75周年を迎える劇団俳優座がチェーホ
フの戯曲『かもめ』を上演

2020年3月27日(金)~29日(日)北沢区民会館(北沢タウンホール)劇団俳優座が 『かもめ』を上演する。
『かもめ』は、ロシアの作家アントン・チェーホフの戯曲で、チェーホフが劇作家としての名声を揺るぎないものにした代表作であり、ロシア演劇・世界の演劇史の画期をなす記念碑的な作品である。後の『ワーニャ伯父さん』、『三人姉妹』、『桜の園』とともにチェーホフの四大戯曲と呼ばれる。
今年で75周年を迎える劇団俳優座が、劇団の財産としているロシア演劇の中から『かもめ』に挑む。
[あらすじ]
女優のアルカージナと愛人の小説家・トリゴーリンが滞在しているソーリン家で、アルカージナの息子・コースチャが、恋人・ニーナを主役にして自分の書いた劇を上演する。その際、アルカージナはニーナを褒め、夢を叶えなさいとトリゴーリンを紹介する。しかし、ニーナはトリゴーリンに名声への憧れを抱く。嫉妬に狂ったコースチャは、トリゴーリンへの決闘を申し込んだり、自殺未遂をしたり、騒ぎを大きくする。その後、モスクワへ戻ろうとするトリゴーリンに、ニーナは自分もモスクワに出て女優になる決心をしたと告げる。2年後。作家として名を上げたコースチャは、ニーナのその後を聞く。トリゴーリンと結婚し、子を授かったものの、やがて彼に捨てられ、子にも死なれしまった。しかも、女優としても芽が出ず、今は細々と地方巡業をしているという。と、コースチャの仕事場に、巡業で近くに来ていたニーナが現れた。ずっと彼女を想い続けていたコースチ「ここにとどまってほしい」と懇願するも、ニーナはまたコースチャの元から去って行く。そして、そこに大きな銃声が鳴り響いた。

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