020』。2021年2月9日(火)~2月16日 (火)に開催することを発表した。
本音楽祭は、20年2月に開催されたが、残念ながら3月の公演やプロジェクトは、新型コロナウイルス感染拡大により中止となった。だが、この度、予定されていたプログラムの一部を、2021年2月に東京・名古屋・釜石にて行われることとなった。また、今回はオンライン配信の準備も進めているとのこと。
諏訪内がテディ・パパヴラミ (Vn)、鈴木康浩 (Va)、アンリ・ドゥマルケット (Vc)、阪田知樹 (Pf) の精鋭らとともに繰り広げるニ夜の室内楽プロジェクトでは、<Akiko Plays MODERN with Friends>として、「ブラームスのピアノ三重奏曲第3番」、「ドヴォルザークのピアノ五重奏曲第2番」他を演奏する。
テディ・パパヴラミ (c)Jean-Baptiste Millot
鈴木康浩
アンリ・ドゥマルケット
阪田知樹 (c)HIDEKI NAMAI
<Akiko Plays MODERN with Friends> では、諏訪内がライフワークとして取組む現代音楽の紹介。音響表現者の有馬純寿を迎えて諏訪内自身の多重録音によるライヒのヴィオリン・フェイズ、オーンスタインのピアノ五重奏曲、世界初演作を含む川上統の組曲「甲殻」などを披露。
有馬純寿
その他、名古屋で『ミュージアム・コンサート I & II』、岩手で『東日本大震災復興応援コンサート in 釜石』、未来の音楽家のための『マスタークラス』を予定しているそうだ。『ミュージアム・コンサートII』には、有田朋央(Viola)、上野通明(Cello)なども出演する。
有田朋央
上野通明 (c)Sihoo Kim
多様な公演やマスタークラスを通じて、一人でも多くの方々に音楽の愉しみ、音楽の持つ力をお届けできるよう諏訪内晶子と共に努めていく、とのこと。
諏訪内晶子 メッセージ
諏訪内晶子 (c)Kiyotaka Saito
国際音楽祭 NIPPON 2020 に寄せて
2020年2月、国際音楽祭 NIPPON2020 が開幕し、東京と名古屋で満場のお客様にお集まり頂きました直後、新型コロナウイルスの感染拡大により、瞬く間に世界の日常が大きく変わりました。
音楽界をとりまく状況は残念ながら一変してしまいましたが、“音楽がある日常”を強く願い、そして今できることを一つずつ形にしていきたいと思っております。思いを共にする素晴らしい仲間たちと一緒に、2020年3月に予定されていたプログラムの一部を2021年2月に改めてお届けいたします。そして、今回はオンライン配信による演奏もお楽しみいただけるように準備を進めております。
皆様の前で演奏できる日を、待ち遠しく思います。穏やかで安心に満ちた生活が一日も早く戻ることを祈りつつ、またお目にかかれる日を楽しみにしております。

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