100byKSR Directory No.49 – 53 2週
に渡って一挙31曲リリースを行った『
100byKSR』特集第11弾。andrew、HAI
IRO DE ROSSI、pedestrian、Bagus!、
illumiが登場!

レーベル/プロダクション〈KSR〉によるアーティスト支援プロジェクト、 『100byKSR』(https://100byksr.com/) の2次採用楽曲が10月2日(金)、9日(金)と2週連続で31曲がリリースされた。

AwichkZmなど〈YENTOWN〉関連の作品やJP THE WAVY、YOSA & TAARなど、多岐に渡るアルバムなどの作品リリースを手がけている〈KSR〉。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、音楽活動の場所や機会が奪われているアーティストへの生活支援を目的として立ち上げられた本プロジェクトでは、アーティストから楽曲を募集・選考の後、採用された楽曲に対して制作費15万円を支給。合計100曲の楽曲の採用とリリースを行う。
Spincoasterでは本プロジェクトに採用されたアーティストたちに簡易的なインタビューを敢行。本プロジェクトに選出されたアーティストのルーツやバックグラウンドを紐解くことに。第11回目となる今回は、1次採用枠から最後のリリースとなった〈TREKKIE TRAX〉のandrew、セルフ・タイトルを冠した7thアルバムのリリースも記憶に新しいHAIIRO DE ROSSI、今年リベラル a.k.a 岩間俊樹を中心とする〈slugger PRODUCTION〉への加入が発表されたpedestrian、昭和ラスト世代の6人組ラヴァーズ・ロック・バンド・Bagus!、神戸拠点のミステリアスなラッパー・illumiの5組のショート・インタビューをお届けする。

Text by Takazumi Hosaka


andrew

(1)簡単な自己紹介をお願いします。

東京を拠点に活動している1993年生まれのプロデューサー/DJです。レーベル〈TREKKIE TRAX〉の立ち上げから現在も運営に携わりつつ、block.fmで放送されている 『TREKKIE TRAX RADIO』(https://block.fm/radios/536) のラジオ・パーソナリティを務めています。

制作はクラブ・トラックがメインですが、最近はラッパー・なかむらみなみのトータル・サウンド・プロデュースも手がけています。

DJとしてはもうすぐ6周年になる毎月第二木曜日のレギュラー・パーティ『ANDREWラウンジ』(at 東京・新宿ドゥースラー)を主催しつつ、過去には『ULTRA JAPAN Fes 2015』や『TREKKIE TRAX CREW』のコア・メンバーとしてはアメリカ、台湾へのツアーや『EDC JAPAN 2019』への出演もしています。

(2)音楽活動を始めたきっかけは?

高校生の時に90’sのヒップホップが好きになりまして(A Tribe Called Questなど……)バイトして貯めたお金でサンプラーのMPC1000を購入しビートを作り始めたのが最初の活動でした。そこから何故か軽音部でYMOのコピー・バンドをしたり、クラブ・ミュージックに段々傾倒しはじめてDJをスタートしました。(初めて遊びに行ったクラブは確かDerrick Mayが出演しtDOMMUNEでした)

「Aki85」というクラブで『U-20』という20歳以下のDJのみのパーティがありまして、高校卒業のタイミングにそこに遊びに行ったところからSeimei、Carpainter、futatsuki、bankらと出会い、「DJするには曲を出さねば!」という思いから〈TREKKIE TRAX〉を立ち上げました。

(3)今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

今の自分の音楽性に直接反映しているわけではないかも知れませんがオール・タイム・ベスト・アルバムはA Tribe Called Quest『Low End Theory』です。サンプリングの遊び心と音楽的な洗練性が両立されていて今でも発見があります。
DJに関してはMelé『60 min Boiler Room DJ Set』、Bok Bok『ESSENTIALS Vol. 1』。
直球と言いつつも結果出来たのはUKファンキーやトライバルを意識したパーカッションにファンシーなMIDI感あるシンセを混ぜ込んでいてハウスにしては異形だと思うのですが、その中でもスッと聴けるような爽やかなバランスが個人的にも気に入っています。

レーベル・メイトのSeimei曰く「Louie Vega的なNYハウスとゲーム・ミュージックを掛け合わせたような曲」と言ってくれたのですが、これが凄く的を射ていると思います。

(5)今後の展望は?

直近では自分のレーベル〈TREKKIE TRAX〉から、ラッパー3名を客演に迎えたシングルをリリースしました。こちらはクラブを意識したトラックに攻撃的なリリックが乗った意欲作なので、ぜひチェックしていただきたいです。
あとは引き続きなかむらみなみのプロデュースや他ラッパーへのビート提供も動いています。最終的には自分のDJスタイルであるヒップホップやダンスホール、グライムとクラブ・ミュージックをハイブリッドに織り混ぜるスタイルを自分のリリースにも反映させられたらなと、そして来年あたりには個人名義での作品集もリリースしたいですね。

(3)今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

Mos Def、Common、甲本ヒロトKendrick Lamar、EMINEM

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

僕のアルバムで1Co.INRにプロデュースしてもらい、独特のグルーヴに惚れ込み、同い年ということもあって、「何か今後もやりたいね」と話していたところ今回の企画に出会い、共作に至りました。

(5)今後の展望は?

今後もこの2人での楽曲は作っていく予定です。また、11月21日(土)にHAIIRO DE ROSSIの ワンマンが東京・表参道WALL&WALLにて開催(http://wallwall.tokyo/schedule/haiiro-de-rossi-forte/) されます(配信もあり)。ぜひ来て下さい。
Cotaくん(DWS / PERIMETRON)も昔っから沢山刺激を与えてくれます。

挙げたらキリ無いです……。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

emiちゃんとは前回の「Spare time love feat. Eminata」で共演して手応えあったし、前回制作に協力してくれたメンバーでまた作りました。
制作に関してはみんなに直接会うことなかったでしたが、スムーズに進みました。参加してくれた美里ちゃん(Key.)やリューヤ(Dr.)は僕の制作に沢山関わってくれてるのでだいぶ理解されてると思います。

(5)今後の展望は?

今現在色々な方と作品を作っていますが、自分自身もっと生を実感できるような作品を作りたいです。脳の内側で処理するんじゃなく、脳の外で感じたいです。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

コロナの影響でライブができなくなってしまったので、その代わりに『Lovers From Home』という宅録企画をスタートさせました。

(5)今後の展望は?

長期的な目標は、お茶の間に自分たちの音を届けることです。近々の活動はコロナ次第ですが、上記の『Lovers From Home』はもうしばらく続けるつもりです。ただ、ライブを中心に活動してきた身としては、気兼ねなくライブができるようになれば良いなという気持ちはあります。

とはいえ、今回の騒動でライブ活動以外の活動もスタートできましたし、それが今回のこちらの企画での採用にも繋がったので、悪いことばかりではなかったと感じます。今後も、今回のような「急で大きな環境変化」はきっと起きると思います。もし、その時がきても「変わることも悪くない」というスタンスでいれるよう、日々を過ごしていきたいですね。

(2)音楽活動を始めたきっかけは?

友人のライブを見て自分も歌ってみたいと思った。

(3)今の音楽スタイルに影響を与えたアーティスト、作品などを教えて下さい。

Maye「Tú」、Raveena『Lucid』、Noname『Telefone』、Pogo「Younghood」、Galdive「Sorbet」、コレサワ「J-POP」。

(4)今回リリースされる作品はどのようにして生まれたのでしょうか?

1月に1stシングルとして「illumi in pink」という曲をリリースしているのですが、その曲の続きだと思って聴いてもらえるとわかりやすいと思います。loveとpeaceの共存は案外難しいです。もう全部忘れて真っ白になりたいような時に書いた曲です。

(5)今後の展望は?

今年中に女性のポップ・シンガーとの共作のEPをリリースする予定です。

Spincoaster

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