シエナ・ウインド・オーケストラ、延
期していた50回目の定期演奏会を8/3
0に万全の体制で開催

シエナ・ウインド・オーケストラが、通算50回目となるアニバーサリー定期演奏会を2020年8月30日(日)にホームグラウンドでもある東京・文京シビックホール・大ホールで開催する。
本公演は当初、7月4日(土)に同所で予定されていたが、新型コロナ感染症拡大防止に伴い延期となった。そんな中、シエナ・ウインド・オーケストラでは、公演開催に向けて7月4日(土)と6日(月)の2回に分けて検証試演会を実施した。新日本空調株式会社の協力により、微粒子可視化システムを用いて、文京シビックホール舞台上で飛沫の可視化実験や浮遊粒子量の計測を行い、同社のクリーンルームにて楽器個別の発塵特性について可視化実験による調査を行った。
飛沫検証実験 ホールでの模様
飛沫検証実験 クリーンルームでの模様
木管楽器、金管楽器の飛沫飛翔を微粒子可視化専用高感度カメラ「アイスコープ」で撮影し、ポータブル微粒子可視化システム「Type-S」で検証。この検証試演会を受け、コンサート当日は各演奏者の間隔を1m~1.5m空け配置することを決定。客席については張出舞台を設置することにより、通常の舞台面から8列分の距離を確保し、さらに前後左右1席づつ空けることを決めた。また入場時には観客の検温と消毒の協力及びマスクの着用を求め、休憩中の飲食や会話などを回避するよう呼びかけ、新型コロナ感染拡大を防ぎ、演奏会を行う予定だ。
シエナ・ウインド・オーケストラは、『BRA★BRA FINAL FANTASY』シリーズや『”ブラバン・ディズニー!”コンサート』シリーズの演奏で知られているが、結成されたのは1990年。今年で30周年を迎える国内屈指の名門・吹奏楽オーケストラだ。
本定期演奏会は、アニバーサリー・コンサートに相応しく、吹奏楽プレイヤーやファンの間で絶大な支持と人気を得ているアメリカ人作曲家、ジョン・マッキーの作品のみで構成する大胆なプログラムとなっている。メインプログラムである、吹奏楽のための交響曲「ワインダーク・シー」は世界的に稀にみる吹奏楽大国日本において、吹奏楽コンクール自由曲の大変な人気曲で、多くのアマチュアバンドが演奏。約30分もかかる大曲で、コンサートのメイン曲として取り上げる団体も多い。
原田慶太楼
指揮は、シエナと初タッグを組んだ2019年第48回定演での熱演も記憶に新しい、原田慶太楼が担う。アメリカのみならず日本の主要オーケストラでも次々とデビュー、近年目覚ましい活躍ぶりをみせている若手指揮者で、2020/2021シーズンから米・サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽監督兼芸術監督に就任する。ソプラノ・サクソフォンには、2018年にスロヴェニアで行われた第9回国際サクソフォン・コンクールで初の女性優勝者となった住谷美帆が客演で参加する。
住谷美帆
またアンコールの「星条旗よ永遠なれ」は演奏を予定しているが、恒例の観客参加コーナーは密を避けるため、今回は実際されない。

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