我喜屋位瑳務による記憶を紡いだ個展
「Pineal body」開催

繊細な感性より蘇る、我喜屋位瑳務の作
品展

(c)Isamu Gakiya

イラストレーターとアーティスト、二つの側面から自身の世界を構築する我喜屋位瑳務(がきやいさむ)。25歳より作家活動を開始した彼は、マテリアルや手法を問わず、自身の記憶や夢をたよりにこれまで制作を続けてきた。
彼の作品にある、絶妙な曲線の筆圧や画面構成などからみてとれる繊細な感性はこれまで多くの展覧会やメディアにて発表され多角的な評価を獲得。
椎名林檎RHYMESTERといった音楽アーティストのCDジャケットを手掛けるなど、雑誌カバーや広告など多岐に渡って活躍している。

誰もが持つ過去の記憶や昨日みた夢。そんな視覚的表現が困難でありながらも確かな存在を、我喜屋は彼のフィーリングをもってアウトプットすることで自身の世界を拡張。
鑑賞する我々にも一種のエモーショナルな感覚として共有され、空間に心地よさをもたらす。
(c)Isamu Gakiya

我喜屋位瑳務プロフィール

イラストレーター
沖縄県沖縄市出身、東京都在住。
イラストレーターとして活躍する一方で、美術館での展覧会や芸術祭に参加するなど、アーティストとしての活動を続ける。
沖縄県で生まれ育った我喜屋は、沖縄に残るアメリカ文化の名残に影響を受けており、彼が創り出すイメージは、戦後アメリカのホラー、SF映画やアメコミが持つ世界観を感じさせるとともに、多様なメディアを使用することで紡がれる様々な時間と場所が混在したイメージ、成熟した現代社会のなかで無数の価値観と大量の情報の中で暮らす私たちの姿を映し出している。
(c)Isamu Gakiya

本展「Pineal body」は過去作のドローイング、コラージュに合わせ、本展に合わせ制作された大型作品を展示。 自身と向き合うように作品とも誠実に相対する我喜屋位瑳務(がきやいさむ)の世界を、存分に鑑賞できる空間に。
また、オープニングは展示会場にて作家本人を招き開催予定。
貴重なこの機会を逃がさず、是非とも足を運んでいただきたい。

会期:2020 年3月27日[金]-2020年4月5日[日](無休)
オープニング2020年3月27日[金] 18時 – 21時
会場:COMMON 東京都渋谷区神宮前6-12-9 1F
時間:13:00 – 19:00
TEL : 03-6427-5834
HP : http://www.gallerycommon.com

我喜屋位瑳務による記憶を紡いだ個展「Pineal body」開催はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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