#playthemoment『たかが世界の終わり
』が最後の再配信~驚異のワンカット
長回し撮影映像

故・蜷川幸雄の許で育った俳優たちを中心としたユニット“第7世代実験室”による新たな試み=「#playthemoment」が、2020年11月1日(日)20:00より『たかが世界の終わり』の再配信をおこなう。去る10月24日の初回配信で圧倒的な反響を呼んだ本作品は、1時間50分のワンカット長回し撮影で挑む、無観客の配信舞台だ。
戯曲の作者は、フランスの劇作家ジャン=リュック・ラガルス(訳は齋藤公一 ) 。不治の病により余命僅かであることを知った34歳の青年・ルイが、長年会うことを避けてきた家族の元へ帰郷し、病を打ち明けようとするが……。 コロナ禍で危機に立たされた演劇界の人々の抱えている想いと、主人公・ルイの物語とが織り重なってゆく。1時間50分にも及ぶ驚異的なワンカットの長回し撮影は、カメラが舞台上の俳優たちの間を絶えず動き回り、細やかな表情を文字通りノーカットで映し出す。
舞台ならではの緊張感と物語に入り込んでしまったかのような没入感を生んだこの試みに対して、初回配信の際には「圧巻の迫力とカメラワーク」「映像とは思えないまさに舞台の熱量」「これまでの“配信”や“舞台”の概念を覆した」と視聴者から驚きと感動の賛辞が多数寄せられた。
先頃、「YouTubeダイナナチャンネル」にて公開された対談では、翻訳家・松岡和子氏より「映像と舞台の狭間、今まで見たことのないアプローチで素晴らしい矛盾。とにかく面白かった」、演劇ジャーナリスト・徳永京子氏より「これは脅威に感じてもらっていい存在、集団。彼らの意地や冒険心が上手いことに掛け合わさっていて面白い。時間を拝借して(多くの方に)見てもらえたら」との声が上がった。
本作で主人公・ルイを演じるのは、今春話題を呼んだ映画『his』で宮沢氷魚とW主演を務め、さらに主演映画『佐々木、イン、マイマイン』((11/27公開)が東京国際映画祭のTOKYOプレミア2020 に選出され、ドラマ『観察医朝顔 2』の放送も控える、今季最注目の若手俳優・藤原季節だ。
また、蜷川幸雄氏の下で研鑽を積んださいたまネクスト・シアターからは、ルイの弟アントワーヌ役を内田健司、その妻カトリーヌ役を周本絵梨香、ルイの妹シュザンヌ役を佐藤蛍が演じる。そしてルイの母親役は、第18回読売演劇大賞優秀女優賞受賞の銀粉蝶が演じる。 その他、劇を支える“俳優たち”として髙橋英希、角健士、長尾稔彦、サカベカズミ、石原滉也、宮本伊織、中山慎悟らが参加。演出は内田健司が出演と兼務でおこなう。
本作の再配信は、11月1日(日)20時より。今後、再配信の予定はない為、これが最終配信となる。

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