西川貴教「劇場を揺らします!」 Q
UEENの名曲や自身の楽曲をステージで
熱唱『バーン・ザ・フロア』合同記者
会見

2020年5月28日(木)~6月1日(月)東京・日本青年館ホール、6月3日(水)~8日(月)大阪・クールジャパンパーク大阪 WWホールにて、ダンスカンパニー『バーン・ザ・フロア』が開催される。
本公演は、ブロードウェイを始め、世界30ヵ国以上で観客を魅了し、日本では過去10回の来日公演で約50万人を熱狂の渦に巻き込んできた。ワルツやタンゴ、サンバにルンバなどをはじめ、ストリートダンスやコンテンポラリーダンスの要素まで、バラエティに富んだジャンルのダンスが、多彩な楽曲にのせて繰り広げられるパワフルなステージは、まさに“ダンスのフルコース”と称されている。そんな究極のダンスエンタテインメント集団が2020年、さらなる進化を遂げて日本に帰ってくる。
『バーン・ザ・フロア』メインビジュアル
2年ぶりとなる本公演では舞台と客席の距離が近い会場に変更し「Bohemian Rhapsody」や「We Will Rock You」などQUEENのヒットナンバーが新登場する。誰もが知っている名曲に乗せて世界トップレベルのダンサーたちが鍛え抜かれた肉体を駆使し、卓越したダンステクニックを披露する。さらに、スペシャル・ゲストシンガーとして出演する西川貴教と、『仮面ライダーゼロワン』主題歌「REAL✕EYEZ」(J✕Takanori Nishikawa)で日本公演初のコラボ演出が決定した。日本の楽曲が『バーン・ザ・フロア』で披露されるのは今回が初となる。そんな大役を任された西川が2月27日(木)大阪で合同記者会見を開き、競演への思いを語った。
まず、日本人初のスペシャル・ゲストシンガーに選ばれた率直な感想を聞かれ、「最初、誰かと間違えてるのかと思い、何度も確認しました(笑)」と笑いを誘いつつ、「話を詳しく聞くと、歌に注目していただけたということで、それがとても光栄に思っています。今回、世界的なナンバーを歌うこと自体とても緊張していますが、世界トップレベルのダンサーとコラボレーションできることはまたとない機会なので、頑張りたいと思います」と意気込み十分。
西川貴教
公演に向けて楽しみなことを尋ねられると、「これまで舞台やミュージカルでは経験したことのない競技ダンスという分野で、同じステージに立ちその世界を目の当たりにできる絶好の機会ですので、彼らから思いっきり刺激を受けて自分の成長に繋げていきたいです」と抱負を語った。
記者からQUEENの楽曲を歌うことについて聞かれると、「最近色々やらせていただく中でご縁を感じることがあるのですが、昨年、今回の公演でQUEENのナンバーを使うと聞いたちょうどそのとき、NHKの『名曲アルバム』の中で東京フィルハーモニー交響楽団の皆さんと「ボヘミアン・ラプソディ」を歌う機会があって、それを聴いてくれてオファーがきたのかなと思いました。その時、緊張しながらも作品として歌わせていただいて、それがこのような別のかたちで次に繋がっていくことが嬉しい。フレディ・マーキュリーのファンの皆さんに、“これなら許してやってもいいかな”と思ってもらえるよう精いっぱいリスペクトして歌わせていただきたいと思います!」とQUEENで繋がったご縁エピソードを紹介。一方、ダンスについて聞かれると「嫌いじゃないんですが……めちゃめちゃ苦手なんですよ」と苦笑しながらも「もし演出にダンス要素があったら、やるしかないですよね。できれば褒めて伸ばしてくれる人たちだと嬉しい(笑)」と冗談を交えつつ意欲をみせた。
自身の楽曲「REAL✕EYEZ」とのコラボレーションについての質問には、「『バーン・ザ・フロア』のステージを初めて観たとき、ダンサーそれぞれに得意なステップがあって個性も違う……。世界中から特殊な能力を持つヒーローを集めた、アベンジャーズみたいな集団だなと思った。今回『仮面ライダーゼロワン』という令和第1作目となる仮面ライダー作品の主題歌をやらせていただいているのですが、彼らにぴったりだと思って提案させていただきました」と経緯を紹介。そんな外国人ダンサーたちとの競演については、「体格の大きいダンサーもいれば小さい人もいるが、ダンサーたちに見劣りしないよう意識したい。世界中を飛び回っているカンパニーなので、公演終了後に、“西川は良かったな。これからも一緒にやりたいな”と思ってもらい海外公演に呼んでもらえたら嬉しい。そう言ってもらえるよう頑張りたいですね」と語った。
西川貴教
『バーン・ザ・フロア』を初めて観る方たちに向けて見どころを尋ねられると、「実際観るとスポーツを観ている感覚で、ダンサー自体の身体能力のすごさを感じる。僕も体を鍛えているのですが、この公演に向けてトレーニングメニューを変更して鍛えています(笑)」とお馴染みの筋肉ネタもポロリ。また「『バーン・ザ・フロア』の良いところは、客席と一体となって体感できる臨場感がウリだと思う。実際に観て思ったのは、そのダイナミックさでした。僕らは音楽で空気を揺らしていくけど、彼らはからだで表現して空気を揺らしていく……。彼らのパフォーマンスに負けない歌で、ともに空気を振動させていきたいですね。その臨場感を体感していただきたいです」とコメントした。
最後に、「まだ世界で誰も観たことがない『バーン・ザ・フロア』をお届けるできることは嬉しい。こういった機会で世界トップレベルのダンサーと競演できることで、僕自身も成長していきたいと思っています。世界で唯一の『バーン・ザ・フロア』をぜひ体感しに来てください!」とメッセージを送った。
西川貴教

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