L→R 吉田仁人、山中柔太朗、佐野勇斗、曽野舜太、塩﨑太智

L→R 吉田仁人、山中柔太朗、佐野勇斗、曽野舜太、塩﨑太智

【M!LK インタビュー】
芝居と歌、映像と音楽を融合した
新体制M!LKの第一弾

無限の可能性があるんだ!って
歌でも映像でも示してる

歌もフィルムも人生や気持ちの浮き沈みを描いていて、タイトル通り最後に虹が掛かるという締め括りも美しいですよね。3話目の「last moment」は今回最大の問題作というか…。

吉田
あれは俺らの中でも大波紋!
佐野
あれはズルい! 俺らでさえ“えーっ!?”ってなっちゃった。
曽野
家族を観てるような感覚で、ちょっと恥ずかしかったです。

働きもせず、女性と同棲して生活の面倒を見てもらっている役でしたが、演じてみていかがでした?

山中
あの…なぜか分かんないですけど、すごく自然体の演技でオーケーをいただきました。
全員
あはははは!
山中
僕自身、感情をどんどん表に出すタイプではないので、ああいう殻を破ってない感じとか、ずっと女の子に縋ってる感じとかが意外とやりやすくて。そんなに“準備してきた!”って感じではなかったです。金髪だったのも意外と良かったかなぁって。
曽野
ドラマとかも観ずに?
山中
全然ない。自然にスッと入れた…って、なんか嫌だな(苦笑)。ほんとにマンションのワンルームで撮ったんですよ。広くなかったのでカメラマンさんと僕らだけとか、相手役の女性とふたりだけで演技できたおかげで空気感も上手く作れたんです。
佐野
いや~恐ろしい! でも、山中柔太朗の真骨頂ですね。
山中
それこそM!LKのファンじゃない人に観てほしいよね。
塩﨑
なるほどね!

全体的に今回、大人っぽい曲が多いですよね。4話目の「DEAR LIFE」も恋愛モノで、曽野さん演じる宅配のバイトが配達に行ったら、高校時代に片想いしてた彼女がって。

曽野
ガチャッとドアが開いて“運命の再会だ!”って感激したら、嫌な男が出てきて“なんでコイツと!?”っていう。
塩﨑
あれは苦しい。
吉田
しかも、すごいムカつく感じで商品を持っていくんだよね。
佐野
その時の舜太の顔も良かった。
山中
最後も難しかったんじゃない? “なんでエレベーター来ねぇんだよ!”っていう芝居。
曽野
違う! あれ、ほんとにエレベーターが来なくてさ。焦って、“じゃあ、階段で!”って。
山中
あれ、アドリブ? すごいね! 太智くんとの会話シーンもムズそうだった。
吉田
なんか台詞が詩的だったよね。
塩﨑
ふたりとも日常生活ではなかなか言わないような熱い台詞が多くて、リアリティーを出すのが難しかったです。
曽野
“あの頃、俺たちにも未来あったよな”とか。
塩﨑
そう。熱い台詞が多いから、言ってるこっちもゾワゾワしながらね。
山中
普段は“だいちゃん”って呼ぶのに、話の中では“太智!”だったり。そのへんもメンバーだからこそムズい。

タイムカプセルを開けたあとの表情もグッときました。何か吹っ切れたような、心に決めたような。

佐野
このショートフィルムの監督が、たまたま撮影中のドラマでも一緒なんですけど、同じこと言ってました。“あの舜太の顔、めちゃめちゃ良かった”って。あの時、何を考えてたの?
曽野
いや、きれいだなぁと思って。前に川があったので。なんか振り切った感じでやりましたね。“次に行く”っていうか。
山中
そこで流れてる「DEAR LIFE」もいいんだよなぁ。
佐野
歌い出しの《Ready go!》とか、まんま舜太っぽいよ。
佐野
チャリを漕ぎ出しそうだよね。
曽野
実際ムービーの中でもチャリを漕いでいて、それで次に行くっていうか。今まで好きな子のことで止まっていて、そこから進めてなかったところがあったけど、“これから新しい世界に行くんだ!”“俺ら、まだ無限の可能性があるんだ!”っていうのを、歌でも映像でも示してるんです。
吉田
これ、スタジアムで歌ったら最高だよね。

「Don’t think, Jump!」では塩﨑さんが俳優志望という、職業的には一番M!LKに近い役柄を演じられてましたね。

塩﨑
ただ、自分は苦しい状態にいても友達の前では強がってるっていう友達にも見栄を張ってしまうっていうキャラが、自分とは真逆だったんですよ。僕、苦しい時は“苦しい”って言うし、楽しい時は“楽しい”って言うんで。
吉田
確かに!
佐野
5本のショートフィルムの中で、うちの家族のMVPは塩﨑太智だったんですよ。いつも“だいちゃん、かわいい”って言ってるけど、キリッとした感じの表情が良かったって。まぁ、もともとウチの家族、太智推しなんですけど。
山中
新しいところを見せてきたよね。“こんなのできるんだ!”って。
吉田
男っぽかったよね。
曽野
監督が“だいちゃんは悲しいことを言うシーンで逆に笑ってる”って言ってて、悲しいからこそ出る笑いというか、強がる笑顔というものが映像を観ていても響いてきたので素晴らしかったです。
塩﨑
うん。自分とはまた違う自分でやった。みんな、なんとなく本人から想像できる役柄だった分、自分の役に対しては“あれ? 全然自分じゃない”っていうのがあったけど、それが逆に良かったのかも。逆に曲のほうの「Don’t think, Jump!」は普段の塩﨑太智で合ってますね。“考えずに飛ぼう!”って。フィルムのキャラ的にはちょっと違うけど。
山中
物語の最後には、そうなるってことだよね。
塩﨑
そうそう! 最終的には熱い男になってる。

疾走感に力強い意志が乗った曲で、非常に胸を揺さぶられるものがありました。

曽野
俺も好き! ライヴでは何回飛べるかな。
佐野
飛ぶの? 
塩﨑
いや、飛ばないと思うな。ショートフィルムでは使われてないけど、勇斗、舜太、俺3人のユニット曲「We’re Here!!!」もアルバムには入ってて、これもめちゃくちゃ好きなんですよ! 今の大学生のパーリーピーポーみたいな感じの曲で、レコーディングもすごく楽しかった。
曽野
うん。楽しかったよね。
山中
太智くんパートに“イルミネーション”っていうワードがあって、実際イルミネーションが好きそうだったりするし、この曲ってだいちゃんに合いすぎじゃない? 
佐野
そう! すごい合ってる。
塩﨑
しかも歌詞が意外と大人っぽいんですよ。
吉田
曲前のSEに乗る台詞も3人で録ってて、聴いててもマジで面白かった。

OKMusic編集部

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