TWICE「MORE & MORE」の歌詞は宣戦布告⁈いろんな解釈が出来ておもしろい!

TWICE「MORE & MORE」の歌詞は宣戦布告⁈いろんな解釈が出来ておもしろい!

TWICE「MORE & MORE」の歌詞は宣戦布
告⁈いろんな解釈が出来ておもしろい

自尊心に満ちた女性を連想させる楽曲

TWICE「MORE & MORE -Japanese ver.-」Music Video(Short ver.)
TWICEの日本で3枚目となるアルバム『#TWICE3』は、オリコンの週間ランキングで初登場1位を獲得。
そのアルバムに収録されている『MORE & MORE』は、ダイナミックかつキャッチーなダンスやリフレインの楽器音が特徴的な、トロピカル・ハウスというジャンルを取り入れた楽曲です。
特徴的な振り付けはイギリス出身のダンサー、キール・トゥーテンが担当しました。
彼は他にも『FANCY』や『Feel Special』などの振り付けを考案しており、それ以外にもBLACKPINKやITZY、NiziUなど数多くのK-POP女性アーティストの振り付けに携わっています。
また、歌詞は新進気鋭のシンガーソングライターBIBIとプロデューサーのJ.Y. Parkが共同で制作し、注目を浴びました。
日本語版の歌詞は、原曲の韓国版にかなり忠実に作成されています。
それでは、歌詞について読み解いていきましょう。

MORE & MORE -Japanese ver.- 歌詞 「TWICE」
https://utaten.com/lyric/qk20065005
AメロとBメロの部分では、想いを寄せる相手が絶対に自分の方へ振り向くだろうという自信に溢れた女性の姿が感じられます。
“お世辞はやめる”という言葉から、これまでは遠回しに表していた自分の気持ちを、包み隠さず伝えていこうという決意が垣間見えるようです。
また、“憎まれても心配はしない”、“Cause I know you”という歌詞からは、どんな形で自分の想いを伝えようとも、突き放すような態度をとる人では無いだろうという相手への信頼感の高さがうかがえます。
“どんなに必死で避けようとしても、私からは逃れられないよ”という脅しとも捉えられる内容の一節からは強い執着心を感じ、少し恐怖すら覚えますね。
片思い、両想いに関わらず、長い間好意を持っている人に対しての心情を綴っているのかもしれません。
抑えきれない欲望があふれるサビ
MORE & MORE -Japanese ver.- 歌詞 「TWICE」
https://utaten.com/lyric/qk20065005
サビでは恋愛にのめり込むほど、もっと相手のことが欲しくなる様子がはっきりと表されているようです。
自分の気持ちは“止めたくないし止められそうにない”という言葉からは自分の意志では止められない生々しい欲望が感じられます。
また、MVでメンバーが着用していた衣装から見て、ヒッピー達のことも象徴されているようですね。
ヒッピーとは1960年代にアメリカで出現し始めた、反社会的思想から自然に帰り、本能のまま自由に生きることを目指す人たちを指します。
彼・彼女らは肉体や精神を解放することで自由を得ることを望み、性に奔放で、精神を拡張させる薬物を公然と使用していました。
そういった歴史背景を鑑みると、依存性の高い薬物や性への欲求をほのめかしているとも考えられますね。
ただ、“止められそうない”という歌詞の部分は日本語としておかしいので、なぜ“止められそうにない”としなかったのか。
次の歌詞への間隔は短すぎるというわけでも無いので、「に」1文字くらいなら少し早口で歌えば問題無く伝わりそうですよね。
こういった所もファンの間では物議をかもし、様々な考察がされています。
ラップに真実が隠されていた!?
MORE & MORE -Japanese ver.- 歌詞 「TWICE」
https://utaten.com/lyric/qk20065005
ここで人の恋人を奪う者を指す“泥棒猫”という単語が登場していることから、歌詞に描かれている恋は略奪愛だったのかもしれません。
倫理的に悪とされる恋愛ほど燃える人も世の中にはいるようなので、その人達の心のあり様を表現しているのでしょうか。
“先に謝る”という前置きからは、むしろ潔さすら感じられますね。
しかしこれはあくまで韓国語版の歌詞を日本語に直訳した場合であり、韓国語でこの単語本来の意味は「野良猫」ですので、そうなると全く意味が異なってきます。
性別に関わらず恋愛は追われると冷める人達が一定数いるようですが、この恋は果たしてどうなってしまうのか、先行きが気になりますね。
さまざまな音楽性の楽曲でいつも最高のパフォーマンスを披露するTWICEが、今後もK-POP界に新たな風を吹かせていくであろう姿に期待が高まります。

TEXT isobeko13o

UtaTen

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