羽田美智子、阿知波悟美、山野史人が
出演 劇団ONEOR8『グレーのこと』-
2021ver-が水戸芸術館ACM劇場で上演

2021年2月4日(木) 水戸芸術館ACM劇場において、劇団ONEOR8(ワンオアエイト)『グレーのこと』-2021ver-が上演される。
本作は、2017年の浅草九劇での初演に引き続き、舞台・映像と活躍する阿知波悟美、劇団青年座からは劇団を代表する俳優・山野史人、そして茨城県常総市出身で映画・テレビと幅広く活躍する羽田美智子が出演、作・演出は田村孝裕が手掛ける。
劇団ONEOR8は、1997 年に舞台芸術学院の仲間で結成。1998年にONEOR8(ワンオアエイト)として『まほろばにて』で旗揚げ。現在、座付き作家兼演出家の田村孝裕を中心に、恩田隆一、和田ひろこ、野本光一郎、冨田直美、伊藤俊輔、山口森広の計7 名で構成される劇団だ。ありふれた日常的空間を舞台に、登場人物の多くは地味でどこか弱さのあるキャラクターで、普段は目を向けられることの少ない者や弱き者を打ち消すことなく、その内面の本質を見つめることを忘れない作風で高い評価を得ている。
時にやさしく、時にあらわに、時にユーモアをもって人間を描写し、切なさややるせなさといった感情を紡ぎ出す会話劇は、その独特で柔らかな空気で客席を包み込む。現代の人間が持つ“狂気”や“影”といった内面の部分もクローズアップしながら「家族」や「仲間」などの在り方や存在意義を描く。劇団員に加えて毎回豪華なキャストが客演して、物語世界を広げている。
このたび金子翠役を演じる羽田からメッセージが到着した。
羽田美智子メッセージ
羽田美智子
3年前の『グレーのこと』。とてつもなく素敵な体験をさせていただいた舞台でした。
田村さんの描く天地間に存在するグレーな世界、そして人間のグレーゾーン。
演じていて自分の足場が根こそぎ崩れていくような感覚に襲われながらも、なんとも言えない至福感に包まれる、得体の知れない後味。達者な舞台の先輩達とともに過ごした時間は[初体験]の連続でした。
再演ということも[初体験]な私ですが、あれから3年たった私達がどんな風に演じられるのか。
ゼロから始めましょうと仰る田村さんから、また何か知らない私が引き出されてしまう[初体験]が待ってる予感があります。まだ見ぬグレーの扉を開けた先に何が見えるのか、、、楽しみです。
あらすじ
ここは天国でも地獄でもない死後の世界。
死者が来世、「何に生まれ変わるべきか」を決める会議室である。
死者の生涯はデータ化され、そのファイルを持った評議員が集う。
本日の議題は、とある事件を起こした金子翠(かねこ・みどり)について。
翠本人を交え、議論が行われていた。
死者の多くは人間への輪廻転生を希望するが、翠は頑なに人間を拒否している。
どうやら生前住んでいたアパートの住人たちとの関係にその原因があるらしい。
「彼女のような悪人を、人間に生まれ変わらせるべきではない」
ある評議員の一言がきっかけで、翠の起こした事件が明るみになっていく。
金子翠は善人か、悪人か…
住人らの行為は善意か悪意か…
現世とあの世の狭間にあるグレーな世界で
白黒はっきりしない議論は続いてゆく…

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